ミステリー関連の年間ブック・ランキングで、自分が注目しているのは「本格ミステリ・ベスト10」(発行元:原書房)、「週刊文春ミステリーベスト10」(発行元:文藝春秋)、そして「このミステリーがすごい!」(発行元:宝島社)の3つ。先日の「2018本格ミステリ・ベスト10」に続き、昨日は「2017週刊文春ミステリーベスト10」が発表となった。
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4位: 「狩人の悪夢」(著者:有栖川有栖氏)/「機龍警察 狼眼殺手」(著者:月村了衛氏)
6位: 「教場0 刑事指導官・風間公親」(著者:長岡弘樹氏)
7位: 「AX」(著者:伊坂幸太郎氏)
8位: 「いまさら翼といわれても」(著者:米澤穂信氏)
10位:「かがみの孤城」(著者:辻村深月さん)/「ミステリークロック」(著者:貴志祐介氏)
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「2018本格ミステリ・ベスト10【国内編】」では、ベスト10に入った作家全員が男性だったけれど、今回は女性が3人となっている。
自分の場合、「ホワイトラビット」、「AX」、「いまさら翼といわれても」、「この世の春」、そして「ミステリークロック」と5冊読んでおり、「教場0 刑事指導官・風間公親」は図書館に予約を入れてある。
注目すべきは、1位の「屍人荘の殺人」。「2018本格ミステリ・ベスト10【国内編】」でも同作品は1位に選ばれていたが、今回も2位に104票差付けての断トツの1位。著者の今村昌弘氏は1985年生まれの32歳で、今年、第27回鮎川哲也賞を此の作品で受賞。詰まり、デビュー作がこんなにも高い評価を得ている訳だ。
近日中に「このミステリーがすごい!2018年版」が発表となるが、こうなると「屍人荘の殺人」が1位に輝き、“三冠”達成という可能性も。そうなると、2005年の「容疑者Xの献身」以来の“三冠王”という事になるが・・・。
閑話休題。
*********************************「『ゾーン30』効果在り、交通事故23.5%減」(12月7日、読売新聞)
通学路等の生活道路で最高速度を時速30kmに制限する「ゾーン30」の事故抑止効果に付いて、警察庁は7日、初めて実施した全国調査の結果を発表した。
交通事故が23.5%、死亡・重傷事故は26.8%減少する等、一定の効果が確認され、同庁は、来年度以降も通学路等を中心に、整備を進める方針。
ゾーン30は2006年9月、埼玉県川口市の道路幅約6mの生活道路で、脇見運転のワゴン車が保育園児等の列に突っ込み、園児等21人が死傷した事故を切っ掛けに導入された。其の後、全国に広がり、今年3月末現在、3,105ヶ所がゾーン30に指定されている。
今回の検証は、2016年3月末迄に整備された2,490ヶ所を対象に実施。ゾーン30になった前後1年間の事故発生状況等を検証した。
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「『ゾーン30』を導入した事で、交通事故も死亡・重傷事故も大幅減少となった。」というのは、凄く理解出来る。と言うのも、身近で其の効果をを感じているから。
我が家の近所に在る生活道路だが、見通しが悪くは無いのに、何故か事故が多かった。「見通しが悪く無い。→車のスピードを出してしまう。」という事なのか、1年位前から「ゾーン30」が導入された。以降、自分が知る限りでは、大きな事故は発生してない。「今後、どうなって行くか?」は検証して行く必要が在るだろうけれど、少しでも悲惨な事故が減る事になるのならば、どんどん適用地域を広げて行って貰いたい。