今月13日、「外出自粛の影響で、地球の〇〇が激減したとか」という記事を書いた。「新型コロナウイルス感染拡大により、世界各国でロックダウンが行われているが、ベルギーの首都ブリュッセルではロックダウン後、空中の地震波のノイズが、30%から50%減少した。」と言うのだ。「飛行機が減便となり、自動車での外出が減り、人の移動が大きく制限されるといった現在の状況が、此れ等の分のノイズを減らした。」と考えられている。
新型コロナウイルス感染拡大は、世界中で様々な影響を与えているけれど、「こういう形での影響も在るのか。」と思い知らされたが、新たな影響が明らかとなった。
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「“外出禁止”米で大気汚染や交通事故が大幅改善」(4月15日、テレ朝news)
3億人以上が事実上の外出禁止令の対象となっているアメリカで、主要都市の大気汚染や交通事故が大幅に改善されている事が判りました。
アメリカでは車の通行量や航空旅客便が大幅に減った事で、大気汚染物質で在る二酸化窒素が3月から4月初めに掛けて低下しました。民間の研究所によりますと、ニューヨークでは1年前に比べて22%減り、西海岸のシアトルで19%、ロサンゼルスでは33%のマイナスでした。ロサンゼルスは、過去40年間で最も低いレヴェルだという事です。又、交通事故も減少し、カリフォルニア州では外出禁止令が出て以降、死傷者が半減しています。
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「今年1月以降、中国国内で二酸化窒素の量が大幅に減少した。」と、以前NASAが明らかにしていた。又、フィンランドの調査機関によると、「春節後の1ヶ月間に中国国内で排出された二酸化炭素量は、去年に比べて25%減少した。」とも。
大気汚染が改善されたのは非常に喜ばしい事だけれど、其の原因が“経済の猛烈な落ち込み”に在るのは、非常に悩ましい話で在る。