漫画「はだしのゲン」を初めて読んだのは小学校の低学年の時。学校の黴臭い図書館に唯一置かれていた漫画で在り、表紙に描かれたゲンの表情がとても印象的だった。1945年8月6日に広島に投下された原爆により過酷な運命を背負わされた多くの被爆者達の姿を主人公のゲンの目を通して描いたこの作品は、当時の自分にとって可哀想という思い以上に強烈な恐怖心を覚えさせた。「原爆の放った高熱で焼け爛れた皮膚を手足から垂れ下げ、爆風で飛び散ったガラス片等が全身に突き刺さったまま、ゾンビの如く彷徨う被爆者達。」や「膿んだ傷口から湧いた蛆虫を箸で一匹ずつ摘み取るシーン。」、「原爆症を発症し、大量の吐血をし乍ら死に絶えて行く被爆者の姿。」等々が実にリアルな絵で描かれていたからだ。同年代の人間との間で「はだしのゲン」の話が出ると、異口同音に「あの漫画は本当に怖かった。」という声が上がるのだから、如何に多くの人達に原爆の恐ろしさを感じさせた作品か判ろうというもの。そして恐怖心の後、脳裏に去来するのは被爆者達の無念さと哀しみ。貧しい乍らも幸せなゲンの家族が一発の原爆によって地獄の底に突き落とされた様は、数多の被爆者達の”哀しい現実”なのだ。
この不朽の名作がTVドラマ化され、一昨昨日&一昨日と二夜に渡って放送された。原作と一部異なる設定&ストーリーとなっているが(ゲンの家族構成から次兄が外されていたり、妹・友子の”誘拐”や弟・進次にそっくりな隆太がヤクザ組織に入ってしまう展開が無くなっている等。)、概して原作に忠実な内容。「父、姉、そして弟が倒壊した家屋の下敷きとなり、ゲン達が見守る中で焼け死んで行くシーン。」や「画家志望の学生・政二が被爆によって全身に大火傷を負い、周りから『化け物』と呼ばれて自暴自棄になっていたが、ゲン達の励ましで再び筆を執る決意をしたシーン。(「この手を奪ったピカが憎い!」という政二の悲痛な叫びが印象的。)」、「妹の友子が栄養失調で亡くなってしまうシーン。」等、原作を読んだ時と同様に何度も滂沱してしまった。
戦争の悲惨さや無意味さを訴える事が「非国民」とされ、様々な嫌がらせやリンチを加えられた時代。戦争に疑問を持ち乍らも、周りの目を意識して物言えぬ民となってしまった人々がどれ程居たのだろうか?全く疑問を持たなかった人達が多かったとするならば、画一教育の恐ろしさを感じてしまう。多くの人々が自らの頭で思考する事を停止し、無根拠で表面的な情報で一気に一方向に世論が動いてしまう様な現代は、嘗ての「少数意見を排除する時代」と何か似通った匂いをどうしても感じてしまう。「美しい国」が「全体主義国家」を意味するかの様な薄気味悪さ。
話をドラマに戻すが、中井貴一氏や石田ゆり子さん、小野武彦氏等、キャスティングの絶妙さが光っている。主人公のゲンを演じている小林廉君の演技力の高さは相当な物だが、それ以上に弟・進次役(及び隆太役の二役)を演じた今井悠貴君の演技力は圧巻。表情が実に多彩な上、演技を感じさせない自然さが、とても8歳の子役とは思えない。この2人の子役の演技力によって、作品の世界にグングン引き摺り込まれたと言っても過言では無い。そして彼等の屈託の無い笑顔が時折挟み込まれていたからこそ、戦争の悲惨さが余計に身に沁みた。吹き替えでは無く字幕処理という形で海外の人々にも是非見て貰いたい、丁寧に作り込まれた良作だ。
この不朽の名作がTVドラマ化され、一昨昨日&一昨日と二夜に渡って放送された。原作と一部異なる設定&ストーリーとなっているが(ゲンの家族構成から次兄が外されていたり、妹・友子の”誘拐”や弟・進次にそっくりな隆太がヤクザ組織に入ってしまう展開が無くなっている等。)、概して原作に忠実な内容。「父、姉、そして弟が倒壊した家屋の下敷きとなり、ゲン達が見守る中で焼け死んで行くシーン。」や「画家志望の学生・政二が被爆によって全身に大火傷を負い、周りから『化け物』と呼ばれて自暴自棄になっていたが、ゲン達の励ましで再び筆を執る決意をしたシーン。(「この手を奪ったピカが憎い!」という政二の悲痛な叫びが印象的。)」、「妹の友子が栄養失調で亡くなってしまうシーン。」等、原作を読んだ時と同様に何度も滂沱してしまった。
戦争の悲惨さや無意味さを訴える事が「非国民」とされ、様々な嫌がらせやリンチを加えられた時代。戦争に疑問を持ち乍らも、周りの目を意識して物言えぬ民となってしまった人々がどれ程居たのだろうか?全く疑問を持たなかった人達が多かったとするならば、画一教育の恐ろしさを感じてしまう。多くの人々が自らの頭で思考する事を停止し、無根拠で表面的な情報で一気に一方向に世論が動いてしまう様な現代は、嘗ての「少数意見を排除する時代」と何か似通った匂いをどうしても感じてしまう。「美しい国」が「全体主義国家」を意味するかの様な薄気味悪さ。
