「結成から10年以内」という参加資格の下、最も面白い漫才グループを選ぶという「M-1グランプリ」。その第8回が一昨日行われ、関西地区の平均視聴率が35.0%と歴代最高を記録。関東地区の平均視聴率は23.7%だったが、これも歴代最高と言う。M-1グランプリが、この時期の風物詩として定着したと言っても良いだろう。
御笑い好きの自分も、一昨日はこの放送を見ていた。開催前の下馬評ではNON STYLEとナイツが優勝候補と目されていた様だが、個人的にはキングコングに注目していた。と言うのも、キャラクターだけでTVに出ている様な有象無象の“御笑いタレント”の範疇と見做していた彼等が、昨年の第7回大会で「意外に腕が在るなあ。」と唸らせる芸を見せてくれ、自分の中での彼等への評価が一変したからだ。又、昨年のM-1グランプリ以降、西野亮廣氏のブログ「西野公論」を時々読ませて貰っているが、ストレート過ぎる文章でバッシングを浴びる事も多いものの、芸に懸ける意外な程の直向きさが感じられ、「今年こそは優勝出来ると良いな。」と思っていた。
結果から言えば、一回戦に臨んだ9組の内で8位という惨敗振り。一つ一つのネタ振りがやや長く、テンポの悪さは否めなかったし、「思いっきり“外した”場面で、そのリカバリーが出来なかった。」のは致命的だった。期待していただけに今回の結果への失望度も高いけれど、切磋琢磨した彼等が来年の大会でどんな姿を見せてくれるか、それを楽しみにしたいと思う。
決勝に進出したのはオードリー(一回戦の得点は649点。)にNON STYLE(同644点。)、そしてナイツ(同640点。)の3組。そして優勝したのはNON STYLE(決勝戦、全7票の内5票をゲット。)。彼等の事は知っていたが、その漫才を見るのは初めてだった。テンポは良いし、面白かったのは確か。
唯、私見で言えば、オードリー(決勝戦、全7票の内2票をゲット。)の方が良かったと思う。この番組を自宅で見ていたというラサール石井氏が自身のブログ「ラサール石井の鉄板少年らさある」で「M-1グランプリ2008」という記事をアップしており、「よかった。小ネタも半端なく入っていた。ツッコミの落ち着きがすべて。私の得点も最高点であった。」という理由からオードリーを推していたが、自分も同感だ。NON STYLEの漫才を否定するつもりは全く無く、寧ろ評価している自分だが、少なくとも「5票対2票」よりは接戦だったと思っている。「吉本興業主催のこの大会だけに、吉本所属のNON STYLEに有利さが生じたのかなあ。」という気も。
大会実行委員長で在り、審査員も務めている島田紳助氏は今大会のレベルの高さを口にしていたが、自分としてはやや物足り無さを感じた。昨年優勝したサンドウィッチマン程の強烈な“笑いの波”を起こす存在が、今年は居なかった様に思うからだ。一回戦に勝ち残った9組の中に、「何で彼等が勝ち残ったのか?」と思える者も居たし。
ラサール氏が上記の記事で「どうも松ちゃんや紳助さんとはどこか好みがちがうんですな。」と笑いのセンスの違いを吐露しているが、審査員の顔触れというのも、そろそろ一新しても良いのではないだろうか。今大会で言えば、全7人の審査員の内で吉本所属の人間が4人。“関西芸人”という括りでは、5人という事になる。「面白さに関東も関西も無い。」とはいえ、色んな意味で審査員の構成バランスが良いとは言えない。どの人達も笑いの世界で一時代を築いた人ばかりだが、だからと言って“今の笑い”を的確に審査出来るとは限らないだろう。コント55号や“やすきよ”は面白かったが、今の“欽ちゃん”や西川きよし氏の芸風には笑えないどころか、痛々しさすら感じてしまう様に。
御笑い好きの自分も、一昨日はこの放送を見ていた。開催前の下馬評ではNON STYLEとナイツが優勝候補と目されていた様だが、個人的にはキングコングに注目していた。と言うのも、キャラクターだけでTVに出ている様な有象無象の“御笑いタレント”の範疇と見做していた彼等が、昨年の第7回大会で「意外に腕が在るなあ。」と唸らせる芸を見せてくれ、自分の中での彼等への評価が一変したからだ。又、昨年のM-1グランプリ以降、西野亮廣氏のブログ「西野公論」を時々読ませて貰っているが、ストレート過ぎる文章でバッシングを浴びる事も多いものの、芸に懸ける意外な程の直向きさが感じられ、「今年こそは優勝出来ると良いな。」と思っていた。
