「古巣で在るジャイアンツへの復帰」とはならなかったが、松井秀喜選手の所属先が漸く決まった事には、大ファンの1人としてホッとした。松井選手の性格を考えると、「日本球界で現役を続行する。」という選択肢は無さそうで、「メジャーのチームと契約出来なければ、其の儘引退表明。」という可能性を懸念していた。だから、契約を結んでくれたレイズには感謝の気持ちで一杯。
唯、其の一方で、「彼程の実績を有する選手が、マイナー契約を結ばなければいけないのか・・・。」という寂しさも正直在る。一日も早くメジャーに昇格し、「松井秀喜、此処に在り!」という雄姿を見せて欲しい。松井選手、頑張れ!!!
昨日、東京ドームで行われた「ジャイアンツvs.カープ戦」を観戦。近年は専ら「TV中継を見ての応援」というスタイルだったので、球場での観戦は久し振り。
東京ドームに向かう前、根がミーハーな自分は、先月26日にオープンした許りの「渋谷ヒカリエ」を覗きに。若者で溢れ返る渋谷は、学生時代から大好きな街。「騒々しくて、精神的に疲れてしまう。」と渋谷を嫌う“大人”も少なくないと聞くが、自分は彼の猥雑さも含めて、渋谷という街は今でも好きなのだ。
しかし若者で溢れ返る渋谷も、彼等が街に落とす御金は多くないと言う。「経済的な縮小傾向の改善」を図る為、“渋谷再開発”が始まり、「大人を呼び込む。」というのが大きなテーマに。渋谷ヒカリエも、「大人を呼び込める施設」というのを意識している様だ。
で、実際に中を見て回ったが、個人的には魅力を感じ得なかった。他の複合型ショッピング・センターと代わり映えしない(特に飲食店。)上に、中高年のオヤジが時間を潰せる様な店が少ない様に思うから。期待していた分、失望度は高かった。
渋谷ヒカリエはガッカリだったけれど、ジャイアンツ戦は最高の一言。1回裏&2回裏と、2イニング続けてジャイアンツが得点のチャンスを逃した際には、「流れがカープに向かいそう・・・。」と嫌な思いが。しかし、「本拠地初登板」となった宮國椋丞投手が全く危な気の無い投球を続けた事で、カープに流れを向かわせなかった。終わってみれば「5対0」で、ジャイアンツが勝利。「本拠地初登板」、「初打点」、「初完封」と、宮國投手に関する“初物尽くし”を眼前にして大満足。
投打で活躍した宮國選手。1つだけ注文を付けるならば、もっと大きな声で話した方が良い。シャイなのだろうけれど、ヒーロー・インタヴューでの声が小さ過ぎて、場内から失笑が漏れた程。“将来のエース候補”だからこそ、“我等がカネやん”の地声程とは言わない迄も、せめて其の半分位の大きな声で受け答えして欲しい。
何はともあれ、プロ2勝目おめでとう!
「日本復帰は考えたことも無い」とはっきりと答えたのには思わずウルウルしちゃいました。簡単に(そう見える)海外に行く選手がいますが、松井のように「退路を断つ」決意で行っているのか疑問ですね。
やっと投打が噛み合って4連勝とした巨人ですが、こんな好試合を直に観ることができた誰かさんに嫉妬?!
松井選手の場合は“抜け道”を使った訳では無く、正々堂々と権利を取得した上でメジャー挑戦した訳なので、仮に日本球界に戻って来る事になったとしても、何等引け目を感じる必要は無いと思っています。
飽く迄も個人的な見解ですが、「“抜け道”を使い、多くの人に迷惑を掛けた上でメジャー挑戦するも、結果を出せなかった事で、日本球界に舞い戻って来る。」様なケースはどうしても好きになれない。そういう選手に限って「メジャー“でも”挑戦してみるか。」という安直な思考が垣間見られ、戻って来たら戻って来たで、潔くない言い訳を並べ立てたり、泣き言を口にして同情を買おうとしたりするのが醜悪。
昨日のジャイアンツ戦、心配だったのは小笠原選手の打撃。相変わらず球をしっかりと捉え切れておらず、「動体視力の衰えなのかなあ?」と気になりました。年齢的には、未だ未だ老け込む歳では無いのだけれど・・・。