ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「無料じゃ無ければ駄目!」という考え方

2019年09月13日 | 時事ネタ関連

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吉野家に『牛丼、無料じゃないのか!』の声 災害時に民間企業は必ず無料で商品を配るべきなのか論争」(9月12日、TABLO

台風15号の被害で未だ停電・断水の被害が回復していない地域の在る千葉県で、吉野家の移動販売車「オレンジドリーム号」が活躍している事が話題になっています。

然し有料で牛丼を販売している事に対し、一部ネット上では「無料配布するべき!」といった声が寄せられていました。

台風15号の被害の影響で、店舗での営業が出来ない状態で在る吉野家296号線富里店は、店の前の駐車場で移動販売車「オレンジドリーム号」での営業を11日から開始しました。

SNS等では水も食料も無いといった千葉県の現状が嘆かれている中、此の「オレンジドリーム号」に救われたといった千葉県民の方も少なく無い様で、「本当に助かります。牛丼美味しいです。有難う御座います!!」、「有難いし美味い!」といった投稿Twitter等で見受けられます。

然し、一部ネット上では有料で販売している事に対し疑問の声が上がっており、「吉野家は、御金は取るのね。炊き出し的なやと思った。」、「話題性と、其の時の恩を売るには持って来い戦法。」、「オィオィ・・・吉野家さん、御金出して食え️って言っている場合じゃ無いですよね?無料配布するべきだと思う。中には、御金が無い人が多いと思いますよ。」、「被災者相手に商売するだけなのに、丸で慈善事業みたいにしてんじゃねーよ。」といったコメントが寄せられていました。

そういった意見に対し、「吉野家は、『被災地に炊き出しに行きます。』とは一言も言って無い。『被災したら、金を払わずとも良い。』という謎ルールは何だ?」、「吉野家も商売で在る以上、販売という形は取るのは普通だと思う。寧ろ財布を失ってしまった人に程、行政の支援物資供給が必要なんじゃないかな。物買える人達、そういう本当に困ってる人達のの物資に集る姿勢はどうかと思う。」、「金が在っても、飯は無い・・・そんな時に、当たり前に感じていた日常の一部を届けに来て下さった吉野家さん。有難いですね。」、「食える嬉しさよな。其れで無料で配れって騒いでる奴って、停電してない地域の奴等が騒いでるんやろな。有料でも、停電の時に食べ物在れば嬉しい。」といった声が上がっており、無料か有料かに付いては、賛否在る様でした。

何れにせよ、千葉県民の方々の不安な生活が、一刻も早く回復する様にと祈るばかりです。
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チャリティー番組に出演している芸能人が、ギャラを貰うのはおかしい!チャリティーは、無償で無ければ駄目!!」と、鬼の首を取った様に批判する人が居る。そういう人達は概して、「チャリティーに参加する連中は偽善者だ!」と主張したりする。

考え方は人其れ其れなので、「そういう考え方は、100%間違っている。」とは言わないけれど、個人的には「チャリティーに参加した場合、『ギャラを全く貰っては駄目!』というのはどうかと思う。ギャラを貰おうが、彼等が参加する事によってチャリティー活動が盛んになれば、其れは其れで良い事。又、偽善だろうと何だろうと、チャリティーに参加するという行為は評価出来る。偽善だ何だと批判するだけで、何も行動しない連中よりは、遥かに凄い事。」と思っている。

今回の吉野家の件、「無料で配布しなければ駄目!」というのは、自分も変に思う。企業としての吉野家は、業績的に必ずしも「安定状態が続いている。」とは言えないし、過去に“事実上の倒産”を経験した事も在るのだから、無料配布を強いるのは気の毒だ。「美味しい物を食べたい。」と願っている人達に、美味しい物を供給する態勢を整えただけで、一企業として評価出来る。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2019-09-14 09:57:54
こんにちは~
いち私企業に無料炊き出しを求めるというのは、ちょっと違いますね。
それを求める人は、仮に無料だったらそれはそれで、売名行為だと騒ぎ立てるのかもしれません。
いずれにしても、心がさもしいというかあさましいというか。
むしろ、税金を徴収している国、都道府県、市区町村に、こういう時こそ炊き出しなどを求めるのが筋でしょう。

話変わって。
チャリティー番組に出演している芸能人が、(通常の)ギャラをもらっているというのであれば、私は違和感を持ちます。
チャリティーとは私の解釈では、弱者に対する善意の支援、と考えます。
一般から寄付を募ったり、出品者が無料若しくは格安で商品を出し、購入者が通常より高い値で買い、その差額を寄付に充てる。
みんなが少しずつ善意を持ち寄る、そういう認識です。
そういうところに出て行って普通にギャラをもらうのであれば、普通に仕事をしているだけ、と見えてしまいます。

赤い羽根募金というのがあります。
かつては積極的に街頭募金に応じていましたが、ある時を境に募金をやめました。
事務局の人件費・運営費などに募金の大半が使われ、実際に対象者(施設等)に渡るのは半分以下ということを知ったからです。
運営者の無償の善意だけでは継続した活動は成り立たない、というのは分かっています。
しかし、街頭募金にしろ町内会経由での募金にしろ、末端で募金を呼び掛け集金しているのはボランティア、「善意のタダ働き」なのに、運営母体の職員が生活の糧にする給料をもらっているのであれば、まるでブラック企業と同じでしょう。
運営母体の事務局員が、本業を持っていながらの手弁当活動か、必要最低限の日当程度の報酬ということなら理解しますが。

チャリティー活動でギャラをもらうというのは、それと同じに見えてしまうのです。
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>悠々遊様 (giants-55)
2019-09-14 13:58:48
書き込み有り難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

今回の件、例えば「普段400円で販売している物を、被災地では1,000円で販売していた。」とかいうならば、“悪徳商法”だ何だと批判されるのは判るのですが、そういう訳では無いのだし、感謝している被災者が少なく無い以上、批判するのはどうかと思いますね。

赤い羽根募金等の募金活動、組織の上層部(其れも御飾りの様な存在)が、破格の給料を得ているのを知り、自分もそういう所へは募金しなくなりました。街頭でも、どう見ても胡散臭い募金活動が在ったりしますけれど、そういう所へも同様。自分なりに色々調べ、そういう妙な所が無さそうな組織を選んで、募金する様にしています。

「チャリティー番組に出演している芸能人達がギャラを貰っている。」事に関しては、色々意見が在るでしょうね。ギャラの額が高ければ、赤い羽根募金等と同様、「一部の人間が、破格の給料を得ている。」という批判も在りましょう。唯、赤い羽根募金等と違うと“自分”が感じるのは、高い対価を得ていたとしても、芸能人が参加している事で募金活動への関心が高まり、相乗効果が生まれるという点。(実際はどうか知りませんけれど)、勤務実態も不明な中、高給を食んでいるだけの連中とは、其の辺が違う様に感じています。
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