ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

マックの仕事は将来性が無い!?

2007年03月26日 | 時事ネタ関連
3月24日付けの東京新聞に「マックはたのしいジョブ?」という記事が載っていた。国内に約3,800という店舗数を誇る日本マクドナルドが、アメリカに本社を持つマクドナルド(McDonald’s)フランチャイズ企業で在るのは誰しも御存知の事だろう。そのアメリカのマクドナルドが、英語最大の辞書と称される「オックスフォード英語辞典(OED)」を出版するオックスフォード大学出版局に対し、「現実に即していない。サービス業で勤勉に働く人達への侮辱で在る。」として”或る単語”の定義変更を求める手紙を送った。同社が問題にしている単語は「McJob(マック・ジョブ)」で、OEDを始めとして多くの辞書でマイナス・イメージの定義が為されており、研究社のリーダーズ英和辞典を一例に挙げると、McJob=(サービス業等の)単調で給料の安い仕事、しょうもない(将来性の無い)仕事。辛辣極まりない定義となっている様だ。マクドナルドでは「同社役員の半数もハンバーガー店から出発した。」として、マイナス・イメージの定義の変更を求める署名活動を5月から開始するという。

この「McJob」なる言葉がアメリカで使われ出したのはマクドナルドのチェーン店が急増した1980年代で、1990年代に入るとこの単語は、一般名詞として人口に膾炙する様になったとか。アメリカ本社の動きに付いて日本マクドナルドのコミュニケーション部は、「アメリカ本社の動きや、日本の辞書にも(McJobなる単語が)載っている事は確認していない。」としつつ、「(アルバイトの人には)マックの仕事に誇りを持って働いて戴いている。賃金も低いという事は無い。そうした議論が在る事自体、信じられない。」と憤りを示している。

記事の中では、実際にマクドナルドに勤務している人間の声も紹介されている。東京都内の大学二年生の或る女性は、高校二年の夏からマクドナルドでアルバイトを始め、約2年前からスイングマネージャーになり、今では店長不在の時間帯は店の最高責任者として金銭管理も任せられている。アルバイト仲間から聞いて『マックジョブ』という言葉は知っていましたが、実際の仕事は毎日変化が在って、一つ一つに違う対応をしていかなければならないので、単調という事は無いですね。時給は900円で、他の普通のアルバイトよりは高いです。(McJobは)出来れば使って欲しくない言葉ですね。と彼女は語っている。又、研究社編集部は「一般論として特定の職業に害を為す場合、見出し語を削除する事は在り得る。」とのコメントを寄せている。

人間誰しも自らが従事する仕事が「将来性の無い仕事」とか「しょうもない仕事」と言われたら面白くないだろうし、不快に思うのは当然だろう。故にマクドナルドが今回の申し入れをしたのも理解出来る。しかし同時に、こういったマイナス・イメージの発想をしてしまいがちというのも、少なからずの一般人に在る事ではなかろうか。斯く言う自分も”同罪”の身。ネットで馬券を買える様になる以前、某馬券売り場に何度か足を運んでいた。その場外には一軒の焼きソバ屋が在り、其処で供されているのはソース焼きソバのみ。何人かの店員が次から次へと焼きソバを作っているのを見る度に、「同じ事を朝から晩迄しているのって、退屈でつまらない仕事だろうなあ。」と思ってしまったからだ。

しかし、「単調なだけの仕事等、世の中には在り得ない。」と気付いたのはそれから暫くして。段取りを含めた仕事の効率性アップや、顧客のニーズに如何に応えるか等、要は働き手の心の持ち様&考え様で仕事の魅力度は増すものなのだ。とはいえ、「其処迄、前向きに仕事に向かい合えていない。」というのが自分の情け無い現実では在るのだが。

