昨日は、朝方から薄暮辺り迄雪が降り続いていた。首都圏の積雪量は概ね10cmを越え、北国で暮らす方からすると「大した量ではない。」と笑われてしまいそうだが、都会の人間にとっては大雪と言える量。そんな状況だったので外出を控え、溜まっていた家事や仕事の処理で一日を終えたのだが、気分転換に「図解決定版 モノの原価がわかる!」という本を読み始めた。
様々なモノの原価と儲けに付いて、図解を入れて判り易く説明されている。扱っているモノは量販店のポイントカードから始まって、居酒屋の宴会コースやTVのアニメーション、戸建て住宅、水力発電等々、多種多様な内容。どれも興味深い内容なのだが、此処では理容室に付いて書いてみたい。
以前、一般の理容室から「10分1,000円」といった激安店に、理容師がドンドン移籍しているという話を耳にした。何でも、激安店の方が理容師の手取りが良いという事だった。自分も所謂激安店でカットして貰っている為、その話を聞いて以降は待ち時間の間に給料の概算を頭の中で弾いたりしていた。
この本によると、一般的な店と激安店の利益の仕組みは、下記の様に推定されるという。
*************************************
1. 一般的な店(料金を4,000円/人と設定。)
[算出条件]
時間: 40~50分/人
1日に捌く人数: 10人/2人(夫婦2人経営と設定。)
売上 40,000円
経費 2,000円*1
======================
利益 38,000円
(夫婦2人経営の場合なので、1人当たり19,000円/日)
2. 激安店(料金を1,000円/人と設定。)
[算出条件]
時間: 10~15分/人
1日に捌く人数: 35人(1時間の調髪数を5人と設定。)
売上 35,000円
経費 1,750円*1
===========
利益 12,000円/日(店)
21,250円/日(理容師)
*************************************
激安店の場合、「利益を店と理容師が分け合うのが通常。」と書かれているのだが、計算では利益の33,250円の約64%を理容師が得ている事になっているので、単純に折半という訳では無い様だ。店によっても当然異なるのだろうが、この計算で言うと確かに激安店の方が理容師の取り分は良いというのは頷ける。知らない世界の仕組みを覗き見るのは、禁じられた遊びに興ずる様なドキドキ感をもたらしてくれる。
*1 シャンプー等の経費を売上の5%と設定。
様々なモノの原価と儲けに付いて、図解を入れて判り易く説明されている。扱っているモノは量販店のポイントカードから始まって、居酒屋の宴会コースやTVのアニメーション、戸建て住宅、水力発電等々、多種多様な内容。どれも興味深い内容なのだが、此処では理容室に付いて書いてみたい。
以前、一般の理容室から「10分1,000円」といった激安店に、理容師がドンドン移籍しているという話を耳にした。何でも、激安店の方が理容師の手取りが良いという事だった。自分も所謂激安店でカットして貰っている為、その話を聞いて以降は待ち時間の間に給料の概算を頭の中で弾いたりしていた。
この本によると、一般的な店と激安店の利益の仕組みは、下記の様に推定されるという。
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1. 一般的な店(料金を4,000円/人と設定。)
[算出条件]
時間: 40~50分/人
1日に捌く人数: 10人/2人(夫婦2人経営と設定。)
売上 40,000円
経費 2,000円*1
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利益 38,000円
(夫婦2人経営の場合なので、1人当たり19,000円/日)
2. 激安店(料金を1,000円/人と設定。)
[算出条件]
時間: 10~15分/人
1日に捌く人数: 35人(1時間の調髪数を5人と設定。)
売上 35,000円
経費 1,750円*1
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利益 12,000円/日(店)
21,250円/日(理容師)
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激安店の場合、「利益を店と理容師が分け合うのが通常。」と書かれているのだが、計算では利益の33,250円の約64%を理容師が得ている事になっているので、単純に折半という訳では無い様だ。店によっても当然異なるのだろうが、この計算で言うと確かに激安店の方が理容師の取り分は良いというのは頷ける。知らない世界の仕組みを覗き見るのは、禁じられた遊びに興ずる様なドキドキ感をもたらしてくれる。
*1 シャンプー等の経費を売上の5%と設定。
知られざる裏の世界です。