ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「カチンと来る。」

2007年12月26日 | スポーツ関連
此処で宣言しておきます。僕は何が在っても、ずっと阪神。引退する迄、阪神で野球をやりたい。メジャーに行く気は在りません。」

クリスマス・イヴ新潟県柏崎市で開催された日本プロ野球選手会中越沖地震復興イベントで、タイガースの赤星憲広選手がそう宣言したそうだ。然る可きシステムに則ってで在れば、メジャーに行くのは選手個々の自由。唯、そうは思っていても「日本球界に骨を埋める。」という気持ちを持っている選手は、どうしても応援したくなる。

週刊プレイボーイ(1月7&14日号)」に載っていたイチロー選手のインタビュー記事がなかなか面白かった。*1手元に当該誌が無い(立ち読みで済ませた。)ので記憶に頼って書くが、次の様な趣旨のコメントが在った。

最近は『メジャーでどうしてもやりたいから行く。』では無く、『メジャーでも出来そうだから行く。』という日本人選手が増えている様に感じる。そういうのってカチンと来る。『メジャーでどうしてもやりたい!』っていうのが先だろって思うから。『メジャーでも出来そうだから行く。』って考えだったら大間違いだと思う。

3年前に「猫も杓子もメジャー挑戦」という記事で私見を書いたが、今回のイチロー選手の意見と全く同じ。プロ野球再編問題が起こった際、「プロ野球ファンの為に頑張る!」と散々口にしているものの、実際には自身の高待遇だけを追い求めている様な選手が少なからず見受けられ、正直白けてしまう自分が居た。メジャー挑戦を口にする選手の中に、メジャー”でも”何とかやれそう。日本球界よりもメジャーの方が”美味しい目”に遭えそうだから、メジャー行きをぶち上げてみるか。という思惑が透けて見えてしまう者がチラホラ感じられ、同様に白けた思いをしている。

上記した様に、然る可きシステムに則った上でのメジャー行きなら、それは選手個々の自由で在り、「正しい。」とか「誤っている。」という区別をするつもりは無いが、「どうしてもメジャーでやりたい!」という思いが感じられない選手には「どうぞ勝手に。もう日本球界に戻って来なくて結構ですから。」という気持ちだけだ。

AERA(12月24日号)」には「大リーグの攻勢で日本球界『広島化』」という記事が。川口和久投手や江藤智選手、金本知憲選手、新井貴浩選手、黒田博樹投手と、カープが地道に育成して来た主力選手達の”流出”が続いている。カープが他チーム(実質的には2チームだが。)の草刈り場になっている感すら在る。そして、「これからは日本球界自体が、メジャーの草刈り場になるのではないか。」というのがこの記事の趣旨。カープ・ファンが抱えて来た”哀しみ”を、他チームのファン達も抱える事になる可能性。記事の最後でエモやんが、次の様に警鐘を鳴らしている。

日本の野球界は、足元に火が点いている極めて深刻な事態です。このままでは球界全体が広島みたいになる。球団経営の在り方を球界全体で見直す事が急務だ。

*1 今春、マリナーズからの移籍も真剣に考えていたというイチロー選手。日本球界への復帰も視野に在り、その場合の移籍先はジャイアンツしか考えていなかったとか。実際に彼のエージェントが(ジャイアンツがキャンプを行っている)宮崎迄足を運び、情報収集を行っていたというのだから驚きだ。ジャイアンツ入りが消えた理由は次号で語られるそうだが、面白いのは「日本球界で復帰する際は、ジャイアンツしか考えなかった。」という理由。「強いジャイアンツならば全く移籍を考えなかったが、ボロボロになったジャイアンツならば加入する意味合いが在ると思った。」といった趣旨のコメントには、ジャイアンツ・ファンとして複雑な思いが。

コメント (16)    この記事についてブログを書く
« 「戦前の少年犯罪」&「モノ... | トップ | 律義者同士 »

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>toshi16様 (giants-55)
2007-12-28 23:44:26
書き込み有難う御座いました。

ヘッド・スライディングと言えば、一時期は亀山努選手の専売特許みたいな感じでしたよね。ガッツをアピールするプレーとも言えますが、何でもかんでもヘッド・スライディングというのでは見ている側も白けてしまうでしょうし、それこそ水戸黄門の印籠の如く、決める可き所で決めないとって感じなのかもしれません。