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26 コメント

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Mac Job (tak_123)
2007-03-26 15:26:04
仕事って外からみているのと実際にやってみるのとでは随分と違うことがよくありますね。アタシは外から見ている分にはこの「マックジョブ」って言葉は「あ~なんとなく分かるなぁ」とおもうわけで有りますが、実際に従事されている方からすると「そんな甘くはない!」とおもわれているのでしょうね。
でも単調なのがつまらない仕事とも限らないと思います。記述されているヤキソバ屋さんなんかある意味「特化」しているわけですからそれなりのコツなどがあって、それを体現し結果として自分にしか出来ないヤキソバの味を完成させることができる。
翻って考えても職人の仕事なんて多かれ少なかれそんなものだとおもいます。
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大変な仕事であることはわかります (マヌケ)
2007-03-26 16:08:06
短時間でいかに多くの客のオーダーをさばくかという流れ作業があって、その中で接客や安全衛生のマニュアル通りに処理しているというどこのファーストフードでも同じな光景だと思います。 応対されているというよりも客としては処理されている感が強いです。言語も変だし、忙しい時の作り笑いが気持ち悪いときもあります。 どうしてこんなに行列ができているののそこまでバカ丁寧に繰り返しチェックする必要があるのだろうか? クレームが起こらないようにするためであって客に対する人間的な気遣いとは少し異なるように思えます。 そういうことを考えるときっと精神的にも大変な重労働なのだろうなと思えてきます。
ただ、マックなどのハンバーガーとスターバックスやタリーズなどのカフェの従業員さんとの明らかな違いは一人一人に個性があって何度も通っていると常連さんや友達的な応対をしてくれるところです。 スタバで読書をしていると話しかけてくる店員さんがいますし、焼き上がりのパンを勧めてくれたり、コーヒー豆の説明をしてくれる人などもいます。 双方向のコミュニケーションがあるのとマニュアル的な一方通行のコミュニケーションしかないということの違いです。ハンバーガーの従業員さんは厨房の方では汗だくだしレジはごった返してそれどころではないというのも当然ですが、外から見るに夢が感じられる職場には見えません。 大変な作業であることは理解できますが。
それから食べこぼしが多くていつもテーブルや床がべたついている気がするのです。 ここでクレームつけても仕方ないですが、暖房の中でのあの臭いといい何とかならないのだろうか。 いつも思うのです。 
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>マヌケ様 (giants-55)
2007-03-26 21:02:53
書き込み有難うございました。

システマチックに流れ作業で客を捌くというのは、営業面での効率化という意味で評価されるべきものかもしれませんが、余りにも整然とし過ぎてしまうと白けてしまう所が在りますね。と言って過度に客と接するのも、人によっては「一寸放って置いて欲しい。」と思うだろうし、接客業ってなかなか大変だなあと傍目で感じます。

話が逸れてしまうのですが、「其処の食事を実際に口にしないでも、一歩店内に入っての雰囲気で『此処は美味しくないな。』って判る店」って在りますよね?マヌケ様が書かれているテープルがべた付いていたりという不衛生な所もそうですが、店員同士がベチャクチャ喋っている店は先ず不味い。経験上、こういう店は大概潰れていますね。
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何の仕事でも。。。 (アラメイン伯)
2007-03-26 23:18:03
実際その仕事をしてみないと解らないことたくさんあります。
マクドナルドの場合はマニュアル化された対応が単調なイメージをもたれてしまうのでしょうね。

あんまり人の仕事を悪く言うのは感心しませんね。
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イギリスのアメリカ文化蔑視の一端が・・・。 (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-27 02:15:49
私はどんなにラクに見える仕事にもそれなりに大変な
部分があると確信しています。そしてその経験はどの
ようなものであれ生涯にわたる宝物だと思っています
。よってしょうがない仕事と位置づけるのはきわめて
偏見視してるし、蔑視しているような感じがして紳士
の国であるイギリスの名門大学がこのような語句を作ったことは残念です。アメリカ文化蔑視の悪い癖がで
たのでしょうか?アメリカのハンバーガーに対して、
イギリスのフィッシュ&チップス(白身魚フライと
ポテトフライが新聞紙に入ってるスナック。ミニストップで売られていました)による対抗意識からでしょ
うか?日本の東京人と大阪人のようなものがイギリス
人とアメリカ人にも感じられますが、労働を否定する
ようなスラングを作るのはいただけませんね。
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>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-27 02:41:24
書き込み有難うございました。

