ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

88歳で頂点に!

2020年12月03日 | 書籍関連

ミステリー関連の年間ブック・ランキングで、自分が注目しているのは「本格ミステリ・ベスト10」(発行元:原書房)、「週刊文春ミステリーベスト10(発行元:文藝春秋)、そして「このミステリーがすごい!」(行元:宝島社)の3つ。今回、其の内の2つ「2020週刊文春ミステリーベスト10」と「このミステリーがすごい! 2021年版」が発表となった。

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2020週刊文春ミステリーベスト10【内編】」

1位: たかが殺人じゃないか著者辻真先氏)
2位: 「透明人間は密室に潜む」(著者:阿津川辰海氏)
3位: 「楽園とは探偵の不在なり」(著者:斜線堂有紀さん)
4位: 「法廷遊戯」(著者:五十嵐律人氏)
5位: 「汚れた手をそこで拭かない」(著者:芦沢央さん)
6位: 「死神の棋譜」(著者:奥泉光氏)
7位: 「Another 2001」(著者:綾辻行人氏)
8位: 「ワトソン力」(著者:大山誠一郎氏)
9位: 「暴虎の牙」(著者:柚月裕子さん)
10位:「蝉かえる」(著者:櫻田智也氏)
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「このミステリーがすごい! 2021年版【国内偏】」

1位: たかが殺人じゃないか(著者:辻真先氏)
2位: 「透明人間は密室に潜む」(著者:阿津川辰海氏)
3位: 「Another 2001」(著者:綾辻行人氏)/「法廷遊戯」(著者:五十嵐律人氏)
5位: 「アンダードッグス」(著者:長浦京氏)
6位: 「楽園とは探偵の不在なり」(著者:斜線堂有紀さん)
7位: 「欺瞞の殺意」(著者:深木章子さん)
8位: 「名探偵のはらわた」(著者:白井智之氏)
9位: 「暗約領域」(著者:大沢在昌氏)
10位:「不穏な眠り」(著者:若竹七海さん)
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今年のミステリー関連の年間ブック・ランキング、自分が実際に読んだ作品の中で言えば、「『法廷遊戯』が1位に選ばれるのでは?」と思っていたが、今回発表された2つのランキングでは、共に1位に輝いたのは「たかが殺人じゃないか」。著者の辻真先氏は、此の手ランキングに過去選ばれてはいるが、記憶違いで無ければ1位になったのは初めて。又、88歳での“頂点”、此の手のランキングでは史上最高齢ではなかろうか。

辻真先氏と言えば、推理作家としてのキャリアも長いけれど、アニメ特撮脚本家としてのキャリアは非常に長い。1960年代初めから脚本家として活躍されており、此方を見れば御判りの様に、担当された作品は有名な物許り。90歳を間近にして現役で、尚且つ高い評価を受けたというのは、本当に凄い事だ。

今回ベスト10に選ばれた作品の中で、自分が実際に読んだのは「法廷遊戯」と「暴虎の牙」だけ。「ワトソン力」は現在読んでいる最中なので、読み終えたらレヴューを書く予定。「死神の棋譜」と「Another 2001」は、近い内に読む予定だった。


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