結果から言えば、一回戦に臨んだ9組の内で8位という惨敗振り。一つ一つのネタ振りがやや長く、テンポの悪さは否めなかったし、「思いっきり“外した”場面で、そのリカバリーが出来なかった。」のは致命的だった。期待していただけに今回の結果への失望度も高いけれど、切磋琢磨した彼等が来年の大会でどんな姿を見せてくれるか、それを楽しみにしたいと思う。
決勝に進出したのはオードリー(一回戦の得点は649点。)にNON STYLE(同644点。)、そしてナイツ(同640点。)の3組。そして優勝したのはNON STYLE(決勝戦、全7票の内5票をゲット。)。彼等の事は知っていたが、その漫才を見るのは初めてだった。テンポは良いし、面白かったのは確か。
唯、私見で言えば、オードリー(決勝戦、全7票の内2票をゲット。)の方が良かったと思う。この番組を自宅で見ていたというラサール石井氏が自身のブログ「ラサール石井の鉄板少年らさある」で「M-1グランプリ2008」という記事をアップしており、「よかった。小ネタも半端なく入っていた。ツッコミの落ち着きがすべて。私の得点も最高点であった。」という理由からオードリーを推していたが、自分も同感だ。NON STYLEの漫才を否定するつもりは全く無く、寧ろ評価している自分だが、少なくとも「5票対2票」よりは接戦だったと思っている。「吉本興業主催のこの大会だけに、吉本所属のNON STYLEに有利さが生じたのかなあ。」という気も。
大会実行委員長で在り、審査員も務めている島田紳助氏は今大会のレベルの高さを口にしていたが、自分としてはやや物足り無さを感じた。昨年優勝したサンドウィッチマン程の強烈な“笑いの波”を起こす存在が、今年は居なかった様に思うからだ。一回戦に勝ち残った9組の中に、「何で彼等が勝ち残ったのか?」と思える者も居たし。
ラサール氏が上記の記事で「どうも松ちゃんや紳助さんとはどこか好みがちがうんですな。」と笑いのセンスの違いを吐露しているが、審査員の顔触れというのも、そろそろ一新しても良いのではないだろうか。今大会で言えば、全7人の審査員の内で吉本所属の人間が4人。“関西芸人”という括りでは、5人という事になる。「面白さに関東も関西も無い。」とはいえ、色んな意味で審査員の構成バランスが良いとは言えない。どの人達も笑いの世界で一時代を築いた人ばかりだが、だからと言って“今の笑い”を的確に審査出来るとは限らないだろう。コント55号や“やすきよ”は面白かったが、今の“欽ちゃん”や西川きよし氏の芸風には笑えないどころか、痛々しさすら感じてしまう様に。
最近レッドカーペット等でネタを見ることが多かった今回のM-1出場者。結果的に言えば自分的には「ノンスタイル」の圧勝でした。
これはそれこそ「漫才の骨董品でございます~」の砂川捨丸師匠の時代からお笑いファンである友人(48歳)に昨日あったのですが、この話題に関してはまったくの同意見でした。あの4分間の間(最終決戦では3分未満でしたが)にアレだけの笑いを詰め込んで一つもコケないというのはほとんど名人芸だと思います。初めて見たときは衝撃的でした。あまり衝撃だったので自分のmixiの日記に書いたほど。もちろんテンポもよく結果的にほぼ欠点が無いといってもいいと思います。いやおう無くボケ続ける石田に対してピシッとつっこむ井上のスピード感は斬新でした。
一方「オードリー」はそれこそある種の味は感じるものの、ちょっとあのスタイルで押すのは無理があるのかなと。突っ込みもなんだかよわっちいし。敗者復活で勝ち上がった勢いで最終決戦に上るまでは自分も「あ~勢いににのって良い意味で実力発揮できているな」と思いましたが、どうも2回目最終決戦を見るとみていて「しんどさ」を感じました。
