俳優の大滝秀治氏が2日、肺扁平上皮癌にて87歳で亡くなられた。大滝氏と言えば、存在感の在る脇役だが、最も印象に残っているのは刑事ドラマ「特捜最前線」(曲)での船村一平刑事役だ。
菅井きんさん、野村昭子さん、そして大滝秀治氏は、自分(giants-55)が子供の時分からテレビ・ドラマ等に出演されていた。其の頃から彼等は存在感が在る俳優だったし、其の頃から見た目は今と然程変わらなかった。詰まり大滝氏に関して言えば、其の頃から「老人」という雰囲気だったのだ。だから今回の訃報で「享年87歳」と知り、「未だ87歳だったのか・・・。」という驚きめいた思いが在る。もっともっと年長と思っていたので。
又1人、個性的な俳優が旅立ってしまった。合掌。
話はガラッと変わるが、早朝、収集場所にゴミを持って行くのが、自分の役割。決められた通りに分別している積りなのだが、極稀に本来の収集曜日とは異なった日に出してしまう事が在る。「使用されている材料から判断して、此れ資源ごみだな。」と思って出した所、帰宅時に収集場所を通った際、出したごみが其の儘置き去りにされおり、「収集日が異なるごみです。」といったシールがベタッと貼られていると、物凄く悪い事をした気持ちになってしまう。
上記のケースは自分が明らかに悪いのだから仕方無いのだけれど、「此のごみは何に当該して、何曜日に捨てれば良いのだろうか?」とマニュアル等で散々調べ上げ、「燃やすごみとして、○曜日に出す。」というのを確認した上で出したのに、収集されなかったケースが過去に在った。ごみ収集作業員が悪いのでは無く、「其のごみを見て、全く調べもせずに『燃やすごみでは無い!』と判断した近隣住民が、勝手にごみを収集場所から除けてしまった。」のだ。御丁寧に「此れは、燃やすごみでは在りません。きちんと確認して下さい。」という貼り紙迄付いていた。
「そんな訳無い。」と思い、処分場の窓口に電話して確認すると、矢張り間違っていなかった。次の「燃やすごみの日」にはトラブルを避ける為、「燃やすごみで在る事を確認済み。」と書いた紙を態々貼って出したのだが、「ごみの分別って面倒だなあ。」と正直思う。リサイクル等、分別をしなければいけない理由が在るのは、頭では判っているのだが・・・。
東京新聞に、「世界の街 海外リポート」というコラムが連載されている。古い話で恐縮だが、9月13日付けの紙面(夕刊)では、モスクワから「分別(ふんべつ)の無い分別振り」という記事が載っていた。
ロシアに赴任したり、留学したりした日本人が驚く事の1つに、ごみの分別が在ると言う。数種類から20種類前後迄細かく分別してごみを出すのが日本では普通だが、ロシアにはそういった概念が無いからだ。電球や酒瓶、衣類、生ごみ等々、全てスーパーの袋等に一緒くたに入れ、其れをダスト・シュートにポイ捨て。楽と言えば楽なのだろうが、流石にそれはどうかと思う。
「広大な土地を持つロシアでは、ごみの埋め立て地に困らないのだろうし、エネルギー輸出国だから、資源再生という様な意識が生まれないのかもしれない。」と記者は書いている。
で、「そんなロシア人にも、『分別の意識』が芽生えたのか?」と思わせる出来事が在ったのだとか。今春、モスクワ北東部に在る「ヘラジカの島」と名付けられた市民森林公園に、4種類を分別するごみ箱が登場したからだ。ごみ箱は公園内の道沿い等、200m置きに設置された。
しかし先日、取材の序でに立ち寄った所、多くのごみ箱はごみで溢れ返っている許りか、其の周囲にもごみが山積み状態。生ごみからは異臭が漂い、公園が綺麗になるどころか、逆に汚くなっていたそうだ。
