子供の頃には“普通に”使われていた言葉「バタ臭い」も、今や死語となった。「西洋風で在る。」という意味合いから、「彼は、バタ臭い顔をしている。」なんて感じで使われていたっけ。
懐メロが大好きなので、懐メロ番組を好んで見て来た。特に好きなのは「1970年代以前の歌」だが、当時既に“大御所”とされていた歌手達の姿を見ていると、「凄く老けているなあ。」と感じる事が多い。大概は50代位なのだが、今の感覚で言えば“御爺ちゃんor御婆ちゃん”という風に見えるのだ。
又、小柄でコテコテの(当時の)日本人という見た目の大御所歌手達が多数派の中、非常にレアな存在だが、“バタ臭いルックス”の人も居たりする。男性の大御所歌手で言えば、ディック・ミネ氏と灰田勝彦氏辺りがそうだ。そんな2人が歌った名曲を、其れ其れベスト5形式で選んでみた。
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「ディック・ミネ氏の歌ベスト5」
1位: 「人生の並木路」【動画】
2位: 「夜霧のブルース」【動画】
3位: 「ダイナ」【動画】
4位: 「旅姿三人男」【動画】
5位: 「或る雨の午后」【動画】
「灰田勝彦氏の歌ベスト5」
1位: 「鈴懸の径」【歌】
2位: 「燦めく星座」【動画】
3位: 「東京の屋根の下」【動画】
4位: 「新雪」【動画】
5位: 「野球小僧」【動画】
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40年程前だったか、知り合いの知り合いという事で、母が其の知り合いと共にディック・ミネ氏の御家族と(ファンが所有していた?)別荘に1泊した事が在る。当時、ディック・ミネ氏は既に70代後半だったと思うが、「滅茶苦茶格好良く、『若い頃にモテ捲っていた。』という伝説が在るのも納得出来た。」と、帰宅後に母が語っていたっけ。
又、灰田勝彦氏の歌で断トツに好きなのが「鈴懸の径」で、此の歌は彼の母校でも在る「立教大学のキャンパス内をイメージして作詞された物。」とも言われていたが、此方に記されている様に、実際には違う様だ。とは言え、所謂“学園ソング”としては、「学生時代」【動画】や「高校三年生」【動画】と並んで好きな歌で在る。