唯、仰る様に「駆け抜けた方が早い。」というのは在りますし、何よりも大怪我をする可能性というのは考えなければいけないのかも。桑田真澄投手や清原和博選手のPL時代の1つ上の先輩に清水哲氏(http://baseball.myeki.net/)という方が居られます。御存知かもしれませんが、彼は同志社大学の野球部でプレー中に二塁へヘッド・スライディングをした際、相手チームのショートと激突して首の骨を折り、全身不随の身になられてしまいました。半端じゃない球威で”石ころ”が飛んで来る野球は、危険性を秘めたスポーツで在るとも言えます。危険を恐れてばかりでは素晴らしいプレーは生み出されないのでしょうが、危険性を極力回避する事は出来る訳で、そういう意味ではヘッド・スライディングというのも考えなければいけないのかも。
返信する
一塁ヘッド? (toshi16)
2007-12-28 17:12:05
話が一塁ヘッドについて変わってきていますね。
実は、僕自身は一塁ヘッドについては、イチロー支持です。

イチローが指摘した川崎の一塁ヘッドですが、
初回1死
ということもあり尚更そう感じるのです。

野球は、将棋のように流れや駆け引きがあります。
例え負けられない試合であっても初回から一塁ヘッドでは、流れや駆け引きを読んでいるとはいえないような気がしますね。

以前、巨人VSドラゴンズの最終決戦の時、立浪がヘッドスラインディングしたことがありました。
結果、セーフになるのですが肩を負傷し途中退場してしまいます。
後に立浪は、
「駆け抜けた方が速いことは分かっているのですが、あの状況で思わずやっていた。」
というようなことを言っていたような気がします。

つまり困難な状況で、
なんとかしなければならない!!
という気持ちで自然発生的にでてきたプレイなのでしょう。
立浪は、川崎と同じように基本を一時的に忘れてしまったようですが、試合の流れは忘れていないような気がします。


ここで思い出すのは、亀山が一塁ヘッドスライディングで売り出した頃の話です。
僕は、学生のころで野球部に在籍していました。
そのころ売り止し中である亀山(当時阪神在籍)の影響か、小・中・高のそれぞれの学校で、一塁ヘッドが流行っていました。

僕らの学校は地区予選の1回戦、最終回同点に追い付かれ尚、二死満塁のピンチを向かえていました。
自分達の学校が先攻だったため1点でも入ればサヨナラ負けです。゜

ここで相手打者は、三遊間にゴロを打ちます。
打者走者は、比較的足の速い選手だったため僕らは、
内野安打が頭に浮かびました。
味方遊撃手は三遊間の一番深いところでゴロを捕り、態勢を崩しながら一塁に送球します。
態勢が崩れた分だけ送球に勢いがなく、僕らは内野安打、そしてサヨナラ負けを覚悟しました。

すると打者走者は、一塁手前でヘッドスラインディングをします。
当然それまで走っていた勢いは減速し、間一髪でアウトとなります。
その後、僕らの学校は延長戦で逆転して勝利します。

いまでも思い出して考えさせられるのは、あれは駆け抜けていたらセーフでサヨナラ負けだったのではということです。
実際、この後ベンチでそういった会話が出てきました。

プロ野球選手の
『魅せるプレイ』
をしてしまったための悪影響(もちろん僕らにとっては好影響ですが)の典型といえるでしょう。

イチローはもちろん川崎は、子供が憧れる選手です。
いまの子供たちはきっと、僕らの世代が亀山のプレイを真似たように、川崎のプレイを真似ることでしょう。
イチローは川崎に対し、
「カッコ悪いことはするな、夢を壊すなということ。」
と言ったそうですが、その言葉から僕の青春時代の1ページを思い出してしまいました。






返信する
>ハムぞー様 (giants-55)
2007-12-28 11:43:49
書き込み有難う御座いました。

今回の書き込みへのレス、こちらの方に付けさせて貰った方がベターと判断しましたので、イレギュラーな形を御許し下さい。

そう言われてみれば、濱中選手の怪我もヘッド・スライディングが原因でしたね。ヒルマン監督も確かヘッド・スライディングに罰金を科していたと思いますが、その理由は「過去に能力の在る選手達が、ヘッド・スライディングによって選手生命を終えてしまった(or縮めてしまった)悲劇を見て来たから。」というものでした。

