ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「知床観光船沈没事故」で思う事

2022年04月27日 | 時事ネタ関連

10年前の記事「助かったものの・・・」で触れた様に、1982年の2月8日未明に発生した「ホテルニュージャパン火災」は、忘れられないニュースの1つだ。「死者:33人、負傷者:34人」という被害者の多さや、「有害ガスを含んだから逃れる高層階の窓から飛び降りて命を落とした人(13人)がた。」事もそうだが、何よりも利益を最優先させ、利用者に対する安全対策を軽視した。』としか思えない横井英樹社長の異常な人間性が、此の事件を忘れる事が出来ない最大の理由。“当たり前の防火対策”を行っていたら、あんなにも悲惨な状態にはならなかったと思う。

4月23日、北海道遊覧船「KAZU Ⅰ(カズ ワン)」が、知床半島西海岸沖のオホーツク海域で消息を絶ち、船内浸水後に沈没したと見られる海難事故知床観光船沈没事故」は、3日が過ぎた段階で、「乗員&乗客全26人の内、死者11人、行方不明15人。」という状況。亡くなられた方々には哀悼表し、又、行方不明となっている方々に関しては、一日も早く発見される事を望む許りだ。

「どうして、こんな悲惨な事故が起こってしまったのか?」に付いては、今後の検証を待たねばならないが、報道されている内容を見聞する限り、遊覧船を運行する「有限会社知床遊覧船」の管理体制、もっとハッキリ言ってしまうと「“此の会社の社長”に、大きな原因が在る。」様に思える。横井英樹社長同様、「利益を最優先させ、利用者に対する安全対策を軽視していた姿勢。」が次々と明らかとなっているので。「海に関する知識も余り無かった。」という報道も在り、「きちんとした判断能力が無かった人間が、利益最優先で無理を強いていた。」としたら、被害者のみならず、社員にも気の毒さを感じてしまう

今回の事故により、現段階で11人の死者が出ているが、其の内で身元が公表されたのは3人だけ。「何故、全員の身元を公表しないのだ?」という批判の声も在る様だが、「身元が明らかになっているのに、遺族の意向で公表されないケースが在る。」としたら、自分は「仕方無い事。」と思う。加害者の場合は別だが、「被害者(の遺族)場合、“自身の身元を公表しない権利”も在って良い。」と考えるので。「公表された事により、興味本位で取り上げられる等の二次被害を恐れる気持ち。」は充分理解出来る。

何だ彼んだ難癖を付けては、他者叩きをする事に快感を得ている様な人。」が少なく無い現状では、今回の件に対し、「『新型コロナウイルス感染症終息していない中、旅行をしていたのが問題なのだ。』なんぞと批判する様な、“全く理不尽な難癖”を付け、被害者及び遺族を叩く馬鹿。」も出て来そうだから。


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