「偉大な監督だからね。自分が監督なら喧嘩腰でも良いけど、今はコーチですから。」
マリーンズとの試合を翌日に控えた一昨日、ジャイアンツの伊原春樹ヘッドコーチが敵将のボビー・バレンタイン監督に向けて放った発言で在る。自身がブルーウェーブの監督だった3年前、敵将のバレンタイン監督と激しい口論を繰り広げた事での遺恨を感じさせる皮肉交じりの発言に、正直「余計な事を言わなければ良いのに・・・。」という思いが。「1989年に行われた『ジャイアンツv.s.バファローズ』との日本シリーズで無傷の3連勝を収めたバファローズが、第3戦で勝利投手になった加藤哲郎投手が口にしたとされる(実際にはそういう言い方をしていない様だが。)『巨人はロッテより弱い。』という一言でジャイアンツ選手達の反発心を火を付け、そこからまさかの4連敗を喫して日本一を逃した。」有名な一件を始めとして、余計な一言から災いを招く事は多々在るからだ。「伊原氏の気負いが空回りしなければ良いが・・・。」そんな不安を打ち消せなかった。
案の定、昨日の試合はジャイアンツが負けを喫し、これで対マリーンズ戦は一昨年から8連敗と相成った。ジャイアンツが1点負けた状態で迎えた3回表のジャイアンツの攻撃、無死1塁から高橋由伸選手の放った二塁打で一塁ランナーの鈴木尚広選手が一気に本塁突入するも、内外野の好返球でアウト。結局、この回は同点に追い付けなかった。鈴木選手の快足、打球の飛んだ位置等を考え合わせると、本塁突入を命じた三塁コーチャーの伊原ヘッドの判断を責める訳には行かないが、心の何処かに「”売り”で在る機動力を、バレンタイン監督に見せ付けてやる!」という気負いが在った様にも感じられ、それが封じられた事で伊原ヘッドのみらなずジャイアンツの選手達もシュンとしてしまった様に見えた。今日は気分を切り替え、スッキリした形でマリーンズに勝って欲しいもの。
野球絡みで言えば、日本テレビ系列でウイーク・デーの深夜帯に放送されている報道番組「NEWS ZERO」で、水曜日担当のコメンテーターの長嶋一茂氏と”スペシャル・コメンテーター”なる相変わらず意味不明な肩書を付けた星野仙一氏が凄い!
一寸前の放送では、薬物中毒から抜け出せない男子大学生の事を取り上げていた。金持ちの息子として生まれ、幼い頃から欲しい物は何でも買い与えられる等、散々甘やかされて育って来た彼。有名大学に入ってからは様々な薬物に手を出した挙句、薬物入手の際のトラブルで知り合いから半殺しの目に遭ったという。彼の親から「何とか薬物から足を洗わせて欲しい。」と依頼された”立ち直らせ屋”が、彼を矯正させる病院に入院させる。しかし、入院先から金銭や物を無心する彼に対し、親はそれ迄通り全てに応じてしまい、結局彼は又ドラッグの道に戻ってしまうという展開だった。司会者が「どう思われますか?」と意見を聞いた相手が、その日のコメンテーターの長嶋一茂氏。真顔で「幼い頃から何でも与えられ、彼は甘えていますね。あれじゃあ駄目ですよ。」といった趣旨のコメントを口にしていた。「言っている事は正論なれど、君がそれを言うか?」
そして昨日は、所謂「消えた年金問題」を取り上げていた。我々が支払って来た年金保険料を訳の判らないハコモノ建設等で大幅に減じさせて来ただけでは無く、5千万件以上もの年金記録が宙に浮いていた事が判明する等、杜撰極まりない管理をして来た社会保険庁。カスカスの年金を頼りに老後を生きて行かなければいけない人達も少なくないというのに、その拠り所がこんな好い加減というのでは国民が怒りの声を上げるのも当然だろう。
そんな好い加減な管理をトップとして”結果的に”容認し続けてきた歴代の社会保険庁長官達が、何度も天下りを繰り返して莫大な退職金をせしめている現状を報じた後で、司会者がスペシャル・コメンテーターの星野氏に意見を聞いたのだが、「何度も天下りして、大金貰ってるんでしょ?そんなおかしな話、国民が怒るの当たり前!」といった趣旨のコメントをキッパリと返した事に、「その通り!でも、それって天に唾する発言では?」と思ってしまった自分。ひょっとしてこの御両名は、捨て身のギャグをかましたのだろうか?そうだとしたら、彼等を抜擢した「NEWS ZERO」のスタッフは、相当の笑いのセンスを有していると感じ入る次第。