類稀なる才能を持ち乍ら無冠の帝王で終わってしまいそうな高橋(由)選手ですが、彼の積極的な守備が好きなんです。でも積極的な守備は、同時に怪我を誘発し易いという面も在り、長期離脱の多い彼はチームに対して迷惑をかなりかけているとも言え、そう考えるとヘッド・スライディング等も考えなければいけないのかもしれませんね。後、審判のジャッジにも微妙に影響していたというのは、なるほどなあと思わされました。
返信する
>ルパート・ジョーンズ様 (giants-55)
2007-12-28 11:16:26
書き込み有難う御座いました。

今回の書き込みへのレス、こちらの方に付けさせて貰った方がベターと判断しましたので、イレギュラーな形を御許し下さい。

大昔、「あなた買います」という小説がベストセラーになり、映画化(http://home.f05.itscom.net/kota2/jmov/1998_04/980403.html)もされたのは有名な話ですが、プロで在る以上「自身の評価」で在る「年俸」に拘るのは決して間違った事では無いし、斯く言う自分も目の前に札束を積み上げられたら心が揺らがないという自信は非常に在りません(笑)。ですから高年俸に惹かれてメジャーに移籍というのは理解出来なくもないのですが、それならそれで妙な御為倒しを口にせずに嘗ての落合選手の様に「自分を高く買ってくれる所に行くだけ。」と言う方が”個人的には”スッキリ出来るんですよね。「メジャーで出来そうだから行く。」→「メジャーで上手く行かなかったから、”仕方ないので”又日本に戻る。」みたいな思惑が見えてしまうと、日本で頑張っている選手達やそういった彼等を応援してるファンが愚弄されている様で哀しくなってしまうんです。

当人には本当に申し訳無い事ですが、岡島投手がまさかメジャーで活躍出来るとは全く思っていませんでした。斉藤投手もそうですが、メジャーで”薄かった部分”に彼等がジャスト・フィットしたという事なのでしょうね。これはメジャーにとっても、選手個人にとっても幸運な事だと言えましょう。

「狭き門を演出出来ないメジャーに問題在り。」というのは言い得て妙かも。全く歯が立たない日米交流試合をずっと見て来た身からすると、日本野球がメジャーに対抗出来る様になった現状は嬉しい半面、「メジャーって、そんなもんちゃうやろ!」って寂しさも在りますし。

「日米間で、移籍が増えても困らない体制作りが急務」というのは同感です。唯、これはルパート・ジョーンズ様の御考えとは異なってしまうのですが、なかなか難しい様に思います。主力選手の欠けたチームが、再び強さを取り戻したケースは確かに在ります。勿論、自チームの戦力を育成して、再び強さを取り戻したチームも在りますが、余所のチームから選手を獲得して強さを取り戻したと言えるチームも少なくなく、それは「余所のチームの戦力が格段に下がった」という意味で球界全体としてはどうなのかなあと感じるからです。こういった愚かしさを曝け出している筆頭が、我がジャイアンツなのは言う迄も在りませんが(苦笑)。
返信する
>244様 (giants-55)
2007-12-28 10:49:01
書き込み有難う御座いました。

黒田投手や福留選手は確かに凄い選手です。でも年俸が10億円以上となると、正直疑問を感じてしまいます。これは彼等の年俸が高過ぎるという以前に、メジャーの一流選手達の年俸が余りにも高騰し過ぎな気がします。今季のメジャー全体の収益が大幅に上がったという事なので、部外者の自分がこんな事を言うのは余計な御世話では在りますが。

日本人選手にそれだけ莫大な金銭を払っても、それ以上の見返りが在るという事なのでしょうが、その内にこの”バブル”も弾け、にっちもさっちも行かなくなる様に懸念しています。

御指摘の通り、メジャーが今やっている事はジャイアンツがずっとやって来た事なんですよね。「札束さえ積み上げていれば、選手達は何でも言う事を聞く。」という思い上がりが、松井秀喜選手の心をジャイアンツから離して行ったと言うのに・・・。
返信する
ヘッドスライディング (ハムぞー)
2007-12-28 08:31:37
特に一塁へのそれは
私も否定的です。

