何も変え様としない

今年の日本シリーズでも４連敗を喫し、「日本シリーズで、“２年連続の４連敗”に終わった。」というジャイアンツ。「昨年は誰も責任を取らなかったけれど、幾ら何でも２年連続の大惨敗となったのだから、今年は原辰徳監督が責任を取らないとおかしい。」と思っていたけれど、予想通りと言うか、誰も責任を取る事が無かった。

「組織がきちんとした結果を残す事が出来なければ、問題点を徹底的に究明した上で、責任を取るべき人間に責任を取らせる。」というのが、真面な組織の在り方だと思う。先月の記事「続投する気なの！？」の中で詳しく書いた様に、「原監督は“長期決戦”には強いけれど、“短期決戦”には余りに無策。」としか思えないので、彼が責任を取らないというのは、個人的に全く理解出来ない。「パ・リーグで導入されているＤＨ制が、セ・リーグでは導入されていないから、セ・リーグのチームは日本一になれないのだ。」という論法で“責任回避”をした様だが、非常に卑怯だと思う。

シーズンオフに入り、ジャイアンツがしている事は「若手選手を早めに見切り、他チームから主力選手を引き抜く。」という旧態依然の手法。「何も変え様としない。」のだから、「来年もリーグ優勝を果たせたとしても、（恐らくは来年も日本シリーズに進出して来るで在ろう）ホークス相手には１勝出来れば御の字、最悪の場合“３年連続の４連敗”。」というのも充分可能性は在る。そうなっても又、「ＤＨ制がセ・リーグに導入されないからいけないのだ。」と言い張り、誰も責任を取らないのだろうか？（「自民党から出馬し、自民党所属の政治家になるのが夢。」と噂されている原監督だけに、２０２２年に行われる参院選迄の“繋ぎ”という感覚で、「来年も惨敗し様が、知った事では無い。」という事なのか。）