「週刊朝日」(10月22日号)に「どこまで許される?現代遊び事情」という記事が載っており、其の中でソニー生命が「昭和生まれと平成生まれの各500人に行った生活意識調査を、2018年5月8日発表していた。」事を知った。「“平成生まれ”は『20歳~28歳の男女』を対象とし、彼等の比較対象とする為、平成生まれ世代とは年齢が離れている、平成を迎えた年に若手社会人として活躍していた『52歳~59歳の男女』を“昭和生まれ”として対象にした。」との事。
詳細はリンク先を見て欲しいのだが、昭和生まれと平成生まれとの間の生活意識の差が興味深い。例えば「最も思い出に残っている歌手」という事で言えば、上位10位は次の様になっている。
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「最も思い出に残っている歌手」
<昭和生まれ>
1位: 山口百恵さん(72人)
2位: 松田聖子さん(28人)
3位: 美空ひばりさん(15人)
4位: 中森明菜さん(14人)
5位: ピンク・レディー(12人)
6位: 沢田研二氏(10人)
7位: キャンディーズ / テレサ・テンさん(各8人)
9位: SMAP / ザ・ビートルズ(各7人)
<平成生まれ>
1位: 嵐(23人)
2位: 安室奈美恵さん(18人)
3位: SMAP(16人)
4位: Mr.Children / モーニング娘。(各13人)
6位: 浜崎あゆみさん(12人)
7位: 宇多田ヒカルさん(11人)
8位: GReeeeN / 西野カナさん(各9人)
10位:ポルノグラフィティ(8人)
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バリバリの昭和生まれの自分だが、「最も思い出に残っている歌手」となると、矢張り山口百恵さんが頭に浮かぶ。其の次は松田聖子さんなので、此の結果には納得。
で、「週刊朝日」の記事では、「近年、SNSでは『シャボン玉が洗濯物に付いて嫌!』とか『子供の声が五月蠅い!』といった意見が見られる。」という事を取り上げ、「コロナ禍で家に居る機会が増え、今迄気にも留めなかった子供達の遊んでいる声や行動が、目に入る様になったのかも知れない。」と指摘。「『シャボン玉が洗濯物に付いて嫌!』というのは、何とも世知辛い世の中だなあ。」と思ってしまったが、昭和生まれと平成生まれに聞いた「最も思い出に残っている遊び」という生活意識調査の結果が、個人的には意外だった。
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「最も思い出に残っている遊び」
<昭和生まれ>
1位: 缶蹴り(52人)
2位: ゴム遊び(35人)
3位: 隠れん坊 /鬼子事(各15人)
5位: 縄跳び(13人)
6位: 野球(12人)
7位: テレヴィ・ゲーム / ドッジボール / 飯事(各10人)
10位:スペース・インヴェーダー / ビー玉 / ドロケイ[ケイドロ](各9人)
<平成生まれ>
1位: ドロケイ[ケイドロ](47人)
2位: 鬼子事(44人)
3位: テレヴィ・ゲーム[ゲーム](30人)
4位: ドッジボール(15人)
5位: 缶蹴り(14人)
6位: 隠れん坊(11人)
7位: 縄跳び / ポケモン / 野球(各10人)
10位:遊戯王(7人)
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昭和生まれが選んだ遊び、全て遊んだ事が在る。最も思い出に残っているのは缶蹴りなので納得だが、其の次は隠れん坊かドロケイだったので、ドロケイの10位という順位の低さが意外。
平成生まれが選んだ遊びで言えば、野外で遊ぶ物が多かったのは意外。イメージで言えば、テレヴィ・ゲーム等、室内での遊びがメインと思っていたので。「ドッジボールや野球、縄跳びは体育の授業で行われていたのだろうな。」という気がするけれど、「ドロケイや缶蹴りが平成生まれでも、こんなにされていたのか。」という驚きが在る。自分が子供の頃はそういうスペースが野外に一杯在ったけれど、平成の時代では大分減っていただろうに。