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白内障:目の疾患の一つ。水晶体が灰白色や茶褐色に濁り、物が霞んだりぼやけて見えたりする様になる。
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此方の情報によると、「50歳代で4割から5割の人が、60歳だと66~83%の人が、70歳だと84~97%の人が、そして80歳以上だと略100%の人が白内障を罹患している。」と言う。
以前から良く思うのは、「人間の寿命って、“本来は”もっと短く在るべきではないのだろうか?」という事。嘗て「人間五十年」と言われた時代が在ったけれど、「其処迄短くないにせよ、70歳位が本来の寿命なのではないだろうか。医学の進歩で、無理無理に生き長らえさせているのではないか。」と。「70歳だと84~97%の人が白内障を罹患している。」というのが事実ならば、「目の寿命は70歳。」とも言えそうで、「70歳位が本来の寿命。」という思いを増させる。勿論、目だけが肉体の全てでは無いが。
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「個人タクシー、80歳迄容認国交省、過疎地の交通確保」(9月15日、東京新聞)
国土交通省は15日、「新たに過疎地等での個人タクシーの営業を認め、運転手は80歳を上限にする。」と明らかにした。現在は人口が概ね30万人以上の地域で、原則75歳迄営業出来る。法人タクシー事業者の最低保有台数の規制も緩和する。運転手不足や法人の経営難に対応し、公共交通が不便な地域の移動手段を確保する。関連通達の改正案を同日公表した。10月にも施行する。
新たに80歳迄の個人営業を認める区域は、改正通達の施行後、国の出先機関が指定。営業するには、個人タクシーの経験が1年以上在る事を条件とする。