話をドラマに戻すが、中井貴一氏や石田ゆり子さん、小野武彦氏等、キャスティングの絶妙さが光っている。主人公のゲンを演じている小林廉君の演技力の高さは相当な物だが、それ以上に弟・進次役(及び隆太役の二役)を演じた今井悠貴君の演技力は圧巻。表情が実に多彩な上、演技を感じさせない自然さが、とても8歳の子役とは思えない。この2人の子役の演技力によって、作品の世界にグングン引き摺り込まれたと言っても過言では無い。そして彼等の屈託の無い笑顔が時折挟み込まれていたからこそ、戦争の悲惨さが余計に身に沁みた。吹き替えでは無く字幕処理という形で海外の人々にも是非見て貰いたい、丁寧に作り込まれた良作だ。
自国に都合の悪い報道はしないというのは、確かに何処の国でも多かれ少なかれ見られる事では在ります。寧ろ自国に都合の悪い報道がまま見られる我が国は、非常に稀な存在なのかもしれません(笑)。
唯、「我が国こそが唯一無二の正義を行使する国家だ!」的な押し付けがましさの在るアメリカが、その裏側で情報統制を行っているというのは、言行不一致な人間が大嫌いな自分(笑)にとってどうしても受け入れ難い部分なんです。
近い内に記事にする予定ですが、大平前首相の残した言葉に「政府が何もかも国民生活に介入するという政治の過剰介入はしてはならない。逆に国民の方も『全てが政治の責任だ。』と過剰期待(その裏腹の過剰批判)を持つ事を出来るだけ止めなければならない。政府にも国民に対する甘えが在り、国民にも政府に対する甘えが在る。それが政治への過剰な期待になったり、政治の力量以上の介入になったりして、それが原因で行政機構が重い物になり、財政のピンチになって来たのではないか。こういう甘えに対して、国民の側も政府の側も自省していかないといけない。政治は与える物で在り、国民が政治に大きな期待を寄せるのは当然だという考え方は行き過ぎだ。政治の持つ力に見合った所で、国民にも我慢して貰わなければならない。」というのが在ります。年金制度の維持も危ぶまれる中、仰る様に自分自身で或る程度の努力をして行く必要性は在りますね。
アメリカは自由の国というイメージですが必ずしも平等な社会とはいいかねますね。自ずからの能力に応じて区別するような自由を重視する有産階級の「小さな政府」を標榜する共和党がまだ平等のスローガンの強い民主党よりも強いからなのでしょうか?
そもそも「自由と平等」という観念自体、相矛盾したまじわらないもので、アメリカ合衆国は建国されてからずっとこの矛盾と面を向けてきたのです。共和党は南部政党だった民主党と対抗するという意味から成立した政党ですが、実は有産階級の「小さな政党」という意味では南部社会の性質としてはむしろマッチした政党だったのではと思います。事実それから百年後の公民権運動時に南部民主党は民主党本体と袂を分かち共和党に鞍替えしました。南北戦争で南部は民主党で北部は共和党のイメージが強かったのですが、実は逆に南部共和党と北部民主党の方が自然な姿だったということに唖然としたものです。
自国に都合の悪い報道はしないというのは多かれ少なかれどこの国でも行われていることだと思います。
逆にそうでない国を探す方が難しいくらい。
日本でさえ、出生率低下のことで騒いでますが冷静に考えればこの狭い資源のない島国に人口1億2,3千万の人口がいること自体過密であり、自然の成り行きからして人口減少はむしろ望ましいと思います。
震災や戦災での現象はやはり誰も望まないでしょうし
そうなると出生現象か大幅な海外移民かしか解決方法がないからです。
勿論私達の時代には年金なんてあてにできないでしょうから、おそらく定年制度も崩壊になり働けるうちは働いてくれという「生涯現役制度」に変わっているのではと想像し、私もそのつもりでいようと思います。
自分も彼岸の入りの日に墓参りをして来ました。昔から不思議で仕方無いのは、御彼岸って御先祖様が墓から家に帰って来るのに、わざわざ”空き家”の墓に行く意味合いに付いて。「空き家の時だからこそ、家の掃除をしに行く。」と知り合いは言うのですが、今一つ納得出来ないでいます。とは言え、この時期に墓参りをするのは心が穏やかな感じになり、良い物です。