「ナイツ」も浅草のにおいがプンプンする漫才ではありますが、ネタの選び方がどうしても万人ウケしやすい「SMAP」だとか、その辺が難しいなぁと。面白いとはおもうんですが。そして後半には自ら「シモ」に走ってしまう意外な弱点を露呈してしまい、ちょっとこれからに課題を残したと思います。
「キングコング」はむしろ昨年の方が出来が良かったように思います。なんかネタのなかに盛り上がりもないし。今年ツアーをやって相当数の漫才をやったといってましたが、それはテレビ出演で得たファンの前で披露していたもの。このあたり浅草で鍛えられた「ナイツ」やストリート漫才というそれこそしんどい状況で鍛えられた「ノンスタイル」とはまったく違う「ヌルイ」環境で回数を重ねたものだったのでしょう。熱心さは認めますが、彼らの漫才はあの辺が限界かなと。漫才でやりたかったら「ノンスタイル」みたいに、一度テレビのレギュラーを全て止めて漫才だけに集中することが必要なのかもしれません。
審査員の面子から一見関西芸人有利にも見えますが、それでも昨年は「サンドウィッチマン」は優勝したし、今年も中田カウス氏は「オードリー」に一票入れていたし、一概にそうともいえないと思います。少なくともここ数年は自分の印象とまったく同じ優勝者となっているので、一時代を築いた方々は意外と今でも時代ズレせずにみているな、今の笑いもキッチリと捕らえているなという感じです。
おわらい情報にはとんと疎いおりがみですが、去年あまりにも面白かったので、つい今年も見てしまったです。
おりがみ家では「ナイツ」が評価良かったんだけど・・・うーん・・。
もういろんなタイプのコンビさんが満ちあふれている状態ですもの。質量共に豊富になってくると最後は審査員の「好み」が総てのような気がします。
NON STYLE、その存在は知っていたものの、記事で書いた様に漫才を見たのは初めてでした。大阪ではかなり有名なコンビという事ですが、新鮮さは在ったし、腕もなかなかの物。彼等の同期にキングコングや南海キャンディーズ(山里亮太氏)等が居るというのは、今回初めて知りました。全国的な知名度からすると遅れを取ったものの、“ストリート漫才”で地道に腕を上げて行き、先んじていた同期達に追い付いたという所でしょうか。課題は番組内で上沼恵美子さんが指摘していた「フリートークの上達」なのかもしれませんね。
オードリー、個人的にはあの“弱っちい突っ込み”が結構ツボでした。灰汁の強過ぎる春日俊彰氏がボケを担当しているので、突っ込みの若林正恭氏が弱っちい突っ込みによって、良い意味で“中和”されている気がしたからです。
ナイツとキングコングに関しては、tak様の御意見とほぼ一致。特にキングコングは良い素質を持ってい乍ら、NON STYLEに比べると“温い環境”で来てしまったのかなあと。“やすきよ”の元マネージャーで、吉本の常務取締役も務めた木村政雄氏が、以前ナインティナインに付いて語っていた話を思い出します。超売れっ子の彼等が、何年か前に久し振りに大阪の舞台に立ったそうですが、全く受けなかったとか。「ファンの前ばかりでネタを遣って来て、芸自体が“TVサイズ”になってしまった。それでは老若男女入り混じった観客を前にして、受けさせるのは難しかったのではないか。」と木村氏は指摘していましたが、キングコングにも同じ事が言えるのかも。
おそらく、giants-55さんのブログにコメントを書かせていただくのは初めてだと思います。
だいぶ昔に(私は現在のブログの前にgooでブログをやっていました。その時代も含めて)私のブログのコメント欄やトラックバックでお見かけした可能性やgiants-55さんのブログのほうへトラックバックをさせていただいたことがあるかもしれませんので、もしかしたら、わたしのことを憶えておられるかもしれません。
当時と今とでは私自身の考えやスタンスが変わっているので、当時とはだいぶ変わりました。
もし、憶えていない、知っていないのであれば、申し訳ありません。
本題に入ります。
私はお笑いに関して、素人の単なるお笑い好きです。
ですので、私の個人的なたわいのない意見ですが、書かせいていただきます。
私自身はM-1に限らず、お笑いに順位をつけることに関して、否定的な考えを持っています。