この「McJob」なる言葉、当該記事を読む限りでは、アメリカ国内で1980年代頃から使われ出したそうで、オックスフォード大学出版局が作り出したものでは無い訳ですが、この言葉を辞書に載せるか否かの判断は当然ながら同出版局に在ったのですから、その意味ではイギリスのアメリカに対するマイナス意識が働いたとは言えなくないのかもしれません。

「McJob」の話からは離れてしまうのですが、昔英語を習っていたアメリカ人の教師から、「Watermelon(スイカ)という言葉を黒人の前でなるべく使わない方が良いです。と言うのも、Watermelonは黒人への蔑称(スラング)でも在るからです。」と雑談中に聞いた事が在ります。「安いスイカしか食べられない黒人」という差別的な意味合いが在ったそうですが、それを聞いてアメリカの差別意識って結構根深いんだなあと思ったものです。
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MACと聞いて (帆印)
2007-03-27 03:25:06
マキントッシュのPCだと思った俺は…。
でも、あれでPCの楽しさは、覚えたのは事実だね。
でも日本において、もっと楽しいのはWINだとも常々に思う。
WIN派を名乗るわけじゃないけど、MACは興味を持たせてくれたし、WINは楽しさを教えてくれた。
スレ違いなコメントですまんw
返信する
Unknown (ゆうじ)
2007-03-27 04:08:33
従業員的にはこういう使われ方は嫌かもしれないけど
誰でもどこでも同じことが出来る
そしていつも同じ味
というのを理念でマニュアル化してる時点で
マック的には本来の意味のような気がしないでもない
安い賃金で長時間店を開け薄利多売で利益を上げる
話せば長くなりそうなんですが
浮いた人件費材料費で一等地に店を出す
そしてそれが広告費をかねる

勿論仕事に上下があるといってる訳ではないんですが

時給に関しては安いイメージがありますね(笑
自分の都合で働けるというメリットもありますが

まぁマック的には無くなって欲しい言葉でしょうね(笑

とこんなことを言いつつもマックのコーヒーには
お世話になってます(笑

返信する
giants-55様へ (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-27 10:58:48
返信ありがとうございます。
スイカ(watermelon)の話は「風とともに
去りぬ」関連本でみたことがあります。私はこの南北
戦争と戦後再建期のアメリカ南部をテーマとした作品
が太平洋戦争と戦後復興期の日本ともろダブっている
ようにみえ、逆境に負けないスカーレット・オハラが
非常に魅力的に見え大好きです。しかし原作では黒人
の蔑称「Nigger」や「Darkie」などがふ
んだんに使われ、聖書に次ぎ今でも世界No.2の売
れゆきを誇りながら人種差別小説としてタブー作品と
見る傾向もあるようです。ちなみに現在の南部白人は
KKKなど過激な強硬派も存在する反面、「二ガー」
などはろくでなしの白人が使うスラングとして絶対使
用しない南部白人も多いようです。概して南部人は色
色な地方からの来訪者をもてなしえきたせいか、曖昧
な表現を好み、はっきりとした表現する一般アメリカ
人より日本人に感覚が似ていると思うのですが・・。
考えてみるとはっきりとした四季のある気候性、台風
とハリケーンの脅威、足掛け5年にわたる星条旗の軍
隊と戦って敗れ、長い占領統治下におかれたこと、他
者をもてなす文化とそれに矛盾した排他性など、これ
ほど日本と共通性を持つ地域も珍しいと思いました。
あの赤地に白縁取りの斜め青十字十三星の南軍旗さえ
もこのように見解すると親近感さえ感じますが危険で
しょうか(笑)。実際にそのデザインは魅力を感じ、
その旗がただの南軍を示す旗から人種差別の旗に意味
合いが変わってしまったのが残念です。
最後に大分本題から離れてしまい長くなってしまった
ことをお詫びし、終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。

返信する
>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-27 14:18:34
書き込み有難うございました。

