ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

公衆電話

2022年04月26日 | 其の他

週刊現代では「往時面影を訪ねて 鉄道の『記憶』」という連載記事が在るのだけれど、「2月19日・26日号」では「新幹線車内公衆電話」が取り上げられていた。

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委託公衆電話電気通信事業者公共施設テーマ・パークショッピング・センター、商店等の構内に設置し、施設の運営者に管理を委託している日本の公衆電話の事。電話機本体の色が赤い事から、赤電話と呼ばれた事も在った。
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赤電話という響きが、実に懐かしい。子供の頃、父に頼まれて近所の煙草屋煙草を買いに行った際、小窓の横に赤電話が置かれていたし、街中でも良く見掛けた。

元記事には昭和38年(1963年)の赤電話設置場所ランキング」が紹介されていたが、「1位:煙草屋、2位:菓子屋、3位:食料品店との事。自分の子供時代を思い返すと、納得出来る。

昭和30年代は、戦災により激減した公衆電話の復旧が急激に広まり、列車内に初めて電話が設置されたのは昭和32年(1957年)で、近鉄特急車両だったと言う。又、東海道新幹線電話が設置されたのは、開業1年後の昭和40年(1965年)の事。

携帯電話なんて存在しなかった時代、外部から新幹線車内の乗客に連絡したい場合、“交換手”に列車番号と乗客名を伝え、列車内で相手を呼び出して貰っていた。と元記事に書かれていたけれど、此れも懐かしい光景。

テレホンカードの登場等で、新幹線車内公衆電話の需要は増加したが、携帯電話の普及で激減。平成11年(1999年)には743万件在った利用が、18年後の平成29年(2017年)には僅か10万件台となり、令和3年(2021年)6月には内の列車内から姿を消した。


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