自分の場合、幸いにも祖母が一人元気ですので、時折戦時中の話を聞かせて貰っています。書物やTV番組等で戦時中の情報は結構得ていますが、それでも実際にその時代を潜り抜けて来た人から直に聞く話はインパクトが違いますよね。
アメリカって自由な国というイメージが強いのですが、環境問題等自国に都合の悪い情報を意図的に報道しない(乃至は報道する機会が少ない)という面が在る様です。戦争に付いてもそういった面が在るのでしょうし、知らないからこそ我々日本人にとって不快に思える様な発言を平然と為してしまうアメリカ人も居るのだと思います。勿論、そうで無い人達も少なからず居るのでしょうが。
「終戦のローレライ」のラストで回天搭乗員だったユキトのお墓参りに行くシーンが思い出されました。 主人公のパウラとユキトの間にできた子供たち、孫たちとお盆の帰省ラッシュの車の中で戦争のことを語るシーンです。 携帯に夢中になっていた大学生の孫がおばあちゃんのパウラの語る戦争の話には真剣に耳を傾けるのです。
身近にまだ戦争の体験を語ることの出来る方々が尊命でおられることは子供達には貴重なことだと思います。 「はだしのげん」を読んで戦争は大きな過ちで間違いであると子供のころに胸に刻んだものの、ハリウッドなどのアクション映画を見て一方的な正義が悪を叩くために武力を行使することを正当化してしまい、そこにヒーローや正義があると、戦争で苦しんだ人々や祖先の事を忘れてしまうものです。 過去の歴史を教科書でしか知らない若者ではなおさらだと思います。 民族間の恨みをはらすための戦争、資源を奪い合うための戦争、考え方の違いを譲らないことから起こった戦争、人種の違いを認めないことからおこった戦争、攻められるかもしれないという疑心暗鬼から起こる軍拡、歴史は愚かな戦争の見本市です。 今回の「はだしのげん」は子供達にとっても良いドラマだったと思います。 ついでに、暗殺されたJFKや弟のロバート・ケネディの演説を聴きますと、アメリカも決してただの乱暴者ではないと思わされます。 Bobbyという映画を見て改めてそう思いました。 それからミス・リトル・サンシャインという映画を見て、アメリカもこんな映画作るんだと嬉しくなりました。 核武装なんて叫んでる連中はその主張が目立つだけで、極々一部のマイナー連中なんだと。家族が家族の幸せを願う姿なんてほとんどどんな国も同じなんだと。
千秋実氏と佐々木勝彦氏、実の親子なのだから当たり前と言えば当たり前なのですが、その風貌は本当に似ていますよね。
細木数子女史(上のレスでは「和子」と誤記してしまって済みません。)と石原慎太郎都知事、これに和田アキ子さんや星野仙一氏が加わると、自分が大嫌いな四人集勢揃いという事になります(笑)。
改めてネット検索からウルトラシリーズ俳優人名録の千秋氏の写真と仮面ライダー俳優名鑑に勝彦氏の写真がそれぞれあったので確認しましたが、なるほど風貌は似ていますね。wikipediaで最初確かめた時は千秋氏の奥さんの苗字が佐々木で勝彦氏が母姓を継いでいるのが不自然に感じていたんですが、先程改めてウルト
ラシリーズ人名録の千秋氏の履歴をみると千秋氏の元の本名は森竹勝治で俳優兼劇作家の佐々木孝丸氏の婿養子となって佐々木姓になったそうです。勝彦氏は次男であることも載ってました。
細木数子女史、きついですものね。55さんみたいに苦手意識感情持っている人多いと思います。気づいたことは風貌がなんとなく私の「ニャン子ファーザー」石原慎太郎都知事と似通ってみえたこと!(笑)
これでは55さんがチャンネル変えるのも無理ありませんよね。
「金色の翼」という昼ドラは存じ上げませんでしたが、一番驚いたのが「佐々木勝彦氏があの千秋実氏の御子息だった。」という事実。恥ずかし乍ら全く知りませんでした。なるほど、そう言われてみると風貌は千秋氏にソックリですね。
どうにも細木和子的キャラが大の苦手なので、彼女が画面に登場すると速攻でチャンネルを変えてしまうんです。言っている事に時たま的を射ている部分が在る様ですが、言っている御本人の事を思うと「それって天に唾する言動じゃない?」って白けちゃうんですよね(苦笑)。
「はだしのゲン」がこれ程高い視聴率を得たのは嬉しいものの、「よし!じゃあ、あの子役二人を起用して何でも良いからドラマを作れ!」みたいな安直なドラマ製作がされないか、その点が心配です。
フジテレビの現在の昼ドラ「金色の翼」に月組元トップの剣幸さんと雪組元トップの高嶺ふぶきさんが共演されています。ご存知でしたでしょうか?
