先週の「SPORTS うるぐす」では、女子アナがキャンプ地に原監督を訪ねて幾つかの質問をぶつけていて、その中で「ジャイアンツ・ファンが、原監督に望んでいる事」といったアンケート結果が紹介されていた。「原選手の様な生え抜きのスターを、どんどん育てて欲しい。」という意見が多く、うろ覚えだが確か4割近く在った様に記憶している。それに対して原監督は「僕もそれを望んでいます。」とした上で、「でも残りの6割近くは生え抜きに拘っていないとも言える訳ですよ。兎に角、来季のジャイアンツには優勝して欲しいと思っているファンが多いと思うので、必要と在ればルールに従って選手の獲得はして行きます。」といった様な事を語っていた。よもや同じ失敗は繰り返さないだろうと思いつつ、その言葉が嫌な澱として心に漂っていたのだが・・・。
一昨日の仁志選手のトレードには驚かされたものの、「もしかしたら・・・。」という思いが在った分、全く想定外の出来事では正直無かった。しかし昨日発表された谷佳知選手のジャイアンツ移籍*1は全く以って想定外の出来事で、「何故?」という思いしか湧いて来ない。昨年&一昨年と不振に喘いでいるものの、谷選手が素晴らしい選手で在る事は間違い無い。右の長距離砲が不足しているというジャイアンツの現状にマッチしているというのも在るとは思う。
でも待って欲しい。「報道ステーション」に、球団代表特別補佐なる立場の長嶋一茂氏が出演し、「ジャイアンツの長期戦略」を滔々と紹介していたが、あれは一体何だったのか?「ジャイアンツでレギュラーの座に在る野手陣の多くが30代で、若手を育成するのが急務。」としてはいなかったか?
先日ホークスから獲得した大道典嘉選手は37歳。谷選手は33歳。そして昨日のスポーツ紙では、ファイターズの小笠原道大選手がFA権を行使してジャイアンツに移籍するのは決定的との一部報道が為されていた。小笠原選手は33歳だ。
過去に何度も書いて来た事だが、他チームから選手を獲得する事自体は決して悪い事では無いと考えている。但しきちんとルールに則った形で、且つ最も重要なのは、長期的なヴィジョンに基づいた戦略的なものでなければならないという事。そしてその最も重要な事が、ここずっとジャイアンツでは無視され続け、同じ失敗を繰り返していると指摘されて来た筈。
大道選手に谷選手、そして小笠原選手と、どの選手も間違い無く素晴らしい選手達だ。だが如何せん彼等の年齢を考えると、ジャイアンツというチームを根底から作り上げるという長期的なヴィジョンに基づいた補強と言うよりも、言葉は悪いが即効性の高い栄養ドリンクを買い求めたという気がしてならない。
仁志選手がトレードされた事で、宙に浮いた形となっている背番号「8」を来季から原監督が”再び”背負うのではないかという話が出ている様だ。「原監督が8番を付ければ話題になる。」というマスメディアの思惑も在る様だが、もう好い加減に監督を主役に持って来る様な筋違いの遣り方は止めるべき。主役はあくまでも選手なのだから。
谷選手の獲得も、もしかしたら夫人の”柔(ヤワラ)ちゃん”を引っ張り出して、ジャイアンツ人気のアップに繋げ様という読売グループのスケベ心が在るのかなあと裏読みもしてしまう。もしそうで在れば、これは谷選手に対して非常に失礼極まりない事。再度書くが、主役はあくまでも選手なのだ。
決して”生え抜き至上主義”では無いが、「自らが応援するチームで生まれ、そして育って行った選手を、より応援したくなる。」というのは人情だろう。長期的なヴィジョンが全く見えず、付け焼き刃な補強に走り、生え抜き選手がレギュラーではほんの一握りというのでは、ファン”も”ジャイアンツ愛を持てなくなると思うのだが、「その辺を含んだ上での”ペレストロイカ”だ!」と、ジャイアンツのフロントは言うのだろうか?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_oro.gif)
*1 谷選手との交換トレードという事で、ジャイアンツからは長田昌浩選手(22歳)&鴨志田貴司投手(22歳)がバファローズに移籍する事となった。
1ヶ月程前にアップした「遠い夜空にこだまする 竜の叫びを耳にして♪」。そのコメント欄に、「自分の置かれている厳しい立場を認識していない様な、危機感が全く感じられない様な選手がジャイアンツに目立つ。」という嘆きを記したが、個人名として挙げた中に今回の鴨志田投手が含まれていた。端から期待していなければ、わざわざ名前を挙げはしない。何とかもっと危機感を露にして頑張って欲しかったのだが、残念ながらジャイアンツではその素質が開花しなかった。長田選手共々、新天地での活躍を期待している。
一昨日の仁志選手のトレードには驚かされたものの、「もしかしたら・・・。」という思いが在った分、全く想定外の出来事では正直無かった。しかし昨日発表された谷佳知選手のジャイアンツ移籍*1は全く以って想定外の出来事で、「何故?」という思いしか湧いて来ない。昨年&一昨年と不振に喘いでいるものの、谷選手が素晴らしい選手で在る事は間違い無い。右の長距離砲が不足しているというジャイアンツの現状にマッチしているというのも在るとは思う。
でも待って欲しい。「報道ステーション」に、球団代表特別補佐なる立場の長嶋一茂氏が出演し、「ジャイアンツの長期戦略」を滔々と紹介していたが、あれは一体何だったのか?「ジャイアンツでレギュラーの座に在る野手陣の多くが30代で、若手を育成するのが急務。」としてはいなかったか?