マリーンズとの試合を翌日に控えた一昨日、ジャイアンツの伊原春樹ヘッドコーチが敵将のボビー・バレンタイン監督に向けて放った発言で在る。自身がブルーウェーブの監督だった3年前、敵将のバレンタイン監督と激しい口論を繰り広げた事での遺恨を感じさせる皮肉交じりの発言に、正直「余計な事を言わなければ良いのに・・・。」という思いが。「1989年に行われた『ジャイアンツv.s.バファローズ』との日本シリーズで無傷の3連勝を収めたバファローズが、第3戦で勝利投手になった加藤哲郎投手が口にしたとされる(実際にはそういう言い方をしていない様だが。)『巨人はロッテより弱い。』という一言でジャイアンツ選手達の反発心を火を付け、そこからまさかの4連敗を喫して日本一を逃した。」有名な一件を始めとして、余計な一言から災いを招く事は多々在るからだ。「伊原氏の気負いが空回りしなければ良いが・・・。」そんな不安を打ち消せなかった。
案の定、昨日の試合はジャイアンツが負けを喫し、これで対マリーンズ戦は一昨年から8連敗と相成った。ジャイアンツが1点負けた状態で迎えた3回表のジャイアンツの攻撃、無死1塁から高橋由伸選手の放った二塁打で一塁ランナーの鈴木尚広選手が一気に本塁突入するも、内外野の好返球でアウト。結局、この回は同点に追い付けなかった。鈴木選手の快足、打球の飛んだ位置等を考え合わせると、本塁突入を命じた三塁コーチャーの伊原ヘッドの判断を責める訳には行かないが、心の何処かに「”売り”で在る機動力を、バレンタイン監督に見せ付けてやる!」という気負いが在った様にも感じられ、それが封じられた事で伊原ヘッドのみらなずジャイアンツの選手達もシュンとしてしまった様に見えた。今日は気分を切り替え、スッキリした形でマリーンズに勝って欲しいもの。
野球絡みで言えば、日本テレビ系列でウイーク・デーの深夜帯に放送されている報道番組「NEWS ZERO」で、水曜日担当のコメンテーターの長嶋一茂氏と”スペシャル・コメンテーター”なる相変わらず意味不明な肩書を付けた星野仙一氏が凄い!
一寸前の放送では、薬物中毒から抜け出せない男子大学生の事を取り上げていた。金持ちの息子として生まれ、幼い頃から欲しい物は何でも買い与えられる等、散々甘やかされて育って来た彼。有名大学に入ってからは様々な薬物に手を出した挙句、薬物入手の際のトラブルで知り合いから半殺しの目に遭ったという。彼の親から「何とか薬物から足を洗わせて欲しい。」と依頼された”立ち直らせ屋”が、彼を矯正させる病院に入院させる。しかし、入院先から金銭や物を無心する彼に対し、親はそれ迄通り全てに応じてしまい、結局彼は又ドラッグの道に戻ってしまうという展開だった。司会者が「どう思われますか?」と意見を聞いた相手が、その日のコメンテーターの長嶋一茂氏。真顔で「幼い頃から何でも与えられ、彼は甘えていますね。あれじゃあ駄目ですよ。」といった趣旨のコメントを口にしていた。「言っている事は正論なれど、君がそれを言うか?」
そして昨日は、所謂「消えた年金問題」を取り上げていた。我々が支払って来た年金保険料を訳の判らないハコモノ建設等で大幅に減じさせて来ただけでは無く、5千万件以上もの年金記録が宙に浮いていた事が判明する等、杜撰極まりない管理をして来た社会保険庁。カスカスの年金を頼りに老後を生きて行かなければいけない人達も少なくないというのに、その拠り所がこんな好い加減というのでは国民が怒りの声を上げるのも当然だろう。
そんな好い加減な管理をトップとして”結果的に”容認し続けてきた歴代の社会保険庁長官達が、何度も天下りを繰り返して莫大な退職金をせしめている現状を報じた後で、司会者がスペシャル・コメンテーターの星野氏に意見を聞いたのだが、「何度も天下りして、大金貰ってるんでしょ?そんなおかしな話、国民が怒るの当たり前!」といった趣旨のコメントをキッパリと返した事に、「その通り!でも、それって天に唾する発言では?」と思ってしまった自分。ひょっとしてこの御両名は、捨て身のギャグをかましたのだろうか?そうだとしたら、彼等を抜擢した「NEWS ZERO」のスタッフは、相当の笑いのセンスを有していると感じ入る次第。
またちょくちょく拝見させていただきます。
長嶋一茂の発言のおかしさは何となく分かったんですが、星野仙一さんの発言はどこがギャグなのか分からないんですよ。星野さんってそんなにいっぱい退職金をもらっていたんですか?でももらっていたとしてもそれは球団からで特殊法人から退職金を何度ももらっている天下り役人とは違うと思ったのですがいかがでしょう?
