思い入れの強い名前

昨夜、ニッポン放送で放送された「ショウアップナイタースペシャル　いつでも　みんなのプロ野球　ラジオペナントレース」では、熱狂的なプロ野球ファンの芸能人達が“今の日本プロ野球”に付いて色々話していた。

其の中で「ジャイアンツに、若手投手が次々と台頭している。」事が話題に挙がり、具体名が挙げられて行った。で、ルーキーの赤星優志投手の名前が出た際、熱狂的なタイガース・ファンの松村邦洋氏（「ジャイアンツには（翁田）大勢や畠（世周）と、（同じ名前のメンバーが存在する）シャ乱Ｑみたい。後は『つんく♂』と『まこと』いう名前の選手を入団させれば良いのに。」と言ったのには、大笑いしてしまった。）が、次の様な趣旨の発言をした。

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「『赤星』といったら、（元タイガースの）『赤星憲広』って思いがタイガース・ファンには在るんですよ。だから、『ジャイアンツの赤星』というのには、何か違和感が在る。ジャイアンツが『赤星』って名前の選手を取るのは駄目だよ。タイガースは『堀内』とか『長嶋』、『王』といった名前の選手を、仁義として取らないでしょ。」。
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彼の発言、飽く迄も冗談として言っているので在って、目くじらを立てないで欲しい。でも、彼の気持ちも判らないでは無い。

彼の発言に対し、他の芸能人が「でも、カープに『長嶋（清幸）』って名前の選手居ましたよね。」という指摘をされると、松村氏は「そうだけどね。」と笑っていたが、此の気持ちも判ったりする。

彼にとってタイガースは“特別な存在”なのだけれど、同時にジャイアンツも“永遠のライヴァル・チーム”として“特別な存在”なのだと思う。だから、他の１０チームなら気にならない事でも、ジャイアンツが対象だと気になってしまう。実は自分も同じで、「（子供の頃から大ファンの）ジャイアンツは“特別な存在”だけれど、同時にタイガースも“永遠のライヴァル・チーム”として“特別な存在”と思っている。」から。（他の１０チームを蔑ろにしているとかいう話では全く無い。）

例えば「田中」や「鈴木」、「佐藤」といった有り触れた名前の選手は別だが、「掛布（雅之）」や「江夏（豊）」といったタイガースを代表する様な、タイガース・ファンにとって思い入れが強いで在ろう名前の選手がジャイアンツに入団したら、自分は違和感を覚えるだろう。（実際、「赤星（優志）」という名前が場内にコールされると、何とも言えない居心地の悪さを感じるし。）其の逆も然りで、他の１０チームだったら特に違和感を覚えないのだから妙な話だ。