他に冬ソナでパクヨンハ演じたサンヒョク父(チョンドンファン、「あなたを忘れない」で主人公の父親も演じた)の吹き替えをやった名優千秋実氏の息子、佐々木勝彦氏と、同じくチェジウ演じたユジン母の吹き替えを担当した増子倭文江さんも出演とのことで1話からみてました。ストーリーもミステリアスで面白いです。
それだけ視聴者も見逃せないと思っていた人が多かったということですね。関西地区やご当地広島、長崎、私の地元の福岡はこのドラマでどれくらいの視聴率が取れたのか、気になるところですね。(福岡は広島も長崎も地理的に近いせいか双方からの移住者が多く、被爆者人口もご当地を除けば一番多い。あの「原爆の子の像」のモデルになった佐々木貞子さんのご遺族も住んでます。)
「ずばり言うわよ!」私も見ていて面白いと思うのですが、細木女史の言動にクリームシチューの二人が我慢の限界にきているという噂も聞きますのでいつまで続けられるか見ものですね。(^^;)
昔程では無いにしろ、やはりミュージカルに男一人で行くのは気恥ずかしさが在りますね。過去に生で観たミュージカルも、知り合いのおねえちゃんを拝み倒して同行して貰ったものだし(苦笑)。
1979年に放送開始となった「3年B組金八先生」。あれからもう28年も経つんですね。確かPart1での金八の年齢設定は30歳。即ち今年で58歳になる訳で、これは(トキオ・ポーロ様が触れられている様に。)武田鉄矢氏と同じ年齢になります。自分も良く「金八先生が定年迄、後○年なんだなあ。」と思う事が在るのですが(笑)、もう残り2年になってしまったんですね。思えばPart1で教頭役(後のシリーズでは校長役。)を務めておられた黒縁眼鏡の早崎文司氏や、Part2で松浦悟役を演じられた沖田浩之氏等、既に鬼籍に居られた役者も何人か居られ、時の過ぎ行く速さを此処でも感じてしまいます。
ところで、ドラマ「はだしのゲン」の視聴率が発表されていました。週刊TV視聴率(8月6日~12日)では後編が20.5%で総合2位、前編は18.2%で5位とやはり高視聴率を稼ぎ出したとの事。総合1位が「ズバリ言うわよ!SP」(23.4%)というのが不本意なのですが(苦笑)、やはり質の良いドラマを製作すれば自ずと視聴率も高くなるという事を、製作者には理解して貰いたいものです。
「サウンド・オブ・ミュージック」の記事を紹介させて頂きありがとうございます!このミュージカルの感想はそのスレでコメントさせていただきますが、アンドリュースさんが腫瘍摘出手術であの美声がもう聞くことができないというのは初耳でした。本当に残念です。
ミュージカルや翻案劇はやはり生で見た方がいいと思いますが、チケット入手困難な演劇があったり宝塚のように男性一人で行くには勇気がある場合もありますしね。色目を使わず節度を持って鑑賞すればどうってことないのでしょうが、男性側からみたらやはりという感じですね。
金八先生、この調子だと後何シリーズ作られるでしょうね。武田鉄矢氏も今年58歳で教職に例えるならあと2年で定年退職だし・・・。その後番組は多分、「渡鬼」でしょうが、どちらが最終シリーズを先にやるか興味深いところです。そして両シリーズのレギュラーだった赤木春恵さんの出演はあるのかも気になります。
最後に「はだしのゲン」のミュージカルも再演だとか。このミュージカル版もみてみたいです。
トキオ・ポーロ様がどれだけヅカ&ミュージカルが御好きなのか、文面からひしひしと伝わって来ます。ミュージカルを生で観たのは「モンテ・クリスト伯」(安寿ミラさんや汐風幸さんが出演されていました。)を始めとする僅か数度だけ。衛星放送等では何度も視聴しているのですが、やはり迫力は生に到底敵わないですね。(懐に余裕が在れば、もっと生で観に行きたいのですが。)
映画「サウンド・オブ・ミュージック」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/8428dd9e46fb3605c0278f6d4f6238b2)は、これ迄に何度見た事か。ジュリー・アンドリュースさん演じるマリアとクリストファー・プラマー氏演じる一見気難しいトラップ大佐との間で愛情が深まって行く様や子供達との遣り取りが、美しい楽曲に合わせて展開されて行く素晴らしい作品ですよね。ジュリー・アンドリュースさんの美しい歌声がとても印象的なのですが、声帯に出来た腫瘍を取り除いた結果、あの美声が失われてしまったのは返す返すも残念です。
金八先生の原作&脚本を担当されていた小山内美江子女史とTBSとの間で乖離が生じたのは、第5シリーズ辺りからと言われていますね。このシリーズから演出に加わった人物によって過激な演出(自殺やレイプ等)が増し、そういった事に小山内女史が違和感を持たれた様です。
CS視聴について早合点の間違い、すみませんでした。
「サウンド・オブ・ミュージック」私も大好きなミュージカル映画で今でもジュリー・アンドリュースの美声が脳裏に浮かびます。大地真央さんのミュージカルは2004年博多座でみました。その時のメンバーが今井清隆さん、杜けあきさん、花山佳子さん、藤堂新二さん・・・と帝劇「風と共に去りぬ」メンバーでしたので、「風」の公演を強く望んでいた私は少し悔しい思いをしながら見たのを覚えていますが。
金八先生の新シリーズの情報については知っていましたが、原作者とTBSがもめていたことは知りませんでした。前シリーズからかなり時間がたっているので
どうしたんだろうと思ってましたが、楽しみですね!
