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「回復者3割に後遺症の恐れと指摘 イタリア呼吸器学会、肺にリスク」(5月27日、共同通信)
イタリアの呼吸器学会は27日迄に、「新型コロナウイルス感染症から回復した人の内、3割に呼吸器疾患等の後遺症が生じる可能性が在る。」と指摘した。「少なくとも6ヶ月は、肺にリスクが在る状態が続く懸念が在る。」と言う。地元メディアが報じた。
既に退院した感染者の症例調査と合わせ、同じコロナウイルスによる感染症で在るSARSの回復者の後遺症に関するデータも踏まえ、分析した。未解明の部分が多く、更なる詳細な調査が必要だとしている。
学会によると、「新型コロナ感染症により、肺線維症を引き起こす恐れが在り、完治が難しい損傷を肺に受ける可能性も在る。」と言う。
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「欧米で新型コロナウイルス感染症に罹患した子供達の一部に、川崎病と似た症状が出ている。」、「新型コロナウイルス感染症に罹患した30~40代の患者に、脳梗塞を併発する症例がアメリカで相次いでいる。新型コロナウイルスが、血栓の形成を促進しているのではないか?」、「新型コロナウイルス感染症の回復者の抗体を調べた所、高齢者グループは若者グループの3倍以上の抗体量だった。」等、新型コロナウイルスに関する新たな症例や事実が、次々と明らかになって来たけれど、今回の「新型コロナウイルス感染症から回復した人の内、3割に呼吸器疾患等の後遺症が生じる可能性が在る。」というのも、此の感染症の不気味さを思い知らされる。
ブラジルでは感染拡大が止まらないし、「感染拡大を封じ込めた。」とされる韓国では「感染者が増えつつ在る。」と言う。我が国でも今日、「緊急事態宣言解除後、東京都内で初のクラスターが発生した様だ。」との報道が在る等、改めて「油断しては駄目だな。」と感じた次第。