「風と共に去りぬ」は自分が一番好きな作品で、これ迄に両手を軽く超える回数見ています。しかし残念ながら原作は読んでいないんです^^;。そんなに蔑称が多用されているんですね。唯、表現方法というのは時代によってかなり左右されるもので、当時は作家としても差別的な思いを持って書かれていなかったのかもしれません。手塚治虫氏(「ジャングル大帝」等。)や藤子不二雄氏(「ジャングル黒べえ」等。)等が描いた作品も、今となっては黒人の描き方が非常に差別的で在るとバッシングする向きも在るのですが、個人的にはその意見に否定的な思いを持っています。単に見てくれだけで安直なバッシングをするのでは無く、その作品の全てを見て判断して欲しいと思うんです。

先だって読んだ本によると、アメリカではKKKが再び活発な活動を始めているとか。しかし嘗ての様にあからさまな暴力行為をするのでは無く、穏やかな活動だとか。穏やかとは言っても、根底に差別の意識が根深く在るのは変わりないと思うのですが(苦笑)。
返信する
giants-55様へ (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-27 17:20:29
返信ありがとうございます。giants-55様も「風と共
に去りぬ」の大ファンだったのですね。嬉しいです。
日本語訳でもせいぜい「黒ン坊」という訳があるくら
いですが、英語表現ではかなりひどいとの事です。そ
のことについては「風とともに去りぬからみたアメリ
カ」という本に詳しく載っておりますのでぜひ読んで
見てください。>表現方法というのは時代によって左
右される・・・。よくわかります。マーガレット・ミ
ッチェルも何も悪意を持って黒人にそういう表現を行ったわけではなく、ちょうど戦時中の日本が中国や韓
国のことをシナや朝鮮と表現したのと同じだと思いま
す。「風とともに去りぬのアメリカ」や「ミシシッピ
をみればアメリカがわかる」という本でもgiants-55
さんのきちんと最後まで目を通した上で評価すべきだ
ということも書いていました。おわりのKKKについ
ては日本の何がしかの運動団体の姿にダブり、やはり
アメリカ南部と日本は共通項が多いと改めて感じ入り
ました。
返信する
大学時代に英米文学を専攻し南部の文学も研究しました。 ただし、今は何の役にもたちません。 (マヌケ)
2007-03-27 18:18:28
第二次大戦中にスイスから船でニューヨークを目指した写真家の卵がおりました。 予想外の日本の潜水艦の攻撃で船はアメリカ南部の港町に入港し彼は徒歩とヒッチハイクでアメリカを縦断しました。 ドイツ系の名前と、カメラを首からぶら下げたよそ者ということであちこちの町で保安官に捕まり暴行を受け、ぼろぼろの姿でニューヨークに着きました。 ジャガイモだけの夕食をする貧しい家族、黒人専用の水のみ場、汚い身なりの農夫、暴力的で教育のない子供など、この時撮影した南部の姿を中心とするリアルな作品を文化人を初め多くの人々がアメリカの真実に目を向けようとせず酷評しました。 アメリカンドリームにあこがれアメリカに来た写真家は一度は挫折しましたがベトナム戦争末期、人種差別や都会の冷たさ、成功した人間と落ちぶれた人間の落差などアメリカの本当の姿を今一度見直すべきだという運動の高まりとともに再評価されるようになりました。 ロバート・フランク(フォトネーム)という写真家なのですが、彼の初期の作品にはファインダーを通して見た純粋な異邦人の目で見たアメリカの影の部分が情緒豊かに表現されています。 たくさんの写真集が出版されていますのでオススメします。 公民権運動のさなかのキング牧師やマルコムXの姿なども見られます。 
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>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-27 22:56:56
書き込み有難うございました。

