ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“40年前に送ったメッセージ”への返事は在るのか?

2023年08月22日 | 時事ネタ関連

天文ファン”と名乗るのは烏滸がましい程の知識量しか持ち合わせていない自分だが、宇宙に関する事象に思いを馳せるのは大好き。世知辛い出来事によって心身摩り減らす事が珍しくない現代に在って、「広大な夜空に目を遣り、“其の先”がどうなっているのかを想像する。」事は、“一服の清涼剤以上の物が在る。

宇宙に関するニュースに触れた時も、良い年をしたおっさんなのに、“少年の様なワクワクした心持ち”になってしまう。昨夜の新聞記事も又、同様の心持ちにさせてくれた。

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「40年前 彦星へ送ったメッセージ 返事は?」(8月21日付け東京新聞[夕刊])

1983年夏、「七夕の彦星」として知られる、鷲座アルタイルに向けて、地球からメッセージが送られた。知的生命居れば、返事が在るかも知れない。40年経った今月22日夜、アルタイルの方角から答えが届かないかどうか、天文学者観測を計画している。

メッセージは週刊少年ジャンプ集英社)の企画で、旧暦の七夕に合わせた1983年8月15日、国立天文台教授等を務めた森本雅樹さん(故人)等が、スタンフォード大のアンテナから電波で送った。地球の生命歴史を示す大昔の生き物達や人間の他、太陽系DNAの構造を表すイラスト等、計13種類の画像を電波に乗せた。


【アルタイルに向けて送った“人間”のイラスト】

観測に臨むのは、宇宙に居るかも知れない知的生命を捜す「地球外知的生命探査(SETI)」という研究分野の第一人者で、森本さんとも交流が在った鳴沢真也兵庫県立大専任講師今月22日夜、宇宙航空研究開発機構(JAXA)臼田宇宙空間観測所長野県佐久市)のアンテナを使って、1時間程行う。

アルタイルは太陽系から約17光年離れており、メッセージは2000年頃には届いたと考えられる。

其れから20年程経ち、発信から40年の節目でも在る今夏に合わせ、鳴沢さんが観測を計画した。今後も他の大学の協力を得乍ら、観測を続ける予定だと言う。

アルタイルは表面温度が7,000度以上太陽より高い上、周りに惑星が見付かっていない、知的生命が居る可能性は極めて低い。鳴沢さんは「遣ってみない判らない1つの挑戦。他所にも知的生命が居る可能性に思いを巡らせれば、地球の生命の在り方を考える切っ掛けになるのではないか。」と話す。
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元記事にも記されている様に、アルタイルという恒星特性を考えわせると、知的生命が存在する可能性は先ず無いだろうし、其処から“返事”が来る事もに等しいだろう。でも、「若しかしたら・・・。」と期待してしまう気持ちが、正直在る。こういうニュース、自分は大好きだ。

1966年から1967年に掛けて放送されていた特撮TVドラマ怪獣ブースカ」【動画】。年齢的に自分はリアル・タイムで見ていないが、此方に詳しく書かれている様に、有名な話が在る。最終回(1967年9月27日放送)【動画】で、主人公で在る怪獣の『ブースカ』が地球を離れる事になるのだが、20年後に再び地球に戻って来て、“子供達”との再会を‟匂わせていた”事から、当時此の番組を見ていた“ちびっ子達”が、20年後の1987年9月27日にブースカが戻って来なかった(→「ブースカが戻って来た。」という設定のTV番組が制作されなかった。)事にガッカリさせられた。と言うのだ。結局、30年後の1997年にブースカの新作は作られた【動画】のだが、今回のニュースを読んで、「宇宙に関する話で在り、長い月日が経過している。」という共通点から、ふと此の話を思い出してしまった。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2023-08-22 19:42:58
こんばんは
人類が宇宙の孤児ではないと証明したい、との思いから続けられるこうした宇宙生命の探索は、壮大なファンタジーですね(笑)。
宇宙の誕生からこれまでの歳月と、今も拡大し続けるという事象の地平面を考えると、人類の歴史や40光年という距離のなんと儚いことか。
その一瞬の間にご近所で異星人同士がコンタクトできるなんて夢のまた夢。
と言ってしまえば身もふたもないですよね(苦笑)。
天文学者も宇宙好きもそれを分かっていて、なお情熱を持って取り組むロマンチストなんですよね。
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>悠々遊様 (giants-55)
2023-08-23 00:54:43
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

宇宙に関する事柄を見聞していて感じる事の1つに、‟時間の概念”という物が在ります。悠々遊様も書いておられる様に、個々人にとって「40年」という時間は非常に長い。でも、人類の歴史、更に宇宙の歴史を考えると、40年なんて一瞬に過ぎないのですから、基準によって時間の概念が何と違う事か。

時間の概念の違いを思うと、個々人の時間の短さが虚しくなったりもしますが、同時に宇宙を含めた自然の雄大さ、延いては其処に浪漫を自分も感じます。
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