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「前官房長官・河村をビビらせた野中広務の告白」(4月26日付け日刊ゲンダイ)
自民党の河村建夫・前官房長官がビビりまくっていると言う。河村は政権交代直後の昨年9月に2億5,000万円もの官房機密費を引き出したとして、大阪市の市民団体に背任容疑等で東京地検に告発されている。この問題に関連し、思わぬ所から新証拠が飛び出した。野中広務元官房長官がテレビで官房機密費の使途を洗い浚い打ちまけた一件だ。河村を告発した原告代理人の一人で弁護士の辻公雄氏はこう言う。
「野中氏の発言で、官房機密費が改めて情報収集に使われていない事が判りました。野中氏の発言を載せた記事を基に先週、東京地検に証拠資料の請求をしました。河村議員の件が訴訟になれば、野中氏を裁判の証人として呼ぶ事も検討したいと思います。」
野中の衝撃告白は、先週放送された「官房機密費の真実」(TBS系)。番組で野中は、官房機密費の使途を暴露した。
「総理の部屋に月1,000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に月500万円ずつ持って行った。」、「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円。」、「外遊する議員に50万~100万円。」、「(小渕元首相から)家の新築祝いに3,000万円要求された。」と次々に明らかにしたのだ。
「これはもう公私混同どころのレベルじゃなく、税金泥棒、公金横領とも言える驚愕の実態です。告発されている河村は勿論、自民党の歴代首相や官房長官は皆泡を食っています。」(司法ジャーナリスト)
野中証言にはもう一つ注目発言が在った。「(政治)評論をしておられる方々に盆暮れに御届け。」と明かした事だ。
「テレビに出ている政治評論家やタレントが数百万円を提示されてマスコミ工作を御願いされたという話も在る。この人達が“毒饅頭”を食べていたと仮定すると、官房機密費のニュースに触れない理由が判ります。」(民主党関係者)
鳩山政権が、歴代政権の官房機密費の使途を完全公開すれば、政界と大マスコミは一気にガタガタだ。
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以前の記事でも触れたが、「『政治上、又は軍事上に於いて、機密の用途に“のみ”費やされる。』筈の官房機密費が、実際には政治家達によって公私混同されている。」という噂は昔から在った。「与野党を問わず、多くの政治家達に配られ、それが私的な用途で使われている。」とか、「政治評論家やタレント等に、マスコミ工作の目的で配られた。」といった噂もしばしば見聞していたので驚きはしないけれど、「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円。」や「(小渕元首相から)家の新築祝いに3,000万円要求された。」というのは流石に驚き。官房機密費が「歴代首相の小遣い」や「首相の新築祝い」に迄化けていたとは・・・。
スパイ活動等、国家の為に必要だけれど表沙汰には出来ない事柄というのは在る。だから、そういった用途に官房機密費が用いられるのは反対しない。でも今回の野中発言が事実だとしたら(特定の組織への癒着や北朝鮮との関係等、自分は野中氏に対して良い印象は全く無い。だから彼が憂国の士の如き物言いをすると、「あんたがそれを言うか!」という思いになる。そもそも官房機密費に疑問を感じていたのならば、「官房長官時代に、何故それを糺さなかったのか?」とも。)、これは明らかに公私混同な費やされ方で在り、激しい怒りを覚える。政治家として少なからずの収入を得ている筈なのに、余りにせこい血税の横領ではないか。
あくまでも私見だが、官房機密費を私的な用途で受け取らなかった党は、“或る意味”「我が道を行く。」というスタンスの共産党だけだったのではないだろうか?野党時代の民主党も九分九厘貰っていたと思うし、それ故に「官房機密費の過去の不適切な使われ方。」を民主党が公開するとも思えない。自らも返り血を浴びる覚悟で全公開したならば、それは高く評価出来るけれど。
