大好きな漫画家の1人・永井豪氏の作品に「イヤハヤ南友」というのが在るのだけれど、3日前の土曜日に「いやはや何とも。」と呆れ返ってしまう場面に遭遇した。常識の無い行動に接する事が、そんなに珍しく無くなった昨今だけれど、心から呆れ返ってしまったので、記事にする事にした。
19日の18時頃、良く利用する回転寿司に家族で行った時の事。事前予約をしないで行ったので、予約機を確認すると「約1時間待ち。」という事だった。「買い物等して、時間を潰せば良いか。」と思って予約を入れ、取り敢えず“順番待ちの長椅子”に座った。店内外に順番待ちの長椅子が置かれているのだが、店内に座る場所が残っていたので腰を下ろした所、目の前にはテーブル席が。割と至近距離で、順番待ちの客の目からはっきり見える。逆に言えば、テーブル席の客からも、我々の様子がはっきり見える訳だ。其の時点で、店内の順番待ちの長椅子には20人近くが座っており、くどい様だが「約1時間待ち。」という混み具合。
で、一番近いテーブル席には2人の女性が。年齢は40歳代という感じで、ぺちゃくちゃと話していた。テーブルの上には合計5つの皿が載っており、4つは空、そして1つには1巻の寿司が。状況から、「テーブル席に着いた許りでは無いな。」という感じ。
「約1時間待ち。」という事だったので店を出て、書店とスーパーを廻った。45分位時間を潰し、寿司店に戻る。時間は18時50分位だったか。店内の順番待ちの椅子には、相変わらず20人近く座っていた。何気無くテーブル席を見回すと、先程の一番近いテーブル席に、“先程の2人の女性”が座っているではないか。相変わらずぺちゃくちゃ話しており、テーブルの上の皿は全く変わらずの5皿。1皿に1巻残した儘というのも変わっていない。1時間近く経っているのに、そして多くの客が待っているのが判っているだろうに、1時間近く何も食べない儘、ぺちゃくちゃ話している事に、「嘘だろ・・・。」と驚いてしまった。
結局、自分達の順番が廻って来たのは19時30分頃。そして、食べ終えて会計に向かったのは20時頃だったろうか。更に驚かされたのは、件の女性2人が未だ同じテーブル席に座っており、テーブルの上の寿司皿の状態も全く同じ。1巻残しているのは、「私達は、食事中ですよ。」というアピールなのだろう。少なくとも2時間近く(恐らくは、もっと長いだろう。)、追加注文もせずに、ぺちゃくちゃと話し続けているのだ。
店にとっては迷惑行為に変わり無いだろうけれど、混んでいない時間帯なら未だ判らないでも無い。でも、くどい様だが大勢の客が待っており、其の事は彼女達からも確実に見えているのだ。そんな状況でも、追加注文もする事無く、話し続けて2時間近くも居座るというのは、どういう神経なのだろうか?本当に呆れ返ってしまった。
いるんですよね光いう人たち。
唯我独尊なのか周りが見えていないというのか。
私もつい最近、京都駅の地下のレストラン街で、似たような光景に出くわしました。
行列ができるオムライスの専門店なんですが、行こっちが列の最後尾に並んだ時、すでにカウンター席で食事を始めていた20代後半から30代とおぼしきカップル。
順番が来て彼らのすぐ隣に座ったのですが、ほとんどスプーンを口に運ぶ様子もなく、ひたすらスマホをいじって時折二人で会話を交わす始末。
こっちは途切れることのない行列が気になって、ゆっくり味わう気分にもなれず、早々に食事を済ませて店を出ましたが、くだんのカップルはようやく食事を終えても、まだ居座ったままスマホいじり・・・。
お店にとってもある意味営業妨害だし、周りの客にとっても迷惑。
ルールやマナーやエチケットを押し付ける気はありませんが、他人事ながら気分のいいものではありません。
悠々遊様も、似た様な経験をされたのですね。自分が件の女性達の立場だったら、待っている大勢の客が気になって、出来るだけ早く食事を済ませる様にする。其処迄行かなくても、食べたら出来るだけ早く会計を済ませるというのが、普通の感覚だと思うんですけどね。
こういうマナーや常識の欠如した人達が、残念な事に増えている気がします。先日、内館牧子さんが書いていたのですが、訪れたレストランで、隣に座っている家族全員が会話する事も無く、又、母親に到っては供された食事を取る事無く、一心不乱にスマホを弄っていたのが、どうにも不気味だったと書いていました。全く同感です。
こういう人達に育てられた子供達、親を反面教師にしてくれたら良いのですが、そういう非常識さが普通と思って育ってしまうと、本当に怖いです。