それは「お笑いは人によって、好みや評価が分かれやすいもので、それに順位をつけること自体が違う」という思いがあるからです。
ある一定のレヴェル以上であれば、それは、好みの問題になると思っています。
なので、M-1は私の大好きな漫才がたくさん見られる大会として、肩の力を抜いて、見るようにしています。
個人的にはケーブルテレビのチャンネルにある、スカイAで見られる「敗者復活」の漫才を録画して見るのが至福の幸せです。
今回のM-1(2008)の個人的な感想を書くと、NON STYLEの優勝は個人的に気にしていたコンビの一組なので、うれしいですね。
むしろ、決勝に来るのが1,2年遅い、とすら思っていました。
やっと、評価されたので、うれしかったですね。
オードリーは本当に面白かったです。
司会の今田さんが、オードリーの2回目の漫才のあとに「これは評価が分かれるかな」というような感想をおっしゃっていたので、小差だと思いますが、その辺で評価が分かれたのだと思います。
私より前にコメントを書かれたtakさんの考えに共感します。(takさん、私のような若輩者が生意気を書いて、すみません。)
オール巨人さんもブログをお持ちで、M-1のことも書いてらっしゃいます。
ttp://nikki-2006.seesaa.net/
ラサール石井さんは大阪出身ですが、芸人さんとしては関東育ちの方ですね。
関西の感覚と関東の感覚をどちらも持っている方だと思います。
生意気なことを書いて、申し訳ありません。
それでは失礼いたします。
「最近の若い者の歌は分からん」
という言葉と同じようなニュアンスで、
「最近の若い芸人の漫才は分からん」
という言葉が語られているような風潮があるように感じます。
M-1も当初は「食わず嫌い」でしたが、たまたま見た3年前のブラックマヨネーズにはまりました。
毎日放送で春と秋にある「上方漫才まつり」という、大御所から若手まで3時間半たっぷり漫才が聞ける特番がありますが、2年前の春にそこで初めてNON STYLEを見たとき、石田のボケぶりにすごいものを感じました。予測不能のボケはその当時から進化していました。年齢層の高い客の前でも中川家やフットボールアワーらは違和感がなかったです。彼らは「若者にしか通じないようなネタ」をやらないので、僕にも分かります(笑)。
ナイツは、良くも悪くも古典的な漫才と思いました。ブームとは無縁に息の長い活躍をしていきそうなコンビですね。オードリーは一回戦が衝撃的で、決勝では少し落ちた、という印象です。紳助氏の「のりお師匠みたい」というのは褒め言葉かも?
しかしながら、「フリートークが下手」だと言われた彼らのキャラが漫才以外で生かせるのでしょうか。
red hot様の御名前は記憶に残っておりますので、初めてでは無いと思いますが、改めまして今後とも宜しく御願い致します。
御紹介戴いたオール巨人師匠のブログ、早速拝読致しました。オール阪神・巨人は、自分が好きな芸人の一人(一組)。芸に対して非常に厳しい目を持っておられるオール巨人師匠が、今回の件をどう語っておられるのか興味深かったのですが、想像以上に真摯な内容だった事に感動。「M-1・寸評・総評?」(http://nikki-2006.seesaa.net/article/111579540.html)を是非とも、多くの方に読んで戴きたいです。
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・ あの場で見るのとビデオ(テレビ)で見るのは、若干と言う言葉では足りない位の違いは有ります。現場で見ると面白くないコンビが
テレビで見ると面白く感じる!又その逆の現象も確かに有ります。視聴者の方には、申し訳無いのですが、やっぱり僕等は現場優先に成るのは分って頂きたいです!
・ 先ず審査員のやらせ、事前の出来レース等は、本当に本当に全く有りません!有ればもし有れば僕は出ません!降ります!
・ 投票は5対2の大差のように成っていますが、この数字で評価をしては間違いだと思います。本当のところナイツが優勝候補筆頭でしたし、3組の差は殆ど無し・・本当に本当に審査は大変なんですから、分ってください!
