![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/da/12aa5f636bc0cc3cadb8e2f19fd99b4b.jpg)
又しても「ウルトラマンメビウス」ネタになってしまって申し訳無いのだが、先週(関東圏で)放送された第41話「思い出の先生」は予想以上に良かった。過去のウルトラ・シリーズに縁の深い怪獣達&人物達が次々と客演しているメビウスだが、今回は「ウルトラマン80」に纏る内容。ウルトラ・シリーズの第9作目に当たる「ウルトラマン80」は、そのタイトルからも判る様に1980年4月から1年間放送された作品だが、自分の場合はその前々作の「ウルトラマンレオ」の途中位でウルトラ・シリーズから”卒業”していたので、80に関しては主役の矢的猛が学校教師で、彼を演じていたのがこの番組が初主演の長谷川初範氏という事位しか知識が無かった。故に、ウルトラマンタロウやウルトラマンレオ、ウルトラの父、おゝとりゲン等が客演した時程、事前の高揚感は無かったというのが正直な所。
しかし、そんな自分ですらも「思い出の先生」には涙腺が刺激させられてしまった。内容に関しては先だっても御紹介させて戴いたツバサ様のブログ(「特撮ヒーロー作戦!」)の当該記事「ウルトラマン80/最終話『思い出の先生』」を読んで戴きたいのだが、長谷川氏が矢的先生として26年ぶりに登場するだけではなく、当時実際に生徒役を務めていた子供達*が大人になった姿で出ているという事に、綿々たる歴史を持ったウルトラ・シリーズの奥深さを感じさせられた。
この回の放送前にWikipedia等で「ウルトラマン80」という作品に付いて知識を取り入れたのだが、前々作の「ウルトラマンレオ」以上に製作者達の迷走ぶりが際立っている作品という印象を受けた。ウルトラ・シリーズ自体の人気が下降線を辿っている中、高視聴率を稼いだ「熱中時代」や「3年B組金八先生」等の学園ドラマを意識して教師を主人公に据えたものの、学校を舞台とした場合どうしても設定に制限が出てしまう事から僅か2ヵ月半で路線変更を余儀無くされ、以降の矢的はUGMという”地球防衛組織”の隊員として活躍し、教師としての姿は全く描かれなかった様なのだ。当時この作品を見ていた子供達が、この設定変更に大いに戸惑わされたのは想像に難く無い。そして矢的を演じていた長谷川氏自身も、この事に”消化不良”の思いをずっと抱き続けていた様で、ツバサ様の記事によると長谷川氏は次の様にインタビューで答えておられたそうだ。
「正直『80』は僕の中で凄く中途半端に終わっていたので、何時かは決着を付けて欲しいと願っていたんですよ。(今回の)生徒達との再会で、僕自身も救われました。」
過去のウルトラ・シリーズに対する製作者達の強いオマージュや、過去の作品との絶妙な伏線の張り方等、メビウスではこれ迄も何度と無く感激させられたが、26年の月日を経てきっちりと「ウルトラマン80」の”真の最終回”を作り上げた事に唯々拍手。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
そして、これ又ツバサ様が紹介されていたのだが、You Tubeにて過去の80の映像と今回の映像を上手く合成された”作品”(こちら)を拝見し、改めて「現在は教師になった嘗ての矢的の教え子が、登校拒否の生徒を学校に連れて行く際に、唐突に路上で逆立ちした。」理由が判った。彼(矢的の教え子)自身も嘗ては登校拒否児で、同じ様に矢的から励まされていたのだ。いやあ、本当にウルトラ・シリーズは奥深い。こういった事を、仮面ライダー・シリーズでも是非やって欲しいのだが・・・。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
*1 或る生徒の渾名が「落語」という所に、昭和の香りが漂っている感じがした。
しかし、そんな自分ですらも「思い出の先生」には涙腺が刺激させられてしまった。内容に関しては先だっても御紹介させて戴いたツバサ様のブログ(「特撮ヒーロー作戦!」)の当該記事「ウルトラマン80/最終話『思い出の先生』」を読んで戴きたいのだが、長谷川氏が矢的先生として26年ぶりに登場するだけではなく、当時実際に生徒役を務めていた子供達*が大人になった姿で出ているという事に、綿々たる歴史を持ったウルトラ・シリーズの奥深さを感じさせられた。
この回の放送前にWikipedia等で「ウルトラマン80」という作品に付いて知識を取り入れたのだが、前々作の「ウルトラマンレオ」以上に製作者達の迷走ぶりが際立っている作品という印象を受けた。ウルトラ・シリーズ自体の人気が下降線を辿っている中、高視聴率を稼いだ「熱中時代」や「3年B組金八先生」等の学園ドラマを意識して教師を主人公に据えたものの、学校を舞台とした場合どうしても設定に制限が出てしまう事から僅か2ヵ月半で路線変更を余儀無くされ、以降の矢的はUGMという”地球防衛組織”の隊員として活躍し、教師としての姿は全く描かれなかった様なのだ。当時この作品を見ていた子供達が、この設定変更に大いに戸惑わされたのは想像に難く無い。そして矢的を演じていた長谷川氏自身も、この事に”消化不良”の思いをずっと抱き続けていた様で、ツバサ様の記事によると長谷川氏は次の様にインタビューで答えておられたそうだ。