大地真央さんは多くの舞台を踏んでおられますが、確か「サウンド・オブ・ミュージック」ではマリア役を務めておられましたね。以前にも書いたのですが、ミュージカル映画の中で一番好きな作品がこの「サウンド・オブ・ミュージック」ですし、映画全体の中でもベスト3に入れる程大好きな作品です。
大川明子さんは御指摘の通り、スーパーのおかみさん役をされている方です。金八先生も原作者とTBSの間で色々ゴタゴタが続いているのは残念です
が、今秋には新シリーズ開始というのは嬉しい話。
で、「夕凪の街・桜の国」を観て来られたんですね。別の方のブログでも書かせて貰ったのですが、この作品は自分も興味が在り、観に行きたいと思っています。観ましたら記事にしますね。
Spa supernova様もこのドラマを見ておられたとの事で、これはかなり高い視聴率が出そうな気がしますね。
子役の2人の演技が余りにも上手かった為、どうしても彼等にばかり目が行ってしまいましたが、その他の俳優も本当に良い演技をしていました。漫画と同様に憎々しさを感じさせた小野武彦氏演じる町内会長。漫画と比べるとやや影の薄さは感じたものの、朴さん役の勝村政信氏も良かった。中井貴一氏や石田ゆり子さんも良かったし、「あの今風の顔ではどうかなあ?」と自分も思っていた成宮寛貴氏も原作よりは抑えた雰囲気乍ら良い味を出していたと思います。
書かれておられた反戦アニメは残念乍ら存じ上げないのですが、トラウマになりそうな内容ですね。
帝劇で行われた大地真央さん&松平健氏の「風と共に去りぬ」も恐らく何処かでポスターを見たのだと思うのですが、キャスティングの顔触れを覚えています。(特にハナ肇氏。)
鑑賞した映画はやはり広島原爆がテーマの「夕凪の街・桜の国」です。
「はだしのゲン」や「風と共に去りぬ」ほどのインパクトはなかったものの、淡々としたストーリー展開ながらもその悲劇をひしひしと表現していたのは見事でした。クラリネットでの夕暮れの風景をかもし出したどことなく切ない音楽も最高でした。
広島弁もヤクザの言葉と称されていたのが嘘やまやかしのごとく、奥ゆかしかったです。
しかもCSで三作もなんて、羨ましいです。私は映画解説書でキャストが目に入っただけでしたので・・・。それにしても鬼籍に入ったかおなじみの人が多く懐かしいですね。
wikipediaでも確認しましたが3作それぞれ演じている人が違うんですね。宮城まり子さん、ねむの木学園の園長さんですね。66年世界初演の帝劇「風と共に去りぬ」でプリシーを演じていたとのこと、ちなみにこの時のワトリングは浜木綿子さんで生前のことで無論みてないんですが、彼女達はそのキャスティングにピッタリでその時の役作りが目に浮かぶようです。
私は去年10月に博多座で大地真央さん主演の「風と共に去りぬ(帝劇ミュージカル再演版)」をみました。
「赤き大地よ」「南部の旗の下に」「幸せに一番近い場所」など聞き応えのあるミュージカルナンバーがたくさんありましたが、やはりメラニー役だった杜さんの歌唱力が抜群でしたね。あと登場人物の背後に翻る大きな南軍旗が象徴的で、負傷兵が横たわるシーンではその南軍旗がボロボロで南部敗北を表し、同時に昭和20年の日本の姿をも表している感じで印象深かったです。
金八の大川明子さん。たしか第4シリーズ以降八百屋のおかみさんをやっている方ですよね。シリーズに金八卒業生が出ているのをうれしく見ていたものです。
しかし石田、成宮といった大人の俳優も頑張りました。個人的にこの両者は線が細く、現代的な顔なので大丈夫かな?と思っていたのです。
>弟・進次にそっくりな隆太がヤクザ組織に入ってしまう
そういう内容の反戦アニメを見たことがあります。
主人公(職業は忘れた)の幼馴染はヤクザに、女の幼馴染は米兵専門の娼婦になって、梅毒か何かをうつすことで復讐しているという実に陰惨な内容でした。高校で見たのですが、リアルな性行為や暴力シーン(ヤクザの抗争)シーンがやけに多く、内容が内容ですから、見た後の教室の雰囲気が非常に凍りつくようであったのを覚えています。
そういえば「仁義なき戦い」でも原爆投下のシーンが…。
55さん、そうです、そのとおりです。
