ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「落日」

2019年12月07日 | 書籍関連

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新人脚本家の甲斐千尋(かい ちひろ)は、新進気鋭映画監督・長谷部香(はせべ かおり)から、新作の相談を受けた。「笹塚町一家殺害事件」、「引き籠もりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。15年前に起きた、判決も確定している。」という事件を、手掛けたいと言うのだ。笹塚町は、千尋の生まれ故郷だった。此の事件を、香は何故撮りたいのか?千尋は、どう向き合うのか?“真実”とは、“救い”とは、そして、“表現する”という事は何なのか?
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湊かなえさんの小説落日」を読了したが、申し訳無いけれど時間を無駄にしたな。という思いしか無い。其れ程、読む価値の無い作品だ。

昨年、彼女の小説「ブロードキャスト」を読んだ際にデビュー作の『告白』以降、『同じ作風では駄目。』と変化させ様という努力の跡を感じた事も在ったが、基本的に彼女の作品は『
文章が稚拙で在り、ストーリー展開がワンパターン』なのが、どうしても受け付けなかった。でも、『ブロードキャスト』は、そういう悪い印象を覆してくれた感が在った。」とし、総合評価「星4つ」を付け、今後の作品に期待していたのだが・・・。

「落日」は、悪い頃の湊作品に戻ってしまった。「文章がだらだらと冗長で、読み進めるのが疲れる。」、「人の描き方が非常に浅く、魅力が全く感じられない。」、「設定や展開が御都合主義で、白けてしまう。」、「早い段階で、“結末”が読めてしまう。」等々、悪い面が多過ぎるのだ。本当にがっかりな内容。

総合評価は星2つ


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