先日ホークスから獲得した大道典嘉選手は37歳。谷選手は33歳。そして昨日のスポーツ紙では、ファイターズの小笠原道大選手がFA権を行使してジャイアンツに移籍するのは決定的との一部報道が為されていた。小笠原選手は33歳だ。
過去に何度も書いて来た事だが、他チームから選手を獲得する事自体は決して悪い事では無いと考えている。但しきちんとルールに則った形で、且つ最も重要なのは、長期的なヴィジョンに基づいた戦略的なものでなければならないという事。そしてその最も重要な事が、ここずっとジャイアンツでは無視され続け、同じ失敗を繰り返していると指摘されて来た筈。
大道選手に谷選手、そして小笠原選手と、どの選手も間違い無く素晴らしい選手達だ。だが如何せん彼等の年齢を考えると、ジャイアンツというチームを根底から作り上げるという長期的なヴィジョンに基づいた補強と言うよりも、言葉は悪いが即効性の高い栄養ドリンクを買い求めたという気がしてならない。
仁志選手がトレードされた事で、宙に浮いた形となっている背番号「8」を来季から原監督が”再び”背負うのではないかという話が出ている様だ。「原監督が8番を付ければ話題になる。」というマスメディアの思惑も在る様だが、もう好い加減に監督を主役に持って来る様な筋違いの遣り方は止めるべき。主役はあくまでも選手なのだから。
谷選手の獲得も、もしかしたら夫人の”柔(ヤワラ)ちゃん”を引っ張り出して、ジャイアンツ人気のアップに繋げ様という読売グループのスケベ心が在るのかなあと裏読みもしてしまう。もしそうで在れば、これは谷選手に対して非常に失礼極まりない事。再度書くが、主役はあくまでも選手なのだ。
決して”生え抜き至上主義”では無いが、「自らが応援するチームで生まれ、そして育って行った選手を、より応援したくなる。」というのは人情だろう。長期的なヴィジョンが全く見えず、付け焼き刃な補強に走り、生え抜き選手がレギュラーではほんの一握りというのでは、ファン”も”ジャイアンツ愛を持てなくなると思うのだが、「その辺を含んだ上での”ペレストロイカ”だ!」と、ジャイアンツのフロントは言うのだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_oro.gif)
*1 谷選手との交換トレードという事で、ジャイアンツからは長田昌浩選手(22歳)&鴨志田貴司投手(22歳)がバファローズに移籍する事となった。
1ヶ月程前にアップした「遠い夜空にこだまする 竜の叫びを耳にして♪」。そのコメント欄に、「自分の置かれている厳しい立場を認識していない様な、危機感が全く感じられない様な選手がジャイアンツに目立つ。」という嘆きを記したが、個人名として挙げた中に今回の鴨志田投手が含まれていた。端から期待していなければ、わざわざ名前を挙げはしない。何とかもっと危機感を露にして頑張って欲しかったのだが、残念ながらジャイアンツではその素質が開花しなかった。長田選手共々、新天地での活躍を期待している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/choki.gif)
でも1001さん説もありました。
言うたら何ですけど、巨人の補強にないのは
「ヴィジョン」でしょう。
それが一向に改まりません。
お金があるのですから、方針さえあれば強いチームは作れるのに・・。
「優勝を義務付けられている」と思ってるかもしれません。
しかし現に優勝できてないのですから、
「○年間待ってください。
その間にしっかりしたチームを作ります」と
宣言すれば、ファンも納得すると思うのですが。
このような補強をしていると、
しまいに巨人に行きたい新人でも
「初めから巨人に行くのは不利。FAで行こう」
となってくるのは必至でしょう。
金メダリストの旦那、元神宮の星、あとは外国人で外野を回すとして、この三人がスタメンで何試合出られると考えているのか?故障で思うような活躍が出来ないということは、来年も故障する可能性が高いし、外国人に関しては、渉外担当の目が曇っているのは間違いないので期待は出来ません。
あ、一つ希望があるとすれば、金メダリストに正しい受け身を習って、乱闘時等で怪我を防ぐ勉強が出来る点ですね。背の高い外国人(ズ○ータあたり)が突進してきたら背負い投げ食らわせるとか。
これを期待しましょう。
本当の補強ポイントはフロントなんですが、あの倅を囲っている以上、期待は無理でしょうね。少なくとも特別何トカやら、名誉○○なんていう肩書が減らなきゃ、誰も本気で改革するなんて思いません。
「これ何てシベリアンジョーグ?」
って思ってしまいました。
それから時間が経つにつれ、私の頭の中で今年だけで何度目かとなる下記の台詞が湧き出てきました。
「ジャイアンツのチーム編成部門の責任者は何考えていやがるっ!?