「サウンド・オブ・ミュージック」、「自転車泥棒」、「ひまわり」、「卒業」、「ゴッドファーザー」、「猿の惑星」等々、好きな映画を上げたらきりが無いのですが、最も好きなのが「風と共に去りぬ」です。前にも他の方のレスで書かせて貰ったのですが、この作品は第二次世界大戦前の1939年にアメリカで上映されています。しかし日本で公開されたのは敗戦後の事で、その際にあの駅が焼け落ちる壮大なシーンを目にした元軍人が「こんな凄い作品を作っていた国と我々は戦争していたのか。戦争に突入する前にこの作品を軍上層部が目にしていたら、とても戦おうなんて思わなかっただろう・・・。」と言ったとか。それ程凄い作品ですよね。
返信する
マヌケ様へ (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-27 23:00:42
初めまして、あなたも相当な知識人のようですね。
大学時代に英米文学を専攻して南部文学も学んだけど
今では何も役に立たないという感想ですが、そのよう
な目に見えない抽象的なものでも、それを学ぶことに
よってあなたの視野や思考が広がりをみせたはず、決
して何も役に立たないということはないはずです。
小説などの文学でこういうことは実際起こりえないこ
とであろうことが現実に起こったケースを私は何度も
みてきました。文学で得た知識は何らかの形で実生活
にも役に立つと思います。私も受験勉強をサボり、観
劇なり旅行なり雑学なり好き放題なことをしてあけく
れました。「風と共に去りぬ」も何度も映画でみ、飛
ばし読みも何度もし、挙句に宝塚歌劇や東宝帝劇版の
ミュージカルを20回以上みたでしょうか。同じもの
を何でともいわれましたが、すきなのだから仕方がな
い。でも無駄だったなということは一度もないです。
宝塚歌劇と東宝帝劇版では歌も違うし、もう一度あの
場面をみたいとなると繰り返しみたくなるし・・・。
他人からみれば「馬鹿なことを」とか「それで?何の
役にも立たないじゃない」といいますがそれは有形の
事柄だけでみるからそんな感想になるのであって無形
な抽象的な事柄でみると大変な財産にもなりえると思
います。もし映画の「風と共に去りぬ」が太平洋戦争
前に一般公開されていたら、アメリカとの戦争も逡巡
し、東京大空襲や広島、長崎の原爆投下も食い止めれ
たかもと思うと無念でなりません。

返信する
>マヌケ様 (giants-55)
2007-03-27 23:07:11
書き込み有難うございました。

自分には根拠の無い信念が結構在るのですが、その一つに「世の中には知っていて無駄な知識は絶対に無い。」というのが在ります。森羅万象、あらゆる事柄にはそれが存在する確かな理由が在る筈で、例えエロ絡みの知識(笑)だろうが知っていて損は無いと思うし、無駄には為り得ないと思うんです。知識は、生きて行く上での”潤滑油”ではないでしょうか。

ロバート・フランク氏という御名前は初めて知りました。嘗て大統領選挙で勝利を信じて疑われなかったニクソン氏が、初めて導入されたテレビ・ディベートでケネディー氏の溢れんばかりの若さの前にして、結果的に苦杯を喫する事になったという有名な話が在りますよね。映像が斯くも雄弁に物を語る事はまま在り、写真という手段も同様だと思います。機会が在れば見てみたいと思います。情報有難うございました。
返信する
giants-55様へ (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-27 23:21:56
私が上の書き込みをしている間に書き込んでおられた
んですね。そして偶然にも最後に書かれたことを日本
の復員した旧軍人さんも思われたみたいですね。でも
太平洋戦争前にこの映画が公開されていたら、逆に私
やgiants-55様はじめ多くの日本人に愛されることもな
かったのではないかとも思います。この物語は南北戦
争勃発の1861年から戦後再建期のおわる1873年、戦争
終結から8年後に幕を閉じますが、日本で映画一般公
開されたのは太平洋戦争終結7年後の1952年で、当時
の日本人からみれば正に太平洋戦争とその戦後復興期
の1952年当時までの自分達の姿がそのまま描かれてい
たのですから感動もなおさらだったことは想像につき
ます。逆にその情熱で逆に1966年に世界初の舞台化し
アトランタ炎上ではスクリーン映像や本物の馬を登場
させたりしたのだから、大したものです。そういった
素晴らしい技術を発揮した一時代前の先輩達に素直に
敬意を感じます。本当に本題から離れてしまったこと
を最後にお詫びし終わらせてもらいます。
ありがとうございました。
返信する
>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-27 23:35:15
マヌケ様へのレスを書き終え、投稿ボタンを押して画面を見ましたら、パピプペ・ヨンジュン様がマヌケ様に対してほぼ同じ内容の事を書かれていたのでビックリ致しました。以心伝心とでも言うのでしょうか。
返信する
giants-55様へ (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-28 01:53:56
私がマヌケ様への返答レスの最終段階、>「風と共に
去りぬ」が戦前に日本で公開されていたら、後の東京
大空襲や広島、長崎への原爆投下は食い止められてい
たと思うと無念です・・・と書き込んでいる時に55
様が>戦争に突入する前にこの作品を日本軍上層部が
目にしていたら、とても戦おうなんて思わなかっただ
ろう・・・と書き込んでいたのには私もびっくりしま
した。本当に相通じるものがあるのでしょうね。実は
軍の一部の人たちは日本占領下の上海でこの映画を見
、「こんな大作を作る国と戦争しても勝てないのでは
ないか?」とため息を漏らしたことがあったそうです
。案の定、日本は負けましたが、相似た敗戦と復興を
とげたからこそ「風と共に去りぬ」は日本人にこの上
なく愛され、逆に世界最初の舞台化を実現させたほど
の高度成長を遂げれたと思います。ちなみに私が深く
感銘を受けた作品は「風と共に去りぬ」と「はだしの
ゲン」です。二つの作品は作風が天地ほど違いますが
「どんなにつらくてもくじけず、生き抜きなさい。」
というテーマは共通し、主人公達の周りの愛する人々
を失ってもメソメソせず前進していく生き方は本当に
感動し、私の心の支えとなっています。
返信する
>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-28 03:33:58
書き込み有難うございました。