兎にも角にも、「血税を平然と私的に使っていた(使っている)様な連中には、この国を憂う資格なんぞ端から無い。」というのは確かだろう。
「前官房長官・河村をビビらせた野中広務の告白」(4月26日付け日刊ゲンダイ)
自民党の河村建夫・前官房長官がビビりまくっていると言う。河村は政権交代直後の昨年9月に2億5,000万円もの官房機密費を引き出したとして、大阪市の市民団体に背任容疑等で東京地検に告発されている。この問題に関連し、思わぬ所から新証拠が飛び出した。野中広務元官房長官がテレビで官房機密費の使途を洗い浚い打ちまけた一件だ。河村を告発した原告代理人の一人で弁護士の辻公雄氏はこう言う。
「野中氏の発言で、官房機密費が改めて情報収集に使われていない事が判りました。野中氏の発言を載せた記事を基に先週、東京地検に証拠資料の請求をしました。河村議員の件が訴訟になれば、野中氏を裁判の証人として呼ぶ事も検討したいと思います。」
野中の衝撃告白は、先週放送された「官房機密費の真実」(TBS系)。番組で野中は、官房機密費の使途を暴露した。
「総理の部屋に月1,000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に月500万円ずつ持って行った。」、「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円。」、「外遊する議員に50万~100万円。」、「(小渕元首相から)家の新築祝いに3,000万円要求された。」と次々に明らかにしたのだ。
「これはもう公私混同どころのレベルじゃなく、税金泥棒、公金横領とも言える驚愕の実態です。告発されている河村は勿論、自民党の歴代首相や官房長官は皆泡を食っています。」(司法ジャーナリスト)
野中証言にはもう一つ注目発言が在った。「(政治)評論をしておられる方々に盆暮れに御届け。」と明かした事だ。
「テレビに出ている政治評論家やタレントが数百万円を提示されてマスコミ工作を御願いされたという話も在る。この人達が“毒饅頭”を食べていたと仮定すると、官房機密費のニュースに触れない理由が判ります。」(民主党関係者)
鳩山政権が、歴代政権の官房機密費の使途を完全公開すれば、政界と大マスコミは一気にガタガタだ。
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以前の記事でも触れたが、「『政治上、又は軍事上に於いて、機密の用途に“のみ”費やされる。』筈の官房機密費が、実際には政治家達によって公私混同されている。」という噂は昔から在った。「与野党を問わず、多くの政治家達に配られ、それが私的な用途で使われている。」とか、「政治評論家やタレント等に、マスコミ工作の目的で配られた。」といった噂もしばしば見聞していたので驚きはしないけれど、「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円。」や「(小渕元首相から)家の新築祝いに3,000万円要求された。」というのは流石に驚き。官房機密費が「歴代首相の小遣い」や「首相の新築祝い」に迄化けていたとは・・・。
スパイ活動等、国家の為に必要だけれど表沙汰には出来ない事柄というのは在る。だから、そういった用途に官房機密費が用いられるのは反対しない。でも今回の野中発言が事実だとしたら(特定の組織への癒着や北朝鮮との関係等、自分は野中氏に対して良い印象は全く無い。だから彼が憂国の士の如き物言いをすると、「あんたがそれを言うか!」という思いになる。そもそも官房機密費に疑問を感じていたのならば、「官房長官時代に、何故それを糺さなかったのか?」とも。)、これは明らかに公私混同な費やされ方で在り、激しい怒りを覚える。政治家として少なからずの収入を得ている筈なのに、余りにせこい血税の横領ではないか。
あくまでも私見だが、官房機密費を私的な用途で受け取らなかった党は、“或る意味”「我が道を行く。」というスタンスの共産党だけだったのではないだろうか?野党時代の民主党も九分九厘貰っていたと思うし、それ故に「官房機密費の過去の不適切な使われ方。」を民主党が公開するとも思えない。自らも返り血を浴びる覚悟で全公開したならば、それは高く評価出来るけれど。