「ベルバラ」は月組の榛名由梨さんのオスカル、初風醇さんのアントワネット、大滝子さんのフェルゼンで一斉風靡し、オスカルは雪組の汀さん、花組の安奈さんと廻り、星組の鳳蘭さんが「私はオスカル役者でない」ということで、「アンドレとオスカル編」から「フェルゼンとマリーアントワネット編」となって大ブームとなりました。榛名さん・汀さん・安奈さん・鳳さんをベルバラブームの立役者としてベルバラ四天王とよばれ、巨人軍に例えたらV9ナインと同じ位置づけではないでしょうか?その後ベルバラで得た宝塚の人気向上の作品として「風と共に去りぬ」(ヅカ世界では「風」だけで通用)の上演が決定し、77年に榛名さん、鳳さんの「バトラー編」78年に汀さん、安奈さんの「スカーレット編」が上演されて宝塚旋風続行を成功させました。ちなみに安奈さんはこの公演がさよなら公演でした。84年には汀さんの相手役だった麻実れいさんと鳳さんの相手役だった遥クララさんがタッグを組んで「バトラー編」を上演、くららさんのさよなら公演に、以後88年、94年と「風」は再演され最近は地方巡業での再演作品となってます。
帝劇では87年に大地真央スカーレット、松平健バトラー、田中健アシュレ、遥くららメラニーで私もくららさん大好きでスカーレットよりメラニーの方がはまると思っていました。ちなみにこの時のお父さんはハナ肇氏、ベルワトリングは前田美波里さん(マイク真木の元妻、真木蔵人の実母)、ピティパットは塩沢ときさん、スカーレットの上の妹はゴン中山の奥さんで「チャングム」のイヨンエの吹き替えの生田智子さんと、こちらも超豪華な脇役人だったんですね。これが縁で大地さんと松平さんは結婚したんですが・・・。
2001年に大地さん主演の「風」を見ました。その時のメラニーがやはり雪組元トップスターの杜けあきさんでした。ストーリー展開は早すぎて出来栄えはイマイチでしたが杜さんの歌唱力は絶妙で印象深かったです。88年の雪組公演でバトラーとアシュレーを演じたことが信じられないくらいでした。
「はだしのゲン」以外の話になってすみません。
m(--)m
今井君、阿部サダヲさんに似てますでしょ。特にニターっと笑った時の目がソックリですよね。小林君は宮地真緒さん等にも似ていますが、「3年B組金八先生」のPart2に生徒役で登場し、その後は卒業生として「スーパーさくら」を営む大川明子役の大川明子さん(昔の芸名は村野仁美だったそうですが、馴染みが深いという事で役名と同じ大川明子に変えたそうです。)にも雰囲気が似ている気がします・・・って、こんなマニアックなソックリさん御存知無いですよね(笑)。
「はだしのゲン」はこれ迄に3回映画化されている様ですが、実は1976年公開の「はだしのゲン」及び1977年公開の「はだしのゲン 涙の爆発」は昨年にCS放送で初めて見ました。(1980年公開の「はだしのゲン PART3 ヒロシマのたたかい」だけは見ていない事になりますね。)1976年版では御指摘の通り左幸子さんが、そして1977年版では宮城まり子さんがゲンの母役をされていました。
「はだしのゲン」ではピンポンパンの”新兵ちゃん”こと坂本新兵氏が岸先生役、敬愛する大泉晃大先生が沼田先生役、そして「バ~ゲンだよ~!」で御馴染みだった牧伸二師匠がガラス屋の主人・堀川役を、「はだしのゲン 涙の爆発」では町内会長役を「グラッチェ!」のケーシー高峰師匠、逃げ回る市民の一人をクシャおじさんが演じている等、脇役もなかなか豪華なメンバーでした。
汀夏子さんに安奈淳さんとは、これ又懐かしい御名前。今から33年前に宝塚で”ベルバラ”が初公演された際、確か汀さんも安奈さんも組違いでしたがオスカルを演じておられましたよね?(鳳蘭さんはフェルゼン役だったかな?)ポスターで彼女等の凛々しい姿を拝見した記憶が在ります。
余談なのですが昔からヅカ出身の女優に惚れる傾向が在り、遥くららさんや大地真央さん、黒木瞳さん、天海祐希さん等が好き(でした)。
進次と隆太を演じた今井悠貴君が阿部サダヲさんに似ている?調べてみたら本当だと馬鹿受けしました(笑)。
先ほど「風と共に去りぬ」関連で宝塚の話題が出たようですが、ゲンを演じた小林廉君の方はタカラジェンヌだった樹里咲穂さんか宮路真諸さんに似ていると思いました。
蛇足ながら今回のドラマ、意地の悪い林のお婆さんが左時枝さんでしたね。30年前の映画では今は亡きお姉さんの左幸子さんがゲンのお母さん役でしたから思い入れもひとしおだったのではないでしょうか?ちなみにその時のゲンのお父さん役は「釣りバカ」のスーさんこと三国連太郎さんだそうです。この映画実写版もみてみたいですね。55さんはご覧になられましたか?
