以前にも書いたと思うが、自分が学生だった頃は全国的に校内暴力の嵐が吹き荒れていた時代と言われている。唯、幸いな事に自分の周りではそういう事が無く、ニュースでその手の話を見聞する度に「大変なんだなあ。」と他人事に感じていた。長じて同年代の人間と話をすると「あの頃、うちの学校はかなりヤバかった。あちこちの窓や扉が破損されていたし、ナイフを教師に付き付けた同級生も居たしねえ。」、「そんなの未だましだよ。うちなんかは人殺しちゃって、鑑別所送りになった生徒も居たし、一般の生徒は毎日ビクビクしている感じが在ったからね。」等と、とても同じ国の同じ時代に居た人間とは思えない様な事を口にし、「そういう学校も間違い無く在ったんだなあ。」と改めて感じたりするのだった。
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「英『問題校』が『キックボクサー』を雇った理由」
英国北東部ヨークシャー地方の地元紙にこんな文言の広告が掲載された。
<貴方は元海兵隊員、警察官では在りませんか?>
この求人広告を見たキックボクシング元英国王者のマーク・エルウッド氏(45歳)が採用されたのは、昨年11月。肉体派の彼の仕事は、警備員等では無く、中学校の“風紀担当職員”だった。
「そのマークが、授業中に携帯電話を使用していた生徒を連れ出し、暴行したと言うのです。」(現地記者)
被害者の母親が警察に通報し、彼は1月29日に逮捕された。「この事件で、事実上トップの校長代理も監督責任を問われ、懲戒免職処分が下ると言われている。」(同)
元キックボクサーの暴行。我が国の刑法でも、格闘技経験者による暴行は、一般人に比べて罪が重くなる。逮捕も当然か。
「4月上旬に釈放されたマークは、生徒への暴行を否定している。被害者生徒の怪我の内容も公にされておらず、第三者の証言も無い。それで“優秀教師賞”の受賞経験も在る校長代理ばかりか、マークにも同情の声が上がっている。」(同)
とは言え、キックボクサーを採用する学校とは。「全国の学生を対象にした共通テストで、この学校の生徒1,200人で及第点に達したのは、僅か10%。校内暴力や大麻密売が日常茶飯事で、2015年の廃校が決まっている問題校なのです。」(同)
英国の校内暴力は、重大な社会問題になっている。「英国では、2007年に校内暴力による警察官の出動は、約7,000件。日本の1,124件の6倍以上です。実は学校が元海兵隊員等を雇うのは、校内暴力対策なのです。」(同)
果たして、対岸の火事と言えるのか。
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週刊新潮(5月7・14日ゴールデンウィーク特大号)に載っていた記事で在る。“事件”の真相は未だ闇の中故言及は避けるが、イギリスでの校内暴力がこれ程迄に多いというのは少々意外だった。彼の国の教育現場が荒れているというのは見聞していたけれど、「アメリカ辺りに比べたら、そんなでも無いんじゃないのかなあ?」という根拠の無い思いが何処かに在ったから。
唯、留意する必要が在るかなと思うのは、「イギリスと我が国を比べた場合、どの程度の校内暴力で警察官の出動を要請する“一般的な雰囲気”が在るのか?」という点。以前に書いた知人の経験の様に、「良く警察官を呼ばなかったなあ。」と思ってしまうレベルで呼ばなかったケースも在るだろうし、逆に生徒や教師が暴力を振るったら、兎に角警察官を呼ぶというケースも在るだろう。御国柄の違いというのは在るだろうし、同条件で行ったとしたら6倍迄の開きは無いのかもしれない。それでも、かなりの違いは在るのだろうけれど・・・。
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「英『問題校』が『キックボクサー』を雇った理由」
英国北東部ヨークシャー地方の地元紙にこんな文言の広告が掲載された。
<貴方は元海兵隊員、警察官では在りませんか?>
この求人広告を見たキックボクシング元英国王者のマーク・エルウッド氏(45歳)が採用されたのは、昨年11月。肉体派の彼の仕事は、警備員等では無く、中学校の“風紀担当職員”だった。
「そのマークが、授業中に携帯電話を使用していた生徒を連れ出し、暴行したと言うのです。」(現地記者)
被害者の母親が警察に通報し、彼は1月29日に逮捕された。「この事件で、事実上トップの校長代理も監督責任を問われ、懲戒免職処分が下ると言われている。」(同)
元キックボクサーの暴行。我が国の刑法でも、格闘技経験者による暴行は、一般人に比べて罪が重くなる。逮捕も当然か。
「4月上旬に釈放されたマークは、生徒への暴行を否定している。被害者生徒の怪我の内容も公にされておらず、第三者の証言も無い。それで“優秀教師賞”の受賞経験も在る校長代理ばかりか、マークにも同情の声が上がっている。」(同)