兎にも角にも、「血税を平然と私的に使っていた(使っている)様な連中には、この国を憂う資格なんぞ端から無い。」というのは確かだろう。
「使っても次の日には元通りになっている、不思議なお金」だと。
鈴木宗男氏も、対ロシア交渉のために自分がもらっていたのはかくかくしかじかの額、とぶっちゃけてました。
現政権は「10年後に使途公開」という提案をしているそうです。たとえ10年後であっても、使途が公開されるとなれば野放図な使い方はできないだろうというんですが、実態がこうでは、過去にさかのぼっての公開には各方面の抵抗が大きそうですね(汗)。
「政権交代により、これ迄闇に封じ込まれていた事柄が次々に露見して来ている。過去の官房機密費の使途も同様に、遠からぬ内に“或る程度”中身が露見するだろう。」、そう考えての関係者達の暴露合戦なのかもしれません。「今言うならば、何で当時言わなかったの?」という気がしなくも無いけれど、公私混同な用途が白日の下に晒されるのは、具体的な改善を図る意味では意義深い事でしょうね。大事なのは過去の断罪よりも、今後そういった公私混同を生み出さない為に、一体何をすれば良いのかを真剣に論議し、そしてきちんとした“縛り”を作る事。重要な血税が老後の安心の為だったり、本当に困った人達の為に使われるのならば良いけれど、総理経験者達の小遣い(もしかしてDAIGO氏が竹下元首相から貰っていた御年玉の原資も、官房機密費なのか?)や首相の新築祝いに使われるなんて、本当に許し難い事だから。
山に降った雨水は地下水となって長い年月を経て、きれいな湧き水として地上に現れます。目に見えないバクテリアたちが不純物を食べてくれているからで、これを緩速ろ過というそうです。
国民から吸い上げた血税は永田町や霞ヶ関に降って、セイジカモドキやアクダマカンリョウキンにより喰い尽され、赤字国債という姿で国民の前に出てくるようですね。
えらい違いだなぁ。
その後の別報道によれば、新築祝い3千万円云々は小渕首相自身の懐にという事では無く、「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ。』と小渕首相に電話して来た。」というのが正しいみたいですね。千葉のあの声の大きい政治“屋”の顔が、自分の頭にパッと浮かんだのですが。
ドラえもんの秘密道具に「タヌキ財布」というのが在りました。この財布に柿の葉を一枚入れると、千円に化けるという物で、但し30分過ぎると元の柿の葉に戻ってしまう。官房機密費も、このタヌキ財布と同じかも。違いは時間が過ぎても柿の葉には戻らず、国民への重いツケとなるという事ですが・・・。
国家的にはいくらか必要かもしれません。
政府として使途を知られたくないお金も、いくらかは要るかもしれません。
しかしこういう訳の判らない使い道を聞いたら、それじゃ要らないのではないかとなってしまいます。
こういうルールは如何でしょうか?
「官房機密費について使途支出先および収支は必ず記載し総理大臣の承認を得ること。是を30年後に公開する」
「綺麗事だけでは、国を統治してはいけない。」というのは在ると思いますので、スパイ活動やら他国との交渉事やらと、“後ろ暗い金銭”が必要な事態は少なからず在るでしょうね。だからこそ官房機密費の存在自体は否定しないものの、ハムぞー様が書かれておられる様に“何等かの縛り”は必要だと自分も考えます。
そもそも官房長官の一任で支払いが認められてしまうというのが、個人的にはどんなものかという思いがずっと在りました。国家の長たる首相の承認も得なくて良いというのは変だし、そういった事が在ったからこそ、“実権”を握る幹事長職に就きたがる人が多かったのでしょうね。
複数人、最低でも首相を入れた判断の下、官房機密費は支払われるべきだし、一定期間後にはその用途を明らかにされるべき。一定期間後でも他国との関係で表沙汰には出来ない場合も在るでしょうから、それはそれで考えるとして、兎に角こんなふざけた使われ方は即刻止めて貰いたい。