傍目から見ていると、「当人も同じ事をしているのに、良く言うよ。」と思ってしまう事がしばしば在ります。田中眞紀子さんなんかもそういった一人ですよね(笑)。まあ、斯く言う自分も同じ様な事をしている可能性も在り、自戒しなければならない所ですが。
それにしても「NEWS ZERO」の司会者が一番センスが良いのかなと思ったりしています。よりによって、その話題を振っちゃいけない人に平気で意見を聞いちゃうのですから。
星野氏は昔から、金銭に纏わる芳しくない話がまま在ります。退職金という訳では在りませんが、高額な”給料”を揶揄する声が最近、彼のシンパの間からもチラホラ出ており、「タイガースでSD職を拝命し超高額な給料を貰っていながら会議にちょこっと出るだけ。専らゴルフ解説だで稼いでいる時間が在るのならば、タイガースの為にもっと働いて欲しい。」という意見をタイガース・ファンの知り合い達も口にしていました。日本チーム代表監督としても高額な給料が支払われているという事。
まあ仕事の対価という事で、他者がどうこう言う可き問題では無いのでしょうが(笑)、傍目から見ると「あれもこれもと手を出して、次から次へと高給を食んでいる。」というのが天下り長官達とやや似ている気がしたりします。
>長嶋一茂
だって、ミスターの息子ですよ。経済的に恵まれていないほうがおかしいと思います。ただ、長嶋茂雄の息子という重圧は私たちにはうかがい知れないものがあったとも思います。
>星野仙一
この方は、おそらくONの後釜を狙ってますね。いわゆる球界に君臨するカリスマってやつでしょう。ただし、以前にもgiants-55様がコメントしておられたようにONに比べて金銭に対しては後ろ暗いところがあるようですから、そのところはきちんとすべきでしょうね。
>「NEWS ZERO」の司会者が一番センスが良いのかな
その点は激しく同意します。村尾さんはどうもキャスターとしては向いていないように思いますね。振った人のコメントが振った人にブーメランしてしまうようではちょっとね・・
羽田健太郎氏が御亡くなりになったという報もショックでしたね。石立氏の享年64歳も若過ぎますが、羽田氏は58歳ですからね。酒豪との事で以前から肝臓を悪くされていたとはいえ、入院されたのが先々月という事ですから、急に亡くなられてしまったという思いが強いです。
羽田氏が手掛けた楽曲と言うと「西部警察シリーズ」を見ていなかった自分としては、やはり「渡る世間は鬼ばかり」の主題歌がパッと思い浮かびます。昔の「東芝日曜劇場」の主題歌も殆ど彼が手掛けておられた様に記憶していますし、好きだった「久米宏のTVスクランブル」の主題歌を手掛けたのも彼だった筈です。「美味しいシュウマイ 崎陽軒♪」のCMソングもそうでしたね。毎回書いている事では在りますが、”昭和の香り”を漂わせた方々が次々に鬼籍に入られて行くのは本当に寂しい限りです。合掌。
あれだけ偉大な親を持っていると概してグレたり、妙な方向に走ってしまうものですが、その意味では良くも悪くも天真爛漫さを失わずに育った一茂氏は凄いと言えましょうね。
ONだって100%清廉潔白な人間だとは思っていませんし、大体「プロ選手は100%金銭に綺麗で在れ!」なんて幻想は持っていないものの、如何せん星野氏の場合は金銭に纏わる黒い話が多過ぎる気がするんです。卑しくも星野氏がプロ野球の歴史に残る人物で在る事は間違い無いし、これ迄にかなりの御金儲けをして来たのですから、この辺で”純粋に”プロ野球の為に何とかしようという気持ちを持って欲しい所。日本チームの監督に就任するや否や、(本人は「知り合いが勝手にやった事。」と”何時もの”言い訳をしていますけれども。)「星野ジャパン」なる呼称を商標登録する様なみみっちさは捨てて欲しいのですが(苦笑)。
一生懸命やっているのは認めるものの、一つの番組を仕切るキャスターとしての村尾氏の力量には自分も疑問を感じています。月曜日担当の桜井翔君(嵐)の方が遥かに仕切りが上手いですから。個人的には小林完吾氏と櫻井よしこ女史のコンビでやっていた「NNNきょうの出来事」が、日テレ系のニュース番組は一番好きでした。