先日、ジャイアンツ戦のラジオ中継を聞いていた所、実況していたアナウンサーと解説者の“エモやん”の間で「ジャイアンツ投手陣の完投数の少なさ」が話題に上がっていた。以前より「先発完投型投手が減っている。」事を嘆いていたエモやんだが、「勝利投手の権利が獲得出来る『5回』すらも投げ切れないジャイアンツの先発投手陣」に苦言を呈しただけで無く、「パ・リーグには先発完投型投手が結構居るのに、セ・リーグには前田健太投手位しか見当たらないのは色々理由が在るだろが、セ・リーグ全般の育成システムにも問題が在るのではないか?」といった趣旨の指摘を。
「先発完投型じゃないと投手に非ず。」みたいな決め付けだと、江川紹子さんの不倶戴天の敵(?)が主張した「最後迄マウンドを守るのがエース。」(動画)の様な居心地の悪さを感じてしまうが、確かにセ・リーグの先発投手、特にジャイアンツの先発陣には「もう少し投げてくれよ。」と思う事が少なくない。ダルビッシュ有投手や杉内俊哉投手、涌井秀章投手、田中将大投手等々、パ・リーグには先発完投型の投手達が目立つだけに一層だ。
投手にも適材適所が在ろうし、「全員が先発完投型にならなければ駄目。」という事は無い。山口鉄也投手の様に「中継ぎ&抑えでは最高の結果を残したけれど、先発としては上手く機能しなかった。」というケースも在るのだし。唯、「各チームに何人かは、先発完投型投手を育成して欲しい。」という思いは在る。ジャイアンツで言えば一昔前迄は、先発は7回位迄投げていた様に思うが、今季は5回迄持たないケースが多く、流石に「もっと頑張れよ!」と思ってしまうので。
パ・リーグに先発完投型投手が結構居るのには、橋本清氏が自身のブログで書いている様に「DH制の存在」が大きく影響しているだろう。パ・リーグの場合、先発の調子が芳しくなくても、投手が打席に入らない(代打を送られる事が無い)ので、監督は先発を引っ張り易い。そして先発も「直ぐに降板させられる事は無い。」という思いが在るので、立ち上がりの調子が悪くても、何とか立て直そうと踏ん張れる面が在るだろう。又、橋本氏の件の記事に書き込まれたコメントにも在るけれど、「此処数年は目玉投手が、抽選でパ・リーグに多く獲得されている。」という不運も、セ・リーグ側とすれば在る様にも思う。
セ・リーグの先発が早めに降板させられる要因の一つに「DH制が無い事」を上記したけれど、パ・リーグのファンの方々の中に異論&反論が在ろう事は承知の上で書くと、「概してパ・リーグよりもセ・リーグの方が、“絶対的な抑え”が多い(乃至は多かった)。」というのも大きく影響しているのではないだろうか?パ・リーグに良い抑えが居ない(乃至は居なかった)訳では勿論無いけれど、一寸前で言えば佐々木主浩投手や高津臣吾投手、今ならば藤川球児投手といった具合に、「絶対的な抑え」という意味では概してセ・リーグの方に分を感じるのだ。「絶対的な抑えが登板したら、もう点は取れない。」という思いが在る(乃至は在った)からこそ、早め早めに攻撃の手を打たなければいけない。そういった流れが出来上がり、セ・リーグでは先発の降板が早まっている様にも。少なくとも自分の様なショート・テンパーな人間が監督だったら、此の状況下では調子の悪い先発を早めに降板させるだろうし。
「先発完投型じゃないと投手に非ず。」みたいな決め付けだと、江川紹子さんの不倶戴天の敵(?)が主張した「最後迄マウンドを守るのがエース。」(動画)の様な居心地の悪さを感じてしまうが、確かにセ・リーグの先発投手、特にジャイアンツの先発陣には「もう少し投げてくれよ。」と思う事が少なくない。ダルビッシュ有投手や杉内俊哉投手、涌井秀章投手、田中将大投手等々、パ・リーグには先発完投型の投手達が目立つだけに一層だ。
投手にも適材適所が在ろうし、「全員が先発完投型にならなければ駄目。」という事は無い。山口鉄也投手の様に「中継ぎ&抑えでは最高の結果を残したけれど、先発としては上手く機能しなかった。」というケースも在るのだし。唯、「各チームに何人かは、先発完投型投手を育成して欲しい。」という思いは在る。ジャイアンツで言えば一昔前迄は、先発は7回位迄投げていた様に思うが、今季は5回迄持たないケースが多く、流石に「もっと頑張れよ!」と思ってしまうので。
