ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」

2016年06月10日 | 映画関連

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天才的な頭脳で、数々の難事件を解決に導いて来た脳科学者・御手洗潔玉木宏氏)。或る日、御手洗は半年の間に6体もの死体が海岸で発見されたという“死体島”の存在を知る。事件の現場で在る瀬戸内海興居島に着いた御手洗は、死体が海流によって或る場所から此の島に流れて来たと推理其の場所を広島県福山市だと突き止め、福山へ移動した御手洗達だったが、外国人女性の変死体が発見される等、奇妙な事件に遭遇し・・・。

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島田荘司氏の「御手洗潔シリーズ」は、此れに28作品が刊行されている人気シリーズ。其の28作目の「星籠の海」を映像化した、映画探偵ミタライの事件簿 星籠の海」を観て来た。

 

島田作品、幾つかを手に取ったが、何と無く作風が合わない事も在り、全て早い段階で読むのを止めた。「星籠の海」もそんな1つで、「映像化された物ならば大丈夫かな。」と思って、観る事にしたのだ。

 

村上水軍阿部正弘鉄甲船等々、歴史好きには堪らない題材が取り上げられている。「鉄甲船を沈めたのではないか?」とする星籠なる存在も、創作とは言え、実に壮大だ。

 

だが、全体を通して言えば、少なくとも映画はピンと来なかった。一番の不満は、壮大な設定なのにも拘らず肝心な殺人事件の動機しょぼい点。大山鳴動して鼠一匹」という感じがするのだ。

 

記憶違いで無ければ、原作では怪しげな新興宗教が登場していたと思うのだが、映画ではそういう設定が一切無い。設定が変えられた事で、今一感が増しているのかもしれないが・・・。

 

「(小川みゆき役の)広瀬アリスさんって、可愛い子だなあ。」というのが、観終わって一番感じた事。其れ以外は、特に無い。此れならば映画では無く、TVドラマでも良かったんじゃないかなあ。と思ってしまった。観る前の期待度が高かっただけに、ガッカリな内容。

 

総合評価は、星2つ


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