怪我をしやすい
世界の福ちゃんが指摘するところです。
濱中がそれで怪我を負ったのは
記憶に新しいところ。

遅い
駆け抜けたほうが早いのは周知のことですが
こういう審判の意見を聞いたことがあります。
(どこの国かは失念)

「駆け抜けたほうが早いのに、
わざわざ遅いスタイルで来るのだから、
(微妙なタイミングのとき)
アウトと言われてもしょうがない」
→正確でないのはお許しを

勿論、熱い気持ちでスライディングするのは
判らなくはないのですが
あくまでプレーは冷静に・・・
返信する
いささか極論 (ルパート・ジョーンズ)
2007-12-28 07:36:07
イチローの言葉には、メジャーリーガーのプライドがよく表れていて、
理解は示したいところです。
が、他の選手からは「だって、通用しそうじゃないですか?」
という声が出てきそうな気もします。
実際問題、今のメジャーは超一流の選手のみが挑戦できる場ではなくて、
「アレ」呼ばわりされた斎藤隆が再生し、
岡島が連続無失点を記録する場なわけですし。
(この2人には失礼な書き方ですが……)
しかも条件もいいとなれば、選手が興味を示すのは当然のことで、
問題があるとすれば、「狭き門」を演出できないMLBでしょう。
もっとも、MLBにとっては「問題」とは正反対の現象でしょうが。

で、翻って日本を見てみると、先ほども書いたように、
MLBに興味を示す選手が増えるのは仕方のないことで、
移籍が増えるのも当然でしょう。
まさか今さら鎖国するのも馬鹿馬鹿しいですし(笑)
むしろ大事なのは、日米間の移籍が増えても困らない体制作りです。
で、それは現実に可能であろう、と。
イチローの抜けたオリックス、さらには来年のカープを見て、
不安になる人もいるでしょう。
ですが、阪神は新庄が抜けてから暗黒時代を脱出し、
中日は福留抜きでポストシーズンを勝ったわけです。
ホークスは城島が抜けて戦力は落ちたでしょうが、
人気が落ちたわけではない。
さらに、手前味噌になりますが、岡島が抜けたうちの例もあります(^^;;)
と考えると、「安易な」メジャー志望選手が増えること自体は、
大した問題とは思えません。
むしろ、それを前提に、次の一手をどう打つかが大事だと思っています。
返信する
イチロー論はわかりませんが (244)
2007-12-28 02:37:16
giants55さんこんばんは



メジャー行きは行きたいものだけなんて理解しがたい部分がありますよね高額で面張られちゃ行く気になる人も多いでしょ



メジャー側が近年日本の野球をやっと認めた為にもしくはメジャー球団の増え過ぎによるメジャーのレベルが落ちたのか?わかりませんが通用する事実を踏まえ獲得に乗り出してしまった今の状態



その気がなかった選手も高額な金額提示の匂いにアメリカ行きを決める事は仕方ないと感じます…



それは今までの巨人手法そのものだからです(笑)



今回4億で契約更改した上原投手はメジャー希望



二岡選手は広陵時代から広島苑田スカウト通い逆指名確定といわれた選手



ドラフト直前までヤクルト入り熱望してた高橋由伸選手を巨人が獲得した様やり続けた手法ですよ



今度資金豊富なメジャー球団が巨人の選手を…







巨人も来季主力メジャーに流出したら選手育成と言う言葉の重要性を理解し始めるかもしれません



ポスティングシステムの改正も含めメジャーFAの取り決めルール改正を急ぐことが最優先ですね





広島化・草刈り場ですか的を得てるだけに悔しい
返信する
>マヌケ様 (giants-55)
2007-12-28 00:05:36
書き込み有難う御座いました。そして昨日が仕事納めとの事で、1年間御疲れ様でした。

この世に生を受けてウン十年になりますが、人生の分岐点でそれなりに懊悩して自分なりの決断を下して来ました。でも「其処に確固たる思いが在ったか?」と問われれば、イエスとは言い難いですね。