「正直『80』は僕の中で凄く中途半端に終わっていたので、何時かは決着を付けて欲しいと願っていたんですよ。(今回の)生徒達との再会で、僕自身も救われました。」
過去のウルトラ・シリーズに対する製作者達の強いオマージュや、過去の作品との絶妙な伏線の張り方等、メビウスではこれ迄も何度と無く感激させられたが、26年の月日を経てきっちりと「ウルトラマン80」の”真の最終回”を作り上げた事に唯々拍手。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
そして、これ又ツバサ様が紹介されていたのだが、You Tubeにて過去の80の映像と今回の映像を上手く合成された”作品”(こちら)を拝見し、改めて「現在は教師になった嘗ての矢的の教え子が、登校拒否の生徒を学校に連れて行く際に、唐突に路上で逆立ちした。」理由が判った。彼(矢的の教え子)自身も嘗ては登校拒否児で、同じ様に矢的から励まされていたのだ。いやあ、本当にウルトラ・シリーズは奥深い。こういった事を、仮面ライダー・シリーズでも是非やって欲しいのだが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
*1 或る生徒の渾名が「落語」という所に、昭和の香りが漂っている感じがした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_suki.gif)
御礼が遅くなり大変失礼致しました。
80先生、想定外に良かったですね。
私もあまり期待はしてなかったというか
タロウやレオの客演時に比べて「楽しみで仕方ない!」
という気分では無かったのですが・・・ところが
良いストーリーでした。泣けました。
こういうので泣けるなんて歳をとった証拠ですね。(苦笑
画像のウルトラマン大百科に興味津々です。
中身が気になって仕方ありません
本日ようやく劇場版メビウスが届きました♪
夕方から既に2回観ました。
特典ディスクの方は未だ未見ですが、後に観てみようかと思っています^^。
ウルトラマン80の教師編に、同僚でマドンナ的な存在として出てくる相原京子先生。演じてる浅野真弓さんは、NHK少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」で芳山和子役を演じてたりするんですよねー(島田淳子名義)
渾名が落語。当時、柏木の師匠が亡くなって半年ほどで、根岸もリハビリ後とはいえ健在。故に稲荷町がまだ八代目で、目白の師匠はバリバリの現役でしたからねえ(この地名だけで誰だかわかれば落語通です)
今、落語が渾名の学生がいたら、ただのマニア扱いになってしまいます。
ウルトラマンも怪獣も、なんとなくデザインがレトロですね。
今見るから、ではなく当時としてそうだったのではと思いました。
生徒達と矢的先生を会わせてあげたいと出現したわれた怪獣ホーが80の姿を認めたときに見せた表情(しぐさ)はとてもよかったです。「来てくれた、来てくれたんですねー」という思いが伝わって来ました。
あの表情を見るまで「壊されるのを嫌がっている学校のマイナスエネルギーだけ」だと思っていました。
スーツアクターさん、すごい。
私が住む地域では、80編は来週の放送になりますが、予告編を見て今から楽しみにしています。
メビウスは、これまで全話を録画していながら、なかなか見る機会がなかったのですが、先日からチョイスしながら見ております(^_^;)
タロウのウルトラダイナマイト(までやるか!?)に、貴ブログでも拝見しました「レオォー!!」(しかも2回目の変身では、当時の登場映像)に涙しました。
涙といえば、33話「怪獣使いの遺産」も、これまた良かったです。帰マンの「怪獣使いと少年」の続編となる話ですが、あの救いようのない重たいテーマの問いがメビウスの中でひとつの回答として示され、ある意味救われた感じがしています。
帰マンの「怪獣使いと少年」について、当方ブログに稚拙なエントリではございますが、良かったらご覧下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/knight_2000/archives/50414834.html
前にも後にもシリーズは続かなかったし、影が薄い存在だったなぁと。
あれが長谷川初範さんってのはすっかり忘れていました。
とりあえずウルトラマンシリーズは後から作りこんでいるにせよ深みを出していますね。