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「『鼠被害』が多い都道府県ランキング 2位は大阪府、1位の地域には25万匹が生息している推計も」(3月17日、まいどなニュース)
害獣駆除のサーヴィスを提供する「ホームレスキュー株式会社」(大阪府大阪市)は、同社の昨年の駆除実績と相談件数約1万9,020世帯を元に集計した「国内で鼠の被害件数が多い都道府県ランキング」を公開しました。其の結果、1位は「東京都」、2位は「大阪府」、3位は「神奈川県」となりました。
鼠被害件数の多い都道府県は、1位「東京都」、2位「大阪府」、3位「神奈川県」、4位「京都府」、5位「千葉県」、6位「埼玉県」、7位「愛知県」、8位「岐阜県」、9位「静岡県」、10位「滋賀県」という結果になりました。
一方、被害が少ない都道府県は、1位「鳥取県」、2位「島根県」、3位「香川県」、4位「石川県」、5位「青森県」、6位「秋田県」、7位「愛媛県」、8位「岩手県」、9位「奈良県」、10位「宮城県」となっています。
同社によると、最も鼠の被害が多発している東京都内では、特に飲食店に鼠の生息域が集中しており、他にも公共施設や企業の自社ビル等に被害が多く寄せられています。
同社の駆除実績による統計上では、約1万2,500ヶ所の鼠の生息域が存在すると推計。更に、1ヶ所の鼠の平均生息個体数は20匹前後確認されている事から、計算すると「25万匹」(1万2,500ヶ所x20匹)もの鼠が東京都内に生息していると考えられると言います。
尚、此の計算には下水道を生息域としている溝鼠等の鼠は含まれていない為、溝鼠を加算すると、更に多くの個体数が生息している事が窺えるそうです。
又、「季節毎の鼠の生態」に付いては、最も鼠の被害が発生する時期は10月~12月で、秋から冬に掛けて被害が激増します。12月に掛けて民家や飲食店の壁内や天井裏・床下に棲み着き、繁殖を繰り返すと言い、建物の中に棲む鼠は栄養を求めて人の住む屋内に現れる様になるそうです。
1月~2月は、繁殖して増え過ぎた鼠が鼠同士の縄張り争いで、建物から追われた個体が屋外に移住。天井裏で物音が聞こえた場合は、争い合っている鼠同士の音で在る事が多々在る事から、若し足音が聞こえる様な事が在れば、危険な信号で在る可能性が在るとの事です。
2~3月頃になると、気温が暖かくなる事で室内に留まる鼠は半分以下に減り、屋外に出た鼠は繁華街や塵置き場等の食料が豊富な場所に移動。一方、建物内に留まる鼠は時折、食料を求めてキッチン等の食料が在る部屋に現れると言い、部屋の隅の方に黒い米粒より2・3回り大きな糞を落として回る被害も確認される様になると言います。同社は、「被害が浅ければ、安く・早く駆除が済みますので、成る可く放置せず、早めに駆除の相談だけでもしてみる方が望ましいでしょう。」と述べています。
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「鼠被害が最も多い都道府県は東京都。」という今回の結果、「そうだろうなあ。」と思う。今から30年近く前だが、渋谷センター街を夜歩いていた際、目の前を巨大な鼠が横切って行った。以降、都内で同じ様な経験を何度もしているので。
従来の殺鼠剤に対する“免疫”が出来てしまった鼠や、“罠”に引っ掛からない頭の良い鼠が出現する等、鼠の駆除は難しくなって来ていると聞く。物理的な被害だけでは無く、健康被害をも齎す鼠なので、より効果的な駆除方法が見付かれば良いのだが・・・。