記者が当局に確認した所、「ロシアには『資源ごみ回収業者』が居ない上、一般ごみの収集業者選定すらも手間取って決まっておらず、ごみを放置せざるを得ない状況。」との回答が。日本の様に細か過ぎるごみ分別もどうかとは思うが、ロシアの現状を考えると、「きちんとごみが収集されなかったり、将来の事も考えずにドンドンごみを埋め立てているだけというのは良くないなあ。」と感じた次第。
大学のあった地域では、燃えるごみ、生ごみ、プラスチック容器・ビニール包装、ビン、カン、ペットボトルに分別という決まりでした。しかし、恩師の1人はいわゆる「片付けられない人」で、ビン、カン、ペットボトル以外はごちゃごちゃに袋に突っ込んであり、「せめてプラスチック容器とビニール包装は燃えるごみに入れないで下さい」と言ったところ、「ゴミ袋だってビニールじゃないか」と言われました。研究の経過報告をしに恩師のデスクに近づいたところ、底に残ったコーヒーが乾いて干ばつ時の土のようになっているカップが何個も置いてあるのを見て、こりゃもうしょうがないと思い、以降は恩師の出した可燃ごみは、目立つプラスチックを学生が取り除いて分別するようにしました。
以前インターネットで、「友人から『アダルトグッズは不燃ごみとして出していいのか』と相談された」という人物に対して、「せっかくだから清掃局に電話させればよかったのに」とそのホームページの主催者が返事していました。もしこういう相談を受けたら、「清掃局に問い合わせてみた方がいいんじゃない?もし集積所に出しても持って行ってくれなくて置き去りにされたら、あなたも見てしまった近所の人も居たたまれないと思うし」などと言って、電話させるかもしれません
好々爺を演じる事が多かった大滝氏で在りますが、失礼を承知で言えば「悪人が似合う面構え」でも在りますので、嘗ては悪役が多かったというのも判ります。
彼は役者として認められる迄に、結構時間が掛かったと聞きます。彼の独特の声質も、若い頃には“演劇界の重鎮”宇野重吉詩から「壊れたハーモニカみたいな声だ。」と酷評されたとか。「演技力を磨き上げ、其の宇野氏から褒められたのが、非常に嬉しかった。」と大滝氏が語っていたのが、強く印象に残っています。
大滝氏、テレビ番組で言えば「特捜最前線」、そして映画で言えば「金田一耕助シリーズ」というのが、自分の中ではパッと思い浮かびます。
ゴミの分別、地域によっては10数種類に分別しなければいけない所も在る様ですね。リサイクル等を考えると必要なのかもしれないけれど、其処迄細分化されてしまうと、唯々面倒なだけという感じが・・・。
自分が明らかに誤ったごみの捨て方をしたならば、非難されても仕方無いと思うのですが、そうじゃないケース、其れも調べもせずに“感覚的に”「此れは間違っている!」とされるのは、正直腹が立ちますね。
知り合いの近所では、収集所のごみ袋を態々開けて確認する人(若い人らしいです。)が居るとか。申し訳無いけれど、此処迄するのは病的な感じすらしてしまう。勿論、決まりに従わないでごみ捨てをする人が、一番悪いのだけれど・・・。
味がありましたね。
劇団民芸の俳優ですが
それでも私はこの人の大ファンでした。
若い人にとっては関根勤さんがものまねする
年寄りの俳優と、いうイメージしかないのかもしれませんが。
ご冥福をお祈りします。
合掌。
実は大滝氏、父方の祖父に雰囲気がそっくりでした。父方の祖父は自分が幼い頃に亡くなり、写真でしか顔を知らないという感じでは在るのですが、大滝氏が有名になった頃、「御爺ちゃんにそっくりだね。」と親戚の間でも話題になった程。ですので、彼が画面に現れると、非常に親近感を覚えたものです。
関根勤氏の物真似、大滝氏は「良く特徴を捉えている。」と好意的に受け止めていた様ですが、若い子達から「関根さんにそっくり!」と笑われると、「俺の方がオリジナルだ。」とやや面白くない感じだったとか。