パ・リーグに先発完投型投手が結構居るのには、橋本清氏が自身のブログで書いている様に「DH制の存在」が大きく影響しているだろう。パ・リーグの場合、先発の調子が芳しくなくても、投手が打席に入らない(代打を送られる事が無い)ので、監督は先発を引っ張り易い。そして先発も「直ぐに降板させられる事は無い。」という思いが在るので、立ち上がりの調子が悪くても、何とか立て直そうと踏ん張れる面が在るだろう。又、橋本氏の件の記事に書き込まれたコメントにも在るけれど、「此処数年は目玉投手が、抽選でパ・リーグに多く獲得されている。」という不運も、セ・リーグ側とすれば在る様にも思う。
セ・リーグの先発が早めに降板させられる要因の一つに「DH制が無い事」を上記したけれど、パ・リーグのファンの方々の中に異論&反論が在ろう事は承知の上で書くと、「概してパ・リーグよりもセ・リーグの方が、“絶対的な抑え”が多い(乃至は多かった)。」というのも大きく影響しているのではないだろうか?パ・リーグに良い抑えが居ない(乃至は居なかった)訳では勿論無いけれど、一寸前で言えば佐々木主浩投手や高津臣吾投手、今ならば藤川球児投手といった具合に、「絶対的な抑え」という意味では概してセ・リーグの方に分を感じるのだ。「絶対的な抑えが登板したら、もう点は取れない。」という思いが在る(乃至は在った)からこそ、早め早めに攻撃の手を打たなければいけない。そういった流れが出来上がり、セ・リーグでは先発の降板が早まっている様にも。少なくとも自分の様なショート・テンパーな人間が監督だったら、此の状況下では調子の悪い先発を早めに降板させるだろうし。
序盤に先発投手が5~6点取られても、監督が腹をくくればそのまま投げさせることが出来ます。
するとどこかで立ち直る場合があり升。
するとたとえ追いつけなくても
辛抱強く投げ味方の援護を待つことを覚えます
勿論長いイニングを投げる経験もつきます。
セントラルでは投手に打席があるので
打順が回ってくれば(士気への影響があるから)代打を送らざるを得ないですし・・
おっさるように、いいリリーフ投手がいれば
先発陣は「○回まで頑張ればなんとかなる・・」
となるのは勿論ありますよね
岡田監督時代、JFKなる絶対的なリリーフ陣を構築し、先発が6回まで投げ、ちょっとでもリードしていれば必ず勝つ。
このJFKに頼りすぎたがゆえ、阪神は先発投手の育成を怠り、いまだにその後遺症に苦しんでいるのは、ご承知の通り。これは巨人以上でしょう。
今の阪神で、久保以外に頼りになるのは、外国人投手だけです。
巨人は、東野がなんとかがんばっているのではないですか。内海はどうしたんでしょうね。
上原が日本に帰ってくるかもしれませんね。やはり巨人に帰るのでしょうか。
投手の中には「高校時代に野手としても鳴らしていた。」という者が結構居りますし、個人的には「投手も打席に入って欲しい。」という思いが在ります。ですからDH制は余り好きでは無いのですが(DH制自体はリーグの違いを感じさせる“個性”と捉えていますので、其の存在自体を否定する物では全く在りませんが。)、「先発投手の育成」という面に於いてはDH制が結果的に良い方向で影響しているのは否めないでしょうね。自分の様な短気な人間が監督を務めたとしても、「投手に打席が回らない。」という事で在れば、もっと気長に先発を引っ張れるだろうし。
唯、其れにしても今季のジャイアンツの先発陣は、東野投手を除いて本当に不甲斐無い。四球を与えると精神的に縮こまってしまうのか、手先だけで投げてボコスカ連打を浴びる始末ですから。
「V9時代のジャイアンツはONという強大な存在が中心に在り、其の上更に様々な小技が出来る選手達が固定されていたが故に強かった。しかし余りに存在感の在る選手達が居たが故に、後進の育成を行ってしまった。」というのが、監督・川上哲治氏の唯一にして大きな失敗とも言えましょうね。
タイガースの「JFK」、あれだけ凄い3人が居たならば、自分が監督でも岡田監督と同じ判断を下したと思います。其れだけ他チームのファンからすると、JFKは凄い存在だったし。唯、岡田監督が責められるとしたら、先発投手の育成が上手く出来なかったという面でしょうけれど、あの短期間で其れを為すというのも難しかったのは事実かも。
内海投手に関しては「精神的な脆さ」を自分は感じていたのですが、「内海投手の場合、『投球フォームが一寸でも崩れると、全体的にバラバラになってしまうタイプの投手。』という記事が載っており、「そんなものなのかなあ。」と感じた次第。
上原投手、彼のファンの一人としては、ジャイアンツに戻って欲しいです。全盛期の投球は望めないと思っていますが・・・。