「貴方は桃太郎と浦島太郎の何方が好きですか?」
4月6日付けの東京新聞のコラムに載っていたのだが、宇宙飛行士候補を選ぶ際に冒頭の質問が出された事が在ったのだそうだ。「『鬼の征伐』という目標に向かって突き進む桃太郎。」と「竜宮城で宴を楽しみ、『決して開けてはならない。』と厳命された土産の玉手箱を開けてしまった浦島太郎。」、自分の場合は桃太郎の方が好きなのだが、宇宙飛行士としては「何が起きるか予想出来ない状況を楽しめる。」という理由で浦島太郎派の方が宇宙飛行士に向いているのだとか。因に今回宇宙に飛び立った山崎直子さんは桃太郎の方が好きだけれど、「ひょっとすると(自分自身は)、浦島太郎に近いのかもしれません。」と語っている。
閑話休題。
子供の頃、良く見た夢は「何者かに追い掛けられる。」という物。正体不明の相手(人間かどうかも定かでは無い。)から、理由も判らないまま逃げ回っている夢で、相当魘されていたのだろうか、ふっと目覚めると堪らない程の倦怠感が。深層心理学には「無意識の働きを意識的に把握する為の技法」として「夢分析」というのが在るが、「夢の辞書」というサイトによると「追い掛けられる、追われる、逃げる」というのは「大人が見た夢で在るか、子供が見た夢で在るかによって多少意味が異なる。又、実際に何かに捕まって、首を絞められたり、襲われたりする場合も意味が異なる。子供の夢では、親によって代表される道徳、権威、禁止、制約への恐怖と反発。年齢が増加するに従って、恐怖の対象が自分自身の欲望等になって来る。」となっている。そうなると自分の場合は「親によって代表される道徳、権威、禁止、制約への恐怖と反発。」となるのだろうが、今一つピンと来ない。
「何者かに追い掛けられる。」という夢、社会人になって以降もちょこちょこ見ていた気がするが、中年と呼ばれる年代に入って以降良く見る様になったのは「空を飛ぶ。」という夢。それもスイスイと空を飛んでいる夢では無く、両手を激しくバタバタ振り、少しずつ身体が浮いて行くというもの。スイスイ飛ぶというのには程遠く、少しでも羽ばたく回数が減るとガクンと降下して行ってしまう。先程のサイトによれば「飛ぶ」は「困難を克服し、或いは圧力から解放されて、自由に生きて行く事への憧れ。」となっており、これに「落ちる、吸い込まれる、墜落、落下」という「不安。無力感。」の要素が加味されていると言える。「両手を激しくバタバタ振っても、少しずつしか身体が浮かない。」というのも考慮すると、「非常に儘ならぬ現状から脱却すべく、もがき苦しんでいる状態。」という事の様で、これなら何となく理解出来る気も。
4月6日付けの東京新聞のコラムに載っていたのだが、宇宙飛行士候補を選ぶ際に冒頭の質問が出された事が在ったのだそうだ。「『鬼の征伐』という目標に向かって突き進む桃太郎。」と「竜宮城で宴を楽しみ、『決して開けてはならない。』と厳命された土産の玉手箱を開けてしまった浦島太郎。」、自分の場合は桃太郎の方が好きなのだが、宇宙飛行士としては「何が起きるか予想出来ない状況を楽しめる。」という理由で浦島太郎派の方が宇宙飛行士に向いているのだとか。因に今回宇宙に飛び立った山崎直子さんは桃太郎の方が好きだけれど、「ひょっとすると(自分自身は)、浦島太郎に近いのかもしれません。」と語っている。
閑話休題。
子供の頃、良く見た夢は「何者かに追い掛けられる。」という物。正体不明の相手(人間かどうかも定かでは無い。)から、理由も判らないまま逃げ回っている夢で、相当魘されていたのだろうか、ふっと目覚めると堪らない程の倦怠感が。深層心理学には「無意識の働きを意識的に把握する為の技法」として「夢分析」というのが在るが、「夢の辞書」というサイトによると「追い掛けられる、追われる、逃げる」というのは「大人が見た夢で在るか、子供が見た夢で在るかによって多少意味が異なる。又、実際に何かに捕まって、首を絞められたり、襲われたりする場合も意味が異なる。子供の夢では、親によって代表される道徳、権威、禁止、制約への恐怖と反発。年齢が増加するに従って、恐怖の対象が自分自身の欲望等になって来る。」となっている。そうなると自分の場合は「親によって代表される道徳、権威、禁止、制約への恐怖と反発。」となるのだろうが、今一つピンと来ない。
「何者かに追い掛けられる。」という夢、社会人になって以降もちょこちょこ見ていた気がするが、中年と呼ばれる年代に入って以降良く見る様になったのは「空を飛ぶ。」という夢。それもスイスイと空を飛んでいる夢では無く、両手を激しくバタバタ振り、少しずつ身体が浮いて行くというもの。スイスイ飛ぶというのには程遠く、少しでも羽ばたく回数が減るとガクンと降下して行ってしまう。先程のサイトによれば「飛ぶ」は「困難を克服し、或いは圧力から解放されて、自由に生きて行く事への憧れ。」となっており、これに「落ちる、吸い込まれる、墜落、落下」という「不安。無力感。」の要素が加味されていると言える。「両手を激しくバタバタ振っても、少しずつしか身体が浮かない。」というのも考慮すると、「非常に儘ならぬ現状から脱却すべく、もがき苦しんでいる状態。」という事の様で、これなら何となく理解出来る気も。
「開けてはいけない」ものを呉れたんでしょうかね。
そういわれたら、開けるに決まってるじゃないですか(笑)
年をとっていないから、元に戻してあげようという親切??
怪我をした後に出来たかさぶた。剥いちゃうと血が出て来るのは判っていても、ついつい剥いちゃったりする。人間は「しちゃ駄目。」と言われれば言われる程(思えば思う程)、逆にそのいけない事をしてしまいたくなる生き物。亀を助けてくれた恩人なのですから、「老化」を封じ込めた玉手箱を浦島太郎に持たせる事無く、竜宮城の奥深くに隠しておけば済む話では在るんですけどね。