「はだしのゲン」、小学校の図書館に置いてあったのを読んだのが最初でした。その印象を一言で言えば「怖い」というもの。原爆によって皮膚がずるっと捲れた(垂れ下がった)人達の群れや、腐った肉体に巣食う蛆虫を一匹一匹摘み取る場面等、「この世の生き地獄とは正にこの事か。」と子供心乍らに恐怖を覚えました。

映画も見ましたが怖さと共に、無念の内に死に行かなければならなかった人々への遣り切れない思いが湧き、滂沱したものです。

唯、ゲン達は本当に前向きでしたよね。どんな環境下でも、必死で生き抜こうとする力強さを感じました。今、自分を含めてそういった土性骨を持った人は、少なくなってしまったんでしょうね。自省の心が湧きます。
返信する
海への進軍と原爆投下の共通の意味合い (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-28 04:40:03
返信ありがとうございます。シャーマン将軍率いる北
軍のジョージア州の100キロ幅の破壊進撃「March
to the sea」に負けなかったスカーレット・オハラや
広島への原爆投下に負けなかったはだしのゲンの姿に
本当に勇気付けられます。さて私が「ゲン」で印象に
残るのは人々が次々死んでいくのが原爆のためだと判
り、何でこんな恐ろしい爆弾を落としたんだ、と嘆く
シーンです。私も初めて原爆を落とされたことを知っ
た時そう思いましたがそれが判明するきっかけとなっ
たのが「風と共に去りぬ」の背景を知った時でした。
シャーマン将軍はアトランタ占領のあと、北上した南
軍を追わず逆に民間人しか残っていない逆方向に進撃
し、ジョージア、サウス&ノース両カロライナの幅50
キロから100キロにわたって徹底的に破壊し壊滅させま
したが、この時彼は「我々は敵の軍隊のみならず彼ら
を支える一般民衆をも相手に戦っている。私は彼らに
戦争の恐ろしさを味あわせ二度と武力で訴えるような
ことができないようにする。」といったそうです。80
年後の東京大空襲や広島・長崎の原爆投下もこのシャ
ーマン将軍の戦争感の表れが如実にでた結果だと思い
ます。55様の最後のコメントですがそれは現在の日
本人が如何に幸福な境遇におかれているかを示す、あ
る意味大変結構なことなのですが、問題なのはそれを
多くの日本人が自覚しないで不満を抱いていることだ
と思います。
返信する
>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-28 11:26:32
書き込み有難うございました。

