ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

口は禍の門

2012年10月20日 | スポーツ関連

四球さえ出さなければ打たれそうな気がしなかったので、(ジャイアンツは)大した事無かったですね。シーズンの方が余っ程しんどかったですからね、えー。相手も強いし。」

 

1989年の日本シリーズの第3戦、近鉄バファローズがジャイアンツに勝利し、3連勝を果たした事で、日本一に王手掛けた。第3戦に先発し、勝利投手となった加藤哲郎投手が、ヒーロー・インタヴューで言い放ったのが冒頭の言葉で、此れ等の発言を総合して「ジャイアンツはオリオンズ(1989年、パ・リーグの最下位だった。)より弱い。」と大々的に報じられた。此の報道に怒りを爆発させたジャイアンツ打線が奮起し、第4戦以降は4連勝。ジャイアンツが日本一に輝き、「バファローズは加藤投手の暴言により、見す見す日本一を逃した。」と言われたもの。

 

今月初め、162試合目で2年連続の地区優勝を決めたヤンキース。同チームに所属するイチロー選手や黒田博樹投手が大喜びしている姿に微笑ましさを感じる一方で、彼等の同僚デレク・ジーター選手が発した言葉に、「余計な事を言わなければ良いのに・・・。」と思ってしまった。

 

「今日で練習試合は終わりだ。」

 

名門・ヤンキースにとって、地区優勝を果たすのは当然の事で在り、我々が目指しているのはワールド・シリーズで勝ち抜く事、即ち世界一達成で在る。」という強い義務感が言わせた事なのだろうが、「地区での優勝争いを『練習試合』と言われては、同地区以外も含めた他チームが、『ふざけるな!』と思うだろう。

 

リーグ優勝決定シリーズの第1戦、ジーター選手は守備で左足首を骨折し、チームを離脱。チームも負け、黒星発進というな雰囲気となった。「“加藤発言”と同様、“ジーター発言”がヤンキースに悪影響を与えるのではないか?」と懸念していたが、案の定と言うべきか、ヤンキースは4連敗を喫し、1試合も勝てずにワールド・シリーズへの進出を逃した。

 

口は禍の門」という戒めを改めて思い知らされる一方で、「ドラゴンズの選手が、ジャイアンツを奮起させる様な暴言を言い放ってくれないものだろうか。」と思ってしまったりも。


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2 コメント

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>syuu様 (giants-55)
2012-10-20 20:31:55
書き込み有り難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

根が短気ですので、余計な一言を言ってしまい、後から「言わなきゃ良かった。」と悔やむ事が結構在ります。正に、後悔先に立たずですね。
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確かに。 (syuu)
2012-10-20 16:09:04
こんにちは。確かにそうですね。
そんなこと、言わなくてもいいのに・・・・ってこと、たくさんあります。自分でも知らないうちに言ってしまっているのかも・・・・と、かなり不安にもなりますが(苦笑)
きっと、相手のことを思いやる気持ちがないときについ口をついて出ているのでしょうね。
長女(ちびこ)が、父親に「お水を持ってきてくれるかな?」と頼まれた時、「あー、今本読んでていやだけど、持ってくるよー」と一言。前半部分は、全く要らないよな・・・と苦々しく思いながら様子を見ていました。案の定、主人は面白くない様子。あとでちびこに、「本読んでて・・・のところは、言わなくてもいいことだと思うよ。自分が言われたらいやだな・・と思うことは、気をつけて言わないようにしていこうね。」と話しました。
子供だからまだ許されてるのでしょうね。私が言ったら、しばらく夫婦の会話はないでしょう(笑)
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