日本の諺には、「何方を信じれば良いの?」と思ってしまう様な、意味合いが相反する組み合わせが在ったりする。幾つか挙げてみると・・・。
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善は急げ⇔急いては事を仕損じる
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結局、「何方かだけが正しく、もう片方は誤り。」というのでは無く、「置かれている状況によって、何方も正しく成り得る。」という事なのだ。
日本の諺ではパッと思い浮かばないけれど、海外の諺の中には、日本人の感覚で意味が今一つ判らない物が在ったりする。昨年、大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」【動画】は、其のタイトルを初めて目にした時「どういう意味なんだ?」と思った物。此方の情報によると、ハンガリーの諺が元になっており、「恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜く事が大切。」という意味なのだとか。
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「意味不明!?不思議過ぎる世界の諺ランキング」(1月27日、gooランキング)
1位: 唐辛子を被った烏≪意味:色黒の人は、赤い衣装を好む。≫[タイ](95票)
2位: ズボンの様な上着≪意味:五十歩百歩。≫[ドイツ](83票)
3位: ベーコンを求めて、ソーセージを投げる。≪意味:海老で鯛を釣る。≫[ドイツ](76票)
4位: 茸のピロークを食べても、舌は歯の後ろに仕舞っておけ。≪意味:親切にして貰ったからといって、要らない事を口に出すな。≫[ロシア](74票)
5位: 落ちたドリアンを得る様な。≪意味:棚から牡丹餅。≫[インドネシア](65票)
6位: 貴方や私の様な淑女が、雌豚を追い出せる。≪意味:船頭多くして船山に登る。≫[スペイン・ガリシア州](64票)
7位: 広場へ行け、相談しろ。家へ帰れ、好きな様に遣れ。≪意味:助言は広く求めろ、だが決めるのは、結局自分。≫[イタリア](60票)
8位: パンとワインで進んで行ける。≪意味:肩肘張らずに努力すれば、道は開ける。≫[スペイン](58票)
9位: 私が居ない所で、私が結婚していた。≪意味:当事者で在る筈の自分が知らない内に、何時の間にか決められていた。≫[ロシア](57票)
10位:飢えても叔母さんでは無いから、ピロシキを呉れたりしない。≪意味:困った時は、自分で何とかしろ。≫[ロシア]/鰊樽は、何時でも鰊臭い。≪意味:内面に在る物が、外面に表れる。(≫[フランス](56票)
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