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「【嘗て地球は3回全凍結していた?】大雪は破滅への序章! スノーボール・アースで人類滅亡か?」(2月26日、TOCANA)
2014年2月8日、10年に1度の記録的な大雪が関東を襲った。東京都心は、積雪量20cm超えという45年振りの大雪を記録。更に、翌週の14日も関東は大雪に見舞われ、山梨県甲府市では何と観測史上1位の積雪量76cmを記録した。又、此の前月はアメリカでも、前代未聞の大寒波が到来し、噴水や世界最大の滝で在るナイアガラ迄、全て凍結している。
日本では、大雪当日の9日は都知事選妨害の為、14日はヴァレンタイン妨害の為、「人口雪テロか?」という陰謀論もネットでは話題となった。こんな陰謀論迄飛び出す程の積雪を記録した関東や、人間は疎か、野生動物達迄も命を取られてしまうという由々しき事態も発生したアメリカ。彼は一体、何だったのか?実は此の現象には、地球が「氷の世界」になってしまう前触れではないとかという見解が在る。
地球は氷河期等の例外は在れども、長い年月に亘り、極めて温暖な環境が保たれていると考えられて来た。だが、地球が氷結していたと思われる地質学的証拠が多数見付かっている。此の為、近年の研究では「嘗て地球が丸ごと凍結した事が在ったのではないか?」という「スノーボール・アース(地球全凍結)」仮説が注目されている。此の説によれば、地球は今から約22億年前、約7億年前、約6億年前の少なくとも3度、全凍結したと考えられている。
「氷河期」は、長期に亘って気候が寒冷化する事で在るが、「スノーボール・アース」は規模が違い、平均気温はマイナス40度迄下がり、赤道付近を含め、地球の全域が凍り「氷の惑星」と化してしまうのだ。
地球は凍り始めると、表面の氷が太陽エネルギーを反射してしまう為、温度はどんどん下がり、凍結は進む「負のフィードバック」が起こる。此の状態は、約1億年も続いていたと言う。では、地球は此の凍結状態からどうやって抜け出したのだろうか?
一説によれば、凍結化によって出来た氷は厚さ1kmにもなる為、此の氷の途轍も無い重さが刺激となり、火山活動や地震が引き起こされる。そして火山の噴火により起こった熱で、氷は徐々に溶け、噴出した火山ガスにより、気温が上がって行ったとされている。
マイナス40度の凍て付く世界、地表は疎か、海面迄も凍結し、其の氷の厚さは1kmにもなる。海の中は陽の光等届かず、漆黒の闇・・・。其の様な過酷な状況の中で、生物はどうやって生き延びたのであろうか・・・?
此の様な状況下では、生物は略全滅状態に陥る筈だ。だが、バクテリア等は海底で細々と生き長らえていたと言う。海底のプレートの裂け目から、温水が噴出されている事も在り、海底火山の火山性の養分を摂取していたのだ。
そして、注目すべき点は、「スノーボール・アース」の後、生物が大進化を遂げた事だ。地球全体が凍結したが、其の後、急激に温暖化した事で、光合成生物が大繁殖し、酸素が大発生した。所謂「大酸化イヴェント」が起こる。此の現象により、22億年前の「スノーボール・アース」では真核生物が、6億年前では多細胞生物が登場した。此れが、カンブリア大爆発と結び付く所だと言う。生物は環境の変化に応じて、其の生命の形態を変えて行く強さが在るのではなかろうか?
「スノーボール・アース」になる大きな要因として、火山活動が衰え、噴火によって放出される二酸化炭素の量が減った為、温暖効果が薄まり、寒冷化が進み凍結したと言われている。しかし、実の所「スノーボール・アース」の原因は、未だきちんと解明されていない。
もしかするとアメリカや日本での大雪は、全地球凍結する「スノーボール・アース」の前兆かもしれない。「スノーボール・アース」の後、生命は大きな進化を遂げていると言われている。人類は全地球凍結化で一旦滅亡しても、新たな形で進化し、新人類として誕生するだろう。此れこそが、次元上昇(アセンション)なのかもしれない。
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今回の記事が載っていた「TOCANA」は、所謂“オカルト系情報”のサイト。だから「大雪は破滅への序章!」や「スノーボール・アースで人類滅亡か?」等は、終末論等と同じ感覚で捉えた方が良いだろう。
唯、「スノーボール・アース“仮説”」に関しては20年以上前に発表された物で、今では「地球史の研究者の間で主流となりつつ在る考え方」と言われている。自分も大分前に「スノーボール・アース仮説」を知り、「面白い考え方だなあ。」と思ったもの。
幼少期、「水を巡る争いが、世界規模で起こる。」なんて考えてもいませんでしたが、そういう時代が遠くない将来に訪れ様としている。北極海を巡る資源争いなんていうのも、昔は考えもしなかった。
「多くの人間が幸福になる為に、何をすべきなのか?」というのでは無く、「我々が幸福になる為には」というエゴが最優先されてしまうのは、何時の時代にも変わらない。
>北極海
今日の日経一面は世界一の政府系ファンドノルウェー年金基金が日本株を大量買いしている。でした。北海油田ガス田で世界有数の資源国と言うのは意外と知られていないですね。天然ガスもロシアより多く売っていたと記憶しています。確か岡山のコンビナートとノルウェー北部のコンビナートを結ぶタンカーが今まではいろいろ経由していたのに、去年から北極海周りで直でいけるようになったと新聞に書いてありました。日本に石油の精製品を売っているそうです。そして油売った金であちこち投資しているのです。人口500万しかいなくて、国のエネルギーは豊富な水力で足りるのだそうです(北海油田の良い部分は殆どノルウェーにあって、イギリスやオランダの領海には条件的に厳しい油田ばかりとか)。それを指をくわえて見ていた近隣国も北極が溶け出してヤッターと思ったのですが、案外と厳しいようです。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140226/bsk1402260504005-n1.htm
でももっとよく考えると北極の氷が相当量解けた日には大コケしたことで知られるケビンコスナーの海洋アクション映画の世界みたいになってしまい、それはそれで困ります。
九州地方、イメージでは降雪なんかと縁が無い地域と思い込んでいたのですが、意外に多くの降雪が在ったりするというのを長じてから知り、「へー。」と思ったもの。
最近、深海魚が海面に打ち上げられたりと、自然界で妙な事象が目立ちますね。「備え在れば憂い無し」とは言いますが、何れだけ備えをしていても、大自然の前では人類なんぞ、大した存在では無く、最終的には「自然に身を委ねるしか無い。」というのが現実。