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「麻疹感染・死者数が増加 予防接種率低下が影響 」(11月17日、共同通信)
世界保健機関(WHO)と米疾病対策センター(CDC)は16日、「2022年に麻疹の感染者が、世界全体で前年比18%増の923万人、死者が同43%増の13万6千人となった。」との推計を公表した。
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行で医療機関が逼迫した事を受け、予防接種率の低下が続いた事が大きく影響した。2022年に大規模流行が確認されたのは37ヶ国に上り、2021年の22ヶ国から大幅に増加した。
2022年のワクチンの接種率は1回目が83%で、2回目は74%。麻疹の大規模流行を防ぐ為には2回接種完了率が95%必要とされており、依然として開きが在る。
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2019年12月に中国湖北省武漢市で初めて検出された新興感染症「新型コロナウイルス感染症」。来月で4年を迎え様としているが、未だに根絶の見通しは立っていない。
コロナは、多方面に多大な影響を与え続けて来た。「生活様式が、ガラッと変わってしまった。」というのは世界的に見られる事だが、「コロナ大流行。→医療機関の逼迫。→麻疹ワクチン接種率の低下。→麻疹感染者数及び感染による死者数の大幅増加。」という影響も出ていたとは・・・。
本当に悩ましい新興感染症だ。