昨年10月にファイターズから戦力外通告を受けた二岡智宏選手が、先日、引退を表明した。二岡選手と言えば、2000年9月24日の対ドラゴンズ戦で、リーグ優勝を決めるサヨナラ本塁打を放つ【動画】等、勝負強い打撃が強く印象に残っている。
2008年オフ、醜聞が原因と思われるが、彼がファイターズに交換トレードとなった時は、堪らなく寂しかった。
両足の故障等で、ファイターズでは充分な活躍が出来たとは言い難いが、15年間の現役生活にピリオドを打った彼に、「御疲れ様!」の言葉を贈りたい。
彼程の選手が、引退試合無しで終わってしまうのは忍びない。出来ればジャイアンツが、其れが無理ならば嘗ての江夏豊氏や西本聖氏の様に、“仲間達”が「引退試合」を主催して上げて欲しい。
話はガラッと変わるが、gooランキングに「日本語で言ってくれれば意味が判るのに・・・と思う片仮名語ランキング」というのが載っていた。
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「日本語で言ってくれれば意味が判るのに・・・と思う片仮名語ランキング」(gooランキング)
1位: アジェンダ(実施すべき計画。協議事項。議事日程。)[100]
4位: エヴィデンス(証拠。)[84.8]
5位: バジェット(予算。)[83.4]
7位: マイルストーン(各作業工程の節目。里程標。画期的な出来事。)[81.4]
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昨年の記事「独り善がりな“外国語の多用”」でも書いたが、近年、「何でも彼んでも『外国語』を使えば良いといった風潮」が目に余る。「日本語で表現するよりも、外国語で表現した方が容易に伝わる場合。」や「抑、日本には無い概念の場合。」は別にして、自分の経験からすると「肝心な中身が無かったり、自身を大きく見せんが為に、外国語を多用する場合。」が多い様に感じる。
「相手に対し、出来る限り判り易く伝える。」というのが重要で、賢い人程簡単な言葉を用い、そうじゃない人程小難しい言葉を連発するもの。外国語を無闇矢鱈と使う人の中には、「使っている当人が、其の意味を理解していないのでは?」と思ってしまう事も在るし。
「民主党が“公約”を次々に破った事から、其れを意味する“マニフェスト”を、国民が胡散臭い物として捉えてしまっている。だから、我々は“アジェンダ”と呼ぶのだ。」というのが、みんなの党の渡辺代表の考え。とは言え、呼称を変えた所で、みんなの党も「言っている事」と「遣っている事」が必ずしも合致していない。其れどころか、今はみんなの党自体が、「自民党渡辺派」と化している。与党の旨みに与りたく、「自民党の言う事は、何でもOK。民主党の悪口さえ言っていれば、其れで良い。」という感じ。もう大政翼賛会状態ですね。
何でも彼んでも無理無理に「外国語」を使うのでは無く、仰る様に「日本語」を使った方が、逆に新鮮に感じる事も在るのですから、其の辺は考えて使うのが良いでしょうね。
P.S. げどー様がブログで書かれている「『靖国参拝=国を愛する事』というのは断じて違う。」には全く同感。極右にしても極左にしても、余りに偏った主張をする人達は“概して”、変に「形式」に固執し、本質がおざなりになっている事が多い。困ったものです。靖国神社、自分は1度参拝しましたが、心が沈静化される場所です。勿論、妙な意図を以てデモンストレーションしている人達が居ない時に限りますが。
こうやってみると特に上位は別に日本語で表現できるんですね。みんなの党の方が連呼するアジェンダは言葉として使うのはいいけど、連呼されると何がいいたいのかよくわからなくなりますね。
逆にマイルストーンは「一里塚」、スキームは「全容」、バッファは「緩衝材」とかと日本語を使ったほうが今はカッコイイかも。
大分昔の話になりますが、統括部長が全部員を集め、其の前で「横文字」を多用した“演説”を延々と行った事が在ります。勉強不足というのも在るのですが、聞いた事すら無い横文字が結構在ったのですが、周りの連中は「知ってて当然。」という顔で頷いている。「皆、凄いなあ。」と思い、「此れじゃいけない。」と演説終了後に、覚えている限りの横文字を調べていたら・・・。
其の横を通りがかった先輩が、「何遣ってるの?」と聞くので、「実は・・・。」と説明。そうした所、「そんな事してるんだ!?偉いなあ。あんなの、皆、判らない儘聞き過ごしているのに。」と。2人して大笑いしてしまったのですが、そういう事って意外と多いのかも。