**********************************
「広島・大瀬良、プロ初勝利『気持ちを全面に出して投げました。』」(4月16日、サンスポ)
広島のD1位・大瀬良大地投手(22歳)=九州共立大=が阪神戦に先発し、7回5安打1失点でプロ初勝利を挙げた。
大瀬良は5回迄直球、スライダー、カット・ボールを交え、阪神打線を0点に抑える好投を見せると、5回の攻撃では2死 1、3塁から左へ2点適時二塁打を放ち、プロ初安打をマーク、自らのバットでリードを広げた。
6回に無死一塁からゴメスに中前打を打たれると、丸が打球を後逸。其の間に一走の鳥谷に生還され1点を失ったが、7回迄安定した投球を見せた。
初めて御立ち台に上った大瀬良は「緊張しています。マツダスタジアムで初勝利を挙げる事が出来て、とても嬉しいです。」とプロ初白星を喜ぶと、「我武者羅に石原さんのミットを目掛けて投げた結果。気持ちを全面に出して投げました。」と投球を振り返った。プロ初ヒットに付いては、「(石原さんが)敬遠されて一寸悔しかったので、絶対打ってやろうと思った。」と笑顔を見せた。
**********************************
今春のOP戦、解説を務めていたカープOBの山本浩二氏が、大瀬良投手に付いて語っていた。投手としての能力の高さを絶賛した上で、「そして何よりも、彼の笑顔が良い。彼は何時もニコニコしているでしょ。」と指摘。自分も大瀬良投手と言えば“笑顔のイメージ”が強く、彼の笑顔を見る度に、此方迄幸せな気分になれる。
【大瀬良大地投手】
昨年のドラフトでカープが彼を引き当てた際、満面に笑みを湛えて「カープが引き当ててくれて嬉しい!」と語っていた大瀬良投手。資金面では決して恵まれていないカープに対し、此れ程迄に嬉しさを表してくれた彼に好感を覚え、そして障害を抱えた弟に対する優しさも知った事で、一気に彼の大ファンとなってしまった。だから、3度目の登板で初勝利を挙げた事が、心底嬉しい。
飛ぶ鳥を落とす勢いのタイガースを相手に、彼がどんな投球を見せるのか気になっていた。昨日は「スワローズvs.ジャイアンツ戦」も行われていたが、大好きなジャイアンツよりも大瀬良投手の事が気になり、何度も何度もザッピングして「カープvs.タイガース戦」をチェックした程。
躍動感溢れる投球を見せ、そして打ってもタイムリーを決めた彼。絶好調のタイガースを相手に、天晴れな姿を見せてくれた。
以前にも何度か書いた事だが、「カープのエースは、苗字が漢字3文字。」という系譜が在る。勿論、“マエケン”の様な例外も在るが、長谷川良平氏、大田垣(備前)喜夫氏、安仁屋宗八氏、外木場義郎氏、北別府学氏、佐々岡真司氏と、カープは何故か「苗字が漢字3文字のエース」を輩出している。「大瀬良投手も、彼等の跡を継いで欲しい。」と期待。
カープの星、初勝利おめでとう!!!
最後に、ジャイアンツに付いて少しだけ触れる。昨日は勝利を納め、連敗を「4」で止めたのは良かったが、山口鉄也投手、スコット・マシソン投手、そして西村健太朗投手という、昨年は鉄壁の投球を見せたリリーフ陣が昨夜“も”打たれた。彼等の不安定さは他の投手達に留まらず、打撃陣へも焦りを生み出している様に感じる。非常に心配だ。
ドラ1の黄金ルーキーをドラ6がやっつける痛快じゃないですか。
私の記事に書いたように、両投手、互角でした。ただ大瀬良が打ったヒットがタイムリーになったわけです。
岩崎優投手も好投でしたね。以前書きましたが、江川卓氏と西本聖氏がジャイアンツでエース争いをしていた時代、自分は西本氏の方を応援していました。ドラ1の江川氏よりも、ドラフト外で入団した西本氏の方が、自分には訴える物が在ったからです。所謂「判官贔屓」の気持ちからなのですが、ですから雫石様の御気持ちも良く判ります。
好素質を有している大瀬良&岩崎両投手。日本プロ野球を担って行って欲しいですね。