もちろん今回のキャストでその後のエピソードも放映して欲しいですね。多分今後も「千の風になって」の体験記事をフジテレビで受け入れることから、反響次第ではその可能性は大いにあると予測し、期待しています。
確かに男性一人で宝塚を見に行くのは勇気が要りますね。特に本場の宝塚大劇場は不可能だと思います。
宝塚企画で轟悠主演の総集編と和央ようか主演のバトラーバージョンは売られているのですが、バトラー編はお父さんが全くでてこないし、総集編も最後でのお父さんの霊声はバトラー視点で描かれてカットされているんですよ。残念です。
スカーレット編の初演はさらに前の1978年に汀夏子と安奈淳主演で公開されましたが、物語の前半部分を最初の華やかな歌とダンスで表現して、戦災後の荒廃したオハラ家から始まり「生きるためなら、何でもする」という家族の合唱の演出に当時のファンは打ちのめされたようです。16年後の一路真輝主演のときは大幅に改定され南北戦争勃発までを描いてから一機に南北戦争後の場面に飛ぶ演出にかわっていました。
この94年の一路真輝主演の雪組「スカーレット編」は同年公演された天海祐希主演の月組「バトラー編」
と共にNHK衛星放送で放映されました。当時衛星設備がなくて悔しい思いをしたのを今でも覚えています。ひょっとしたら、宝塚企画で在庫があるかもしれませんのでぜひ視聴してみたいというのであれば問い合わせてみてはいかがでしょうか?
はだしのゲンの視聴率、ネットでもまだ表れていないみたいですが、かなり高かったであろうと私も推測します。
ネット上で今回のドラマがかなり評判になっている様ですが、自分の周りでも見ていた人間が予想以上に多いです。既に発表されているかどうかは判らないのですが、視聴率もかなり良かったのではないでしょうか。視聴率至上主義者では決して在りませんが、これだけ丁寧に作り込まれたドラマには高い数字を取って貰いたいです。そしてその事によって、安直なドラマ製作が減ってくれると嬉しいのですが。
桂三枝氏を始めとして男性のヅカ・ファンが居ない訳では在りませんが、それでも野郎一人で宝塚歌劇団の舞台を観に行くのは勇気が要ります。宝塚市のみならず千代田区の専用劇場の前も数度通った事が在るのですが、女性ファンが大挙しているのを見掛け、何事も無かったかの様に通過した次第(笑)。でも触れられている「風と共に去りぬ スカーレット・バージョン」の内容を拝読すると、生で観たくなってしまいますね。
返信の最後の部分である>父の訓えを頑なに守るゲンの健気さにまた泣けたり・・・しごく同感です。この部分も二人の主人公に共通する要素なんですよね。
「風と共に去りぬ」の映画の冒頭では父の訓えに理解できなかったスカーレットが非常に裕福で子孫まで食うに困らない状況でであった環境が、南北戦争によって全く逆に子孫まで貧困にあえぐような世界に激変した時、父の訓えに理解し奮闘する姿は実に感動します。
宝塚でもこの作品は何度も再演していますが再演の少ないスカーレットを中心としたバージョンが13年前に一路真輝主演で公演されました。その終盤で、絶望の中のスカーレットのシーンに主題曲の「美しき南部」のハミングと共に父の霊声で「スカーレット、タラはお前の命だよ。タラがお前を呼んでいる、鳥も花も草も木も、白い綿の花もお前を呼んでいる。タラだけはお前の命なんだよ。」と死してなお娘を励ます父の演出に泣かされました。
子に訓えを導く大きな父親の姿、そしてその訓えが自ら死してなおも主人公を励ます原動力になっているところも多くの人の感動に繋がっていると思います。
過酷な状況に在っても、常に前向きな心の強さ。男女の違いは在れども、ゲンとスカーレットは非常に共通性を感じますね。「上を見上げても限りが無し。下を見下げても、又同様に限が無し」判ってはいるものの、いざ過酷な状況に陥ると「自分だけが何故・・・。」とマイナス思考してしまうのが人間の弱さ。ゲンやスカーレットの強靭な心を見習いたいものです。