平和な世の中だからこそ、多くの人が前向きに生きて欲しいですね。生きたくても生きられなかった人々が大勢いた戦時中。その頃からすれば格段と幸せな世の中の筈なのに、年間3万人余の人々が自ら命を絶ってしまうこの国。学生時代に父親を病気で亡くした身からすると、余計に自殺してしまう人々が残念でなりません。

返信する
ヨン様・ジャイアン様 (マヌケ)
2007-03-28 21:47:32
学問などの知識は自分という人間の個性の一部でもあり、考えたり行動したりするにおいては何らかの役にたつこともあるでしょう。 ただ、インプットばかりでアウトプットがない、表現したり発表したり評価されたりという部分がほとんどありません。 こういうことを知っている自分、こういう知識を持ち合わせている自分がいるだけでそれが何かの誰かの役立つとかいうところに到達すればよかったのですが。 自分の知識や得意分野が職業にまで生かせたりそれが生活の糧になるようであれば幸せだなと思います。 すみません。 最近、仕事にやりがいや喜びが見出せなくなっているものですから。 昨日のお言葉ありがとうございました。
返信する
>マヌケ様 (giants-55)
2007-03-28 22:15:03
インプットばかりでアウトプットする機会が無いという悩みは、大概の人が持っている事だとは思います。唯、上記致しました様に多くの知識がその人の”幅”を広げてくれると思いますし、何よりも”今”はその知識が活かされていないとしても、”将来”に於いて活用される機会が訪れないとも限りませんよね^^。

御仕事大変な事とは思いますが、「スーダラ節」の如く適度に力を抜いて御互いに頑張りましょう!
返信する
55様、マヌケでないマヌケ様 (パピプペ・ヨンジュン)
2007-03-29 01:20:51
マヌケ様、実は私も現在給料を減俸されたり、部署を
転向されたりしているので、マヌケ様が仕事にやりが
いや喜びを見出せなくなる気持ち、よくわかります。
でもそういう苦悩があるからこそ、幸福感もまた感受
出来るわけで、ネガティブな感情に陥らない人間はまずいないでしょう。私の好きなヒーロー達、はだしの
ゲンにしろスカーレットにしろ度々気落ちし苦労して
いるのです。でも彼らはそれに屈せず「明日に希望を
託して」たくましく生きていきます。その姿こそ感動
を呼び大衆に愛され読み続けられるのだと思います。
55様の指摘されるとおり、恵まれた現代社会である
にもかかわらず毎年3万人余もの人が自殺に走るのは
本当に残念ですね。「楽あれば苦あり」という言葉が
ありますが「苦あれば楽あり」でもあると思います。
苦しい時もそう長く続かないと思うので悲観しないで
ください。応援しています!
返信する
>パピプペ・ヨンジュン様 (giants-55)
2007-03-29 01:30:03
大好きな映画「風と共に去りぬ」は、主人公のスカーレット・オハラの有名な台詞で幕を閉じます。そう”After all, tomorrow is another day.”(明日という日が在るわ。)がそれです。太陽が沈まない日が無い様に、明けない夜も在りません。皆それぞれ、大なり小なり苦しみを抱えて生きているんですよね。本当に皆で頑張りましょう!
返信する
出遅れオブジェクション (破壊王子)
2007-04-14 20:25:55

>ミッチェルも何も悪意を持って黒人にそういう表現を行ったわけではなく、ちょうど戦時中の日本が中国や韓
国のことをシナや朝鮮と表現したのと同じだと思います。
あえて反論します。支那も朝鮮も差別用語ではありません。

信州には支那大根という野菜もありますが、これを中華人民共和国大根」と言わねばならないのですか?

朝鮮は高麗滅亡の後に韓半島を制圧した李成桂が宗主国である明から朝鮮王に封ぜられたことに由来する国号です。成立が「サベツ的」というなら当らずとも遠からずですが。

支那が「相手が嫌がっているから駄目な表現」だとするなら「中華民国」を台湾と呼び続けることになぜだれも疑問を感じないのでしょうか?

台湾と言えば、近くから日本にやってくる熱帯低気圧を「台湾坊主」と言っていましたが、「サベツ的」だとかで「台湾和尚」にされたとか。これらに意味はあったんですかね?


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