読了した小説を読み返す事は、余り無い。「同じ小説を読み返す時間が在るのならば、未読の物を読む時間に充てたい。」という思いが強いからだ。
当ブログを立ち上げてから10年が過ぎ、書いた記事は3,781件となった(9月29日現在)が、過去の記事を読み返す事は皆無に等しい。読了した小説の場合とは異なり、「自分が書いた過去の記事を読み返すと、自己嫌悪に陥りそう。」というのが理由だ。
「死刑制度は維持すべき。」という考えの様に、ずっと変わらない物も在る一方で、主張が変化している物も在ったりする。「状況の変化等により、考え方が変わった。」というのは在るのだが、偉そうな事を書き続けているだけに、具体的な説明も無しに主張を変化させてしまっているのは、自分自身で嫌な感じがしたりする。
又、主張している事に自己矛盾が在ったりするのも、非常に恥ずかしい。「毎年、終盤になると“息切れ”してしまうタイガース。監督に責任が無いとは言わないけれど、こうも毎年同じ事を繰り返してしまうのは、チーム編成を司るフロントの責任が大。和田豊監督は彼形に頑張ったと思うし、『彼の首を切りさえすれば、タイガースは強くなる。』とでも思っている様なファンの主張はどうかと思うし、其れでは和田監督が気の毒。」なんぞとタイガース・ファンに言っている自分が、「ジャイアンツの監督として11年間で7回もリーグ優勝を達成した原辰徳監督を襤褸糞に批判し、挙句に『今季限りで退任して欲しい。』と、責任を監督だけに押し付けている。」のだから、自己矛盾も甚だしい。
そういった自己矛盾を、今後は出来るだけ無くして行きたいと思っているのだが、何しろ好い加減な人間なので・・・。
欠点だらけの人間では在りますが、誤りは誤りとして潔く認められる人間では在りたいと思っています。妙な言い訳をする事無く、きっちりと謝罪をした上で、前を向いて生きて行きたい。其れが全く出来ない政治家が多いからこそ、反面教師として捉えています。