イチロー選手は良くも悪くも、自身の確固たる思いを持ち続けている数少ない野球選手の一人でしょう。彼なりの美学が間違いなく在り、今回の「メジャーで出来そうだから行くというのでは駄目!」というのも彼の美学から来ている。この意見には自分も同感な訳ですが、「北京五輪アジア予選の韓国戦で、初回1死から遊ゴロに倒れた川崎が一塁にヘッド・スライディングした事に付いて、イチロー選手が『馬鹿げた事をした。』と川崎選手を一喝した。」という昨日の報道(http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/mlb/kfuln20071227001005.html)には否定的な思いが。

「怪我のリスクを背負う。」及び「ベースを駆け抜けた方が早い。」というのがイチロー選手がヘッド・スライディングに否定的な理由との事ですが、これは確かにそうだと思うんです。でも世の中必ずしも理屈だけでは無い部分も在り、見ている側(ファンや選手達)としてはそういったハッスル・プレーに鼓舞される面も在る。星野”銭”一氏的な過ぎた精神論は嫌ですが(笑)、ヘッド・スライディングは個人的に在りじゃないかなあと。くどい様ですが、イチロー選手の考えが正論なのは判ってるんですけどね。
返信する
実は・・・ (toshi16)
2007-12-27 20:46:06
僕は、
『メジャーでも出来そも出来そうだから行く。』
という日本人選手の風潮、実は肯定的に見えるようになってきました。

というのは、それだけNPBの実力がMLBに迫っている証だからと思うからなのです。

話は大きくそれますが、かつて南極大陸は
『冒険』
でした。

現在、南極大陸は
『科学・研究の場』
となっています。

MLBも、実績のある選手にとってもはや、挑戦の場ではなくなっていると思うのです。
それはそれで、日本人選手の実力の証明であり喜ばしいことだと思うのです。
返信する
仕事納めです (マヌケ)
2007-12-27 10:56:29
自分自身、人生を振り返りまして、例えば、職業選択や結婚?においても、どうしてもこの仕事をやるんだとか、どうしてもこの人が人生の伴侶だとかいう決定的な、確信や自信があったためしがあっただろうかと思うのです。 強い意志を持って突き進めばおのずと道は開かれるというアンドレ・ジイドの「狭き門」というのを結構若い頃読んで、いちばん最初のページにあったこの言葉に感銘を受けた記憶もあります。 が、しかし、けっこう意志は弱く、優柔不断に生きてきました。 まあ、いいか。な判断が多かったように思えます。 そんな風に気楽に生きてきても大丈夫なんだと逆に感心する今日この頃です。 イチロー選手は尊敬していますし、努力の人で才能にも恵まれた人なのだと思います。 
返信する
ペルソナ (青空百景)
2007-12-27 10:49:40
イチロー選手は、ナルシストというよりも、「選手としての自分のイメージ」を完璧に作り上げている人なのだなあと感じています。
WBCの際に、それまでのパブリックイメージとは違う「熱い男」キャラを打ち出してみせ、一部で「イチローの愛国心に感動した!」という勘違いを生んだようですが(苦笑)、本人が後でインタビューでぶっちゃけていましたっけね。あれもまたいわばチームを盛り上げて勝利につなげるための「演出」だったと。
新庄君は、見た目「まだ出来るじゃないか」引退と思わせておいて、実は「ボロボロ」だったそうです。遺伝性の目の病気を抱えていて、アメリカにいた頃既に痛みと闘っていたそうですが、去年の開幕直後に発作が来て、もう駄目だと覚悟したのだと言っていました。
返信する
>iorin様 (giants-55)
2007-12-27 01:11:02
書き込み有難う御座いました。

選手が引退する時期に関して、その捉え方はファンの間にも色々在りますよね。余力を残して、「未だ充分活躍出来るじゃないか。」と思われ乍ら辞めて行くという形(王選手や新庄選手等。)が美しいと捉えるファンも居れば、ボロボロになる迄現役に拘るという形(衣笠選手やノムさん等。)を良しとするファンも居る訳で、ファンにも選手にもそれぞれの”美学”が在るという事かと。

以前の記事で書いたのですが、イチロー選手のナルシストとも思える言動を自分は余り好きでは在りませんでした。最近はそういった部分も薄れて来た様に感じますが、鳴り物云々の話もイチロー選手なりの美学(又はナルシズム)の表れとも言えましょうね。それをどう捉えるかは、受け止める側の美学等によって異なる様に感じます。