とは言え、キックボクサーを採用する学校とは。「全国の学生を対象にした共通テストで、この学校の生徒1,200人で及第点に達したのは、僅か10%。校内暴力や大麻密売が日常茶飯事で、2015年の廃校が決まっている問題校なのです。」(同)
英国の校内暴力は、重大な社会問題になっている。「英国では、2007年に校内暴力による警察官の出動は、約7,000件。日本の1,124件の6倍以上です。実は学校が元海兵隊員等を雇うのは、校内暴力対策なのです。」(同)
果たして、対岸の火事と言えるのか。
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週刊新潮(5月7・14日ゴールデンウィーク特大号)に載っていた記事で在る。“事件”の真相は未だ闇の中故言及は避けるが、イギリスでの校内暴力がこれ程迄に多いというのは少々意外だった。彼の国の教育現場が荒れているというのは見聞していたけれど、「アメリカ辺りに比べたら、そんなでも無いんじゃないのかなあ?」という根拠の無い思いが何処かに在ったから。
唯、留意する必要が在るかなと思うのは、「イギリスと我が国を比べた場合、どの程度の校内暴力で警察官の出動を要請する“一般的な雰囲気”が在るのか?」という点。以前に書いた知人の経験の様に、「良く警察官を呼ばなかったなあ。」と思ってしまうレベルで呼ばなかったケースも在るだろうし、逆に生徒や教師が暴力を振るったら、兎に角警察官を呼ぶというケースも在るだろう。御国柄の違いというのは在るだろうし、同条件で行ったとしたら6倍迄の開きは無いのかもしれない。それでも、かなりの違いは在るのだろうけれど・・・。
「未成年の教育」、学問以外では
「主」を家庭、「副」を学校と考えるべきでしょう。
暴力を振るう生徒などは、当然家庭での教育(生活)になんらかの大きな問題があったと思われます。
学校なんて教師から何かを学ぶのが重要ではなく(まあ先生に関するの思い出エピソードは皆さんおありだと思いますが)、同じ年代の人間が一時、一所に集められてその中で自分達で社会性を学んでいくところと思ってます。
自分もその通りだと思います。学校は「学問を学ぶ場、そして集団生活の中で社会性を体得して行く場。」と捉えるべきで、それ以外の「基本的な常識や躾」は本来家庭が担うべきだと個人的には思います。学校に於いて不満な点が在ったとしても、それを「暴力」という形で打ち出す事が正当化されはしない。これは生徒のみならず教師の側にも同じ事が言える。その暴力が虐め等の考慮すべき要因から発生した物で在れば、それを全体の問題として早急に改善する必要は当然在るけれど、やはりだからと言って暴力に訴えるのが正当化される訳では無い。その辺を生徒や教師、そして一番に親達が認識しなければいけないと考えます。
「代々続く学習意欲の欠如」「固定された階層社会」
ある意味、アメリカより深刻な面があるんじゃないかなと思います。
現在ではそれに移民問題も絡みますので…。
よく1970年代の映画とか今ならVシネマやAVで教師を襲う話とかありますし、暴力学校物というのが1980年代まで日本でも多かったですが、ああいうのが普通に日常の場所が多数ある、のです。
場所によっては「テロリスト生産の温床」のような学校もあるそうです。
先日、ニュース番組を見ていた所、インドの話を取り上げていました。カースト制度が敷かれた彼の国では、近年益々貧富の差が拡大しているのは知っていたのですが、びっくりしたのは「全人口の10%程度しか納税していない。」という事実。正確に言えば、「払いたくても払えない人が多い。」という事なのでしょうが、「良く10%しか納税していない状態で、国が立ち行くなあ。」という驚きも。「事程然様に、世の中には知らない事が未だ未だ多く在るのだなあ。」と改めて感じました。
イギリスでもSpa supernova様が書かれている様な、もしかしたら多くが知らないかもしれない現実が在り、その結果として教育現場にも深い影を落としているとも言えるのでしょうね。
或る対象に対するイメージって、人それぞれ異なる物ですが、自分が持つイギリスのイメージと言えば「王室」、「シャーロック・ホームズ」、「アガサ・クリスティー」といった、比較的「優雅」なイメージが強いんです。ですからマヌケ様が書かれた「UKロックの根源=底辺の人々の叫び」というのには「なるほど。」と思ったし、イギリスの別の面を感じさせられました。同じイギリスで在っても、地域によって又雰囲気はかなり異なるとも言いますね。
全てを親の責任にしてしまう子供というのもどうかとは思うけれど、それでも親の責任は決して小さく無いもの事実。「襤褸は着てても心は錦」というのを実践するのは極めて困難なれど、国家の将来を背負って立つ子供達が少しでも健やかに育てる様にするのは我々大人の重大な責務だと思うし、暮らし向きが厳しかろうと少しでも子供の心が暗くならない様に大人は配慮しないといけないですね。
校内暴力、うちの頃もあったなぁ。
いじめと校内暴力って、消えませんよね。x±x