・ NONSTYLEの笑いの数・大きさは、
現場に居た方は分るのですが・・凄かったです。しかし残念ですがテレビを見ると本当に伝わり難いな~って感じました。その辺で疑問が出たりするのでしょうが・・。是も分って頂きたいです。
・ 今年のM-1は例年よりは・・って意見がありましたが、全てのコンビが真剣に力いっぱい演じて、僕は中々良いM-1だったと思います、出来れば、『面白くない』とは言ってやって欲しくないし、全ての参加者に対しても辛い言葉に成りますし・・・。是も個人の感じ方で色んな意見が有ってしかたは有りませんが。
・ オードリー君は今、まさに旬に向かって!先月より今月!先週より今週!昨日より今日!と人気実力共に上がって来ていますね。もしM-1がもう少し先に開催されてると、オードリー君だったかも知れませんね。
・ 僕等は先輩から笑い待ちをしなさい、とよく言われました。では今何故それが出来るのか。それはお客さんが短いスパンの笑いでもボケでも付いていけるように、お客さんが変わったのでは。
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御笑いタレントでは無く、芸人が好きな自分としては、これ等の文章に痺れました。red hot様の「御笑いに順位を付けるのは好きじゃない。」という思い、自分も理解出来ない訳では在りません。決勝戦に限って言っても、自分の様に「オードリーが良かった。」と思う者も居れば、おりがみ様の様に「ナイツが良かった。」と思われる方も居る。勿論、多くの方が書かれている様に、「NON STYLEが良かった。」というのも。人それぞれ顔が異なる様に、笑いのツボも違う訳で、そもそも「これが正しい!」なんて正解が在る訳でも無いですしね。唯、絵画や文学といった芸術作品に順位付けが存在する様に、漫才にも順位付けが在っても悪くは無い気が個人的にはしています。より高い位置を目指して芸人達が切磋琢磨してくれたら、我々見る側にとってそれは良い事だと思いますし。
敢えて言うならば、「順位付けを行う以上はオール巨人師匠の様に、審査員個々が総評を出してくれると良いな。」という事。芥川賞な直木賞でも、審査員個々の総評が出ますよね。参加している芸人達は皆必死で闘っている訳だし、審査する側も出来ればそれに応える意味で、そういった対応をして貰えると、御笑い好きとしては嬉しいです。
記事でも触れました様に、大御所と呼ばれる芸人の中には、残念乍ら“笑いの賞味期限”が切れてしまった人も居る。「ベテランで在れば面白く、若手は面白くない。」という物では勿論無いし、実際に昨年のサンドウィッチマンには大笑いさせて貰ったし、今年のNON STYLEやオードリーには「面白い連中が出て来たな。」という喜びを感じました。
島田紳助氏が(オードリーの)春日俊彰氏を「嫌な意味で(西川)のりおさんに似てるわ。」といった評し方をしていましたが、これには爆笑。「嫌な意味で」という言い方をしていましたが、自分も逆説的に春日氏を褒めた様に受け取りました。“のりおちゃん”のあのネチっこい笑い、自分は結構好きです。
審査結果に違和感を覚えたものの、red hot様が紹介して下さったオール巨人師匠のブログを拝読し、スッキリした思いに。
M1、私も観てました。なんか今年から例年になくお笑いへの興味を抱きまして、初めてのM1鑑賞です。
そんな訳でこの場を借りて、俄かお笑い好きによる俄か芸人批評をさせて頂く事を、お許しください。
決勝戦、元々全出場者の中で一番好きなのはナイツですが、一番笑えたのはオードリーでした。
春日さんのキャラが際立っていましたが、個人的にはそれよりも若林さんのバラエティに富んだいなし方がツボで、芸の完成度高いんじゃないかと思いまして。
ナイツはM1ではあえてヤホー漫才を封印して臨むのかと思っていたのですが、それを2本続けてきましたね。
いつも通りの高い技巧は感じたのですが、自分としては他の二組よりも見慣れていたせいか、観ていて新鮮に感じられなかったと言うのが正直な所です(そもそも決勝のSMAPネタは観た事のあるネタだったので)。
NON STYLEは新鮮でした。まあこれは知らなかったからと言うのが大きいですが。
ただそれを差し引いてもネタ流れの良さは窺う事が出来、率直に面白かったです。
まあそんな所ですね。初めてM1を最初から最後まで拝見しましたが、優劣よりも、有名無名問わずの芸人さん同士による本気のネタ対決を堪能できたのが良かったですね。