仰る様に野球話を酒の肴にしている人は少なく無く、そういう意味では未だ未だ野球も捨てた物では無いと言えるのかもしれません。前にも書いた事ですが、バッテリーと打者との駆け引きなんていうのも、将棋や囲碁等に親しんで来た日本人が好む所でしょうし。
返信する
Unknown (iorin)
2007-12-27 00:42:36
どうもです

オリックスファンの先輩から聞いた話ですが、イチロー選手は自分にも他人にも厳しい人だというのはわかりますが、唯、オリックス時代バッターボックスで集中できないから鳴り物の応援はやめて戴きたいと応援団に直訴していたという噂があります。そういわれるとイチローコールだけでイチローの打席は鳴り物がなくなっていたような。あいつは何様やと先輩がよく口にしてました。

往年の野球ファンと(会社の先輩や上司ですが)飲みに行くと、メジャー流出で日本のプロ野球が心配だとか、いや、メジャーで日本人選手が沢山活躍したほうが野球人気が上がるだのとか。FA制度で時代が変わったなとか。こういったことばっかりおしゃべりしてますね。とにかく、私は皆さん、なんやかんや野球が好きでこういう人が沢山いれば野球界は安泰だと思う今日この頃でした。

赤星の生涯阪神宣言には正直うれしかったですよ。まあ新井も生涯カープ宣言をしていたらしいので・
返信する
>マヌケ様 (giants-55)
2007-12-27 00:18:01
書き込み有難う御座いました。

自らが選択した事に関しては、どういう結果が出ようともそれを受け止めなければならないのは選手自身。仮にファン受けする選択をしたとしても、悪い結果が出た場合にファンがそれを代わりに受け止めてくれる訳でも無い。嘗ての落合選手の様に「自分を少しでも高く買ってくれるチームに行くだけ。」と、露悪的と非難されようが己がスタイルを貫くのも又、プロの在り方の一つでしょうね。「このスタイルが好きor嫌い」というのは言えても、「このスタイルは正しいor間違っている」とはファンの立場で断じるのは無意味とも言えましょう。ですから「出来そうだから。」という思いでメジャーに行くのも一つの在り方とは思いますが、やはり個人的にはイチロー選手と同様に「そういう思考は好きじゃない。」と感じてしまうんです。これは美学の違いとも言えるんでしょうね。
返信する
たぶんイチロウ選手がストイック過ぎて立派過ぎるのかなとも (マヌケ)
2007-12-26 17:04:20
プロ野球に限らず、職業意識の違いというのは誰しもあることでしょうね。 プロ意識の違い、能力レベルの違い、同じ職場で働いていて、若い人と高齢な人と中堅の人と勤続年数による考え方の違い、中途採用の転職組の人とずっといる人との違い、派遣社員でも正社員並みに意識の高い人もいて、正社員が恥ずかしくなることもありますね。 上を目指してやってきた人とそうでない人、人さまざまで、それはそれでよいでしょう。 たぶん、メジャーでもやれそうだというくらいの意識だとしても、行ってみてやってみて、苦労して生き残るために奮闘努力すれば結果は付いてくるのだと思います。 どうなのかなって思っていたら、案の定ダメだった人もいますが、日本でプロを経験しているのだから、甘いもんじゃないことくらいは承知の上でしょうし、まだ若いのだから、「やれそう」くらいの思い上がりや、軽はずみもあっても、まあいいじゃないかという感じです。 問題は日本球界への恩返しもお忘れなくというところです。 球団運営の問題は選手そのものの動向より経営サイドの問題ですし、力試ししたい気持ちに対して、行くなとはなかなかファンとしても言いにくいですね。 メジャーでがんばっている姿を見るととてもうれしいですし。 一時期、韓国や中国への頭脳流出が問題視されて、日本の技術がアブナイなどと言われましたが、才能は育てるより刈る方が手っ取り早いですよね。 経済界のM&Aなんかを見てるようで、いやだなあ。 スピードが増しすぎて、物事をじっくり進めるという傾向が世界中でなくなりつつあるのでしょうね。 その反動がスローライフとかロハスというやつなのですかね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。