アシュレの手紙の文章、良く覚えてらっしゃいますね。この文章、正に人間社会の危うさを指摘していると思います。大勢に従う程楽な事は在りませんが、絶対に容認し難い事にはどんな艱難辛苦が在ろうとも異を唱えられる人間で在りたいですね。
ゲンを演じた小林君、そして進次及び隆太を演じた今井君(何となく阿部サダヲさんに似た顔立ちですが。)の演技の上手さは、ネット上でも随分記されていました。「神の演技」なんて絶賛の声も在った程。御存知の様に漫画「はだしゲン」は、今回のドラマで描かれた”先”が存在していますので、彼等を起用して続編を製作して貰いたいです。
私も2夜連続で放送された「はだしのゲン」をみました。そして見終わった時の悲哀さとそれに相反した爽快感が深く胸をえぐった感銘はやはり「風と共に去りぬ」を見た時にも感じました。たしかにこの二つの作品は読者を夢中にさせるものがありますね。
戦争によっていかにひもじい思いをするか、いかに悲しい別れがあるか、そしていかに精神をすさませ、狂わせる恐ろしいものであるのか・・・。それらを訴えながらもその反面ところどころで笑いを取るようなストーリー展開も共通し、悲劇一辺倒でないところも両作品が強く魅了させるのではないかと思います。
南北戦争時の南部にしろ日米戦争時の日本にしろ、星条旗の軍隊の資本力・軍事力を考えぬままヒステリーに戦争に突き進んだ点は一致し、レットバトラーやゲンのお父さんのような少数派の意見を排除や弾圧する態度は55さんのおっしゃる通り、現代社会にも相通じるものがありますね。
原作「風と共に去りぬ」ではアシュレがメラニーへの手紙で「感情で喋りたてる政治家より事実を知っているバトラーのような皮肉屋の言動こそ耳を傾けるべきだった」というシーンがあります。映画でも冒頭で戦争は最後には常に不幸だけが残る・・・」と語っています。私達は両作品の訴えを肝に銘じておくべきでしょう。
それにしてもゲンと進次を演じた子役さんは可愛くて演技もお見事でしたね。感服しました。
以前書き込んで下さった内容から、「パピプペ・ヨンジュン様もこのドラマ番組を絶対に見ておられる筈。」と思っておりましたが、やはりそうでしたね。
漫画やアニメを実写化した場合、妙に弄繰り回されてガッカリさせられるケースが殆どなのですが、今回の「はだしのゲン」に関しては原作の素晴らしさと全く遜色の無い内容だったと思います。
小林君&今井君の演技は本当に達者で、「彼等が浪曲を披露しているシーン。(今井君の振り付けが実に可愛かった。)」や「薩摩芋を取り合っているシーン。」といった微笑ましいシーンから、「死に別れるシーン。」といった滂沱してしまうシーン等が今でも脳裏に焼き付いています。不勉強乍ら彼等の事は知らなかったのですが、これからの活躍が期待出来る有望株だと思います。
「踏まれても踏まれても、真っ直ぐ伸びる麦の様に強くなれ!」父・大吉の訓えを頑なに守るゲンの健気さに又泣けたりと、ドラマが終わった時点で自分の目は赤く腫れ上がっていました。
「千の風になってドラマスペシャル~はだしのゲン」
のことで母と話しをして、ゲンと進次・隆太を演じた子役さんが本当にうまかったと感心しました。父母役を演じた中井さんや石田さんほか各俳優さんの演技もすばらしかったけど、小林君と今井君の演技が本当にすばらしく、55サンが述べた通り彼らを引き裂いた原爆の悲惨さが余計強調された感じでした。
以前にも触れましたが私は「はだしのゲン」は「風と共に去りぬ」と並んで大好きな作品で気が参ってる時は両作の主人公であるゲンとスカーレットを思い出します。
それぞれ「広島原爆」や「100キロ幅の海へのジョージア破壊進軍」という未曾有の戦災を受けた時の彼らのたくましい行動には本当に脱帽です。
そしてその大変な中で新しい生命を取り上げ家族を守りきったという点は実に尊敬に値しますし、周囲の人々が次々と死ぬという極めて過酷な経験をしながらも希望を失わず強く生き抜いていこうとする姿も感動いたします。
本当に極端な逆境におかれた時にどう立ち向かっていくか・・・。ゲンにしろスカーレットにしろ彼らには非常に参考になるべきものがありますね。