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「甲子園決定の筈が判定覆り涙 玉野光南、自打球判定で併殺打がファウルに」(7月25日、デイリースポーツ)
玉野光南は9回の守備で、ゲームセットを確信しマウンド上で歓喜の輪を作る所迄行き乍ら判定が覆り、一度は見えた甲子園が幻と消えた。
「1-0」でリードした9回表、1死一塁から、創志学園の難波を投ゴロ併殺打に打ち取り、マウンド上には歓喜の輪が出来た。然し、創志学園側が、打球は打者の足に当たって転がったと主張。審判団は5分間に亘って協議し、此のプレーをファウルと認め、1死一塁から試合を再開した。
気を取り直して再び守備に付いた玉野光南だったが、其の後、創志学園打線が3連打で逆転に成功した。此の回4点を奪った。9回裏、玉野光南の攻撃は三者凡退に終わり、一度は見えた夏の甲子園は幻と消えた。
夏の甲子園初出場を決めた創志学園の長沢監督は「相手がゲームセット迄行っているから、可哀想な事をしてしまった。大人がジャッジを付けて遣って行かないといけない。相手の気持ちを考えると・・・此れ以上は何も言えない。」と表情は硬かった。
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「甲子園に行ける!」と大喜びしたのに、結果的には敗退してしまった。玉野光南の選手達は嘸や遣り切れなかったろうし、勝利した創志学園の選手達も複雑な思いだったろう。でも、「打球は打者の足に当たって転がった。」という創志学園側のアピールは問題視される物では無いし、創志学園の生徒達は堂々と胸を張って甲子園に行って貰いたい。
自分の半生を振り返ってみると、「上手く行った!」と思ったものの、結果的には失意に終わってしまった事は何度か在る。逆に、全く想像もしていなかった幸運が、唐突に転がり込んで来る事も。4年前、宝籤で100万円を当てたというのも、そんなケースだ。
「禍福は糾える縄の如し」とは良く言った物で、玉野光南の選手達も「今回の失意が、必ずや将来の幸福に転じる。」と信じ、前を向いて歩んで貰いたい。
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「『ポケモンGO』で、矢っ張り起きたトラブル 無断『撮影』怒って逮捕の男性に同情論が」(7月25日、J-CASTニュース)
道を歩いていると、知らない人から行き成りスマホを向けられ、「発見!」とか言って撮影された‐ゲーム・アプリ「ポケモンGO」がリリースされて以降、こんな一寸したトラブルが相次いで報告されている。
スマホ・カメラを使い、現実の風景の中に、ポケモン・キャラが現れた様に見える仕掛けの影響だ。遂には、ゲーム中の女性の「撮影」を巡るトラブルから逮捕者も出た。今回の様なトラブルは氷山の一角と見られ、今後も同じ様な揉め事が相次ぐ事が懸念されている。
「ポケモンGO」が2016年7月22日に日本でも始まると、「歩きスマホ」をし乍ら、画面に見入る人が続出した。スマホ・カメラを通して、周囲の現実の風景と一体化したポケモン捜しが出来るのが、人気の秘密だ。
プレーする人は、スマホ・カメラ部分を、自分の進行方向等に向ける事も多い。珍しいキャラクターを見付けた人は、「捕獲」する前に、背景の現実画面と共にスクリーン・ショットで保存する事も在る。傍目には写真を撮影した様にも見える。偶カメラを向けられた人の中には、驚いたり、不愉快に思ったりするケースも在る様だ。
朝日新聞や時事通信等の電子版が2016年7月25日午後、報じた所によると、東京・渋谷の道玄坂で23日、「ポケモンGO」をプレー中の女性の腕を掴んだとして、20代男性が現行犯逮捕された。
「珍しいポケモンを見付けた。」という女性が画面を保存していた所、近くに居た男性が「自分の事を撮影しただろう。」として、写真を消す様迫り、女性の腕を掴んだと言う。朝日記事によると、男性は容疑を否認していると言う。
逮捕のニュースが流れると、ツイッターや該当記事コメント欄等には、「『腕を掴んだ』暴力行為は良く無い。」との指摘が出る一方で、「逆(に撮影を)遣られたら、此の女性も怒るぜ、多分。」、「此れは両成敗でしょう。」と、周囲の人の映り込みに注意を払う事無く、「撮影」していた女性側の対応を疑問視する意見も寄せられた。
こうした疑問を背景に男性への同情論も沸き起こっており、「(逮捕された)男は、納得出来る訳が無いよなぁ。」、「可哀想に、男の人。」という声も在った。
又、「今回のケースの男女が逆だったら、男性が女性に無断で盗撮をしたとして、男性の方が逮捕されるのでは。」との見立てを披露した上で、「女尊男卑だね。」と指摘する人も居た。
逆に、「無断撮影が『ポケモンGOの為の撮影だから。』という理由で許されるならば、其れを理由に『盗撮』する輩が出兼ねない。」と懸念を表明する人も居て、「盗撮魔の言い訳になるかもね。」、「盗撮していても、『ポケモンしていた。』という言い逃れも増えそう。」と心配している。
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3日前の記事「『ポケモンGO』狂想曲」で懸念を書いたけれど、「ポケモンGO」の日本配信が始まって以降、様々なトラブルが報告されている。とは言え、今回の記事は「『ポケモンGO』は良く無い!」とか主張したい訳では無い。又、暴力行為をしてしまった該当男性が悪いというのは、言う迄も無い。
今回の記事で言いたいのは、「公の場で写真を撮る場合、十二分に周りの人達に留意して欲しい。」という事。近年、自らが撮った写真をネット上にアップする人が増えているけれど、映り込んでしまった中には不快さを感じたり、アップされた事で不利益を被った人も居る事だろう。
以前にも書いたけれど、自分は写真を撮られるのが大嫌い。だから、当 ブログにアップする写真を公の場で撮る際、出来るだけ人が映り込まない様に配慮するし、人が映り込んでしまった時には、其れ其れに目線を入れる作業をする。「盗撮魔の言い訳になる。」という懸念も理解出来るし、撮る側は本当に留意して欲しい。
当該試合を見ておらず、飽く迄も記事で状況を知った訳ですが、審判団の不手際という面も在りそうですね。或る意味、選手達の人生を左右してしまう様な重要な判断なので、時間を掛けたという事なのでしょうが。
審判団も好い加減な気持ちで臨んでいるとは思いませんが、其れにしても後味の悪い試合になってしまいましたね。
子供であれば、写真を撮ったり、失礼があっても、ある程度は許されるように思います。また、叱る方も、都合が良いでしょう。無断で写真を撮る、という行為は、プロであっても、気持ちの良いものではありません。今のネット社会では、メディアが大変に発達しているので、何に使われるのか、憤慨するのも当然だと思います。
こうしたブームには、それを熱烈に支持して、理解するユーザー層と、それ以外の一般人との温度差が、顕著になるものですが、このゲームは、行動範囲を広げる分だけ、多くの人々や場所に干渉するリスクのある事も考えて、任天堂は改善を模索すべきだと思います。
少なからずの人が楽しんでいる事柄を、無闇矢鱈と批判する程無粋な人間では在りませんが、明々白々に他者に迷惑が掛かる様な事だけは、絶対に控えて欲しい。
以前の記事でも書いた様に、過疎地やシャッター街を救済する一助とする等、「ポケモンGO」を良い方向に活用するのは大賛成。規制で雁字搦めにしてしまうのは反対だけれど、トラブルを引き起こさない為の最低限の“縛り”は、メーカー側も考える必要在るでしょうね。「儲かれば、何をしても構わない。」というのでは、商売人として失格ですから。