何度も何度も懲りずに同じ失敗を繰り返しやがって!!
ド素人が選手名鑑片手にチーム作りしても、ここまでアレな真似はしねぇぞ!!」
もし一連の補強策がチーム編成部門の責任者の考えでなく親会社の方針だと言うのなら、この親会社は本当に一流企業なんでしょうか?
正直、一企業でこんなマヌケをやらかしたら、その企業自体が潰れる事確実でしょう。
破壊王子様の仰る通り、ジャイアンツが本当に補強すべきは、フロントや親会社だと昔から思っています。
(今日はここまで、後日に続き書きます)
今オフの一連の補強、(ジャイアンツの)フロントの暴走では無く、現場の意向とも合致した上で進んでいる様です。原監督の発言の端々にそれは感じられるのですが、そうだとしたら原監督というのはやはり「プッシュ・ボタン監督」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/3fe0b999190ed501860f0bbffde9102b)なのだなあという思いが強くなってしまいます。
野球というスポーツをきちんと理解している人間が、ジャイアンツフロントに欲しいです。それが叶わない事ならば、少なくとも信賞必罰をフロントに持ち込んで貰いたい。「親会社から天下りでフロント入りさせ、結果が残せなければ又親会社に戻せば良い。」、そんな”温い”思考が、このチームのフロントには蔓延っているのではないかと。
本当にチームを立て直す意志が在るのならば、コーチや選手のメジャー留学も然る事ながら、GM候補の幹部をメジャーのフロントに1年以上留学させる位しても良いのではないでしょうか。
不可思議にして奇々怪々というのは、正に今回の谷選手のトレードなんかを指すのでしょうね。「ここ2年間、高年俸の割には谷選手が結果を残せなかった。」、「チームの現状から、活きの良い若手選手が欲しかった。」というバファローズの意向が在ったのかもしれませんが、卑しくもミスター・ブルーウェーブと呼ばれた看板選手を、申し訳無いのですが一軍選手としては殆ど実績を残せていない2選手と交換トレードというのは、余りにも釣り合いが取れていません。
スポーツ紙の報道では、「シーズン中に、仁志選手と谷選手の交換トレードの申し入れがジャイアンツ・サイドから持ち掛けられていた。」、「今回のトレード話も、最初ジャイアンツが交換要員に提示していたのは高橋(尚)投手だった。」等、”それなりの選手”の提示が在ったものの、バファローズ・サイドから「若手選手が良い。」と断りを入れられたと言います。全く以って不可解です・・・。
アウトソーシングに依存し過ぎている。今のジャイアンツは正しくそうでしょう。自チームでどうしても賄い切れない人材を外部から求めるのは決して悪い事では無いのですが、如何せんジャイアンツは自らの努力を怠り、安直に外部に求め過ぎ。そして呼び寄せるのが30代のベテラン級ばかりというのでは、一般企業で言えば部長職ばかりがゴロゴロしていて、中堅&若手社員の居場所が全く無いという極めていびつな組織になってしまっている様に思います。
トップが監督の更迭を「読売グループ内の人事異動に過ぎない。」と平然と言い切ってしまう組織ですから、まあ然も在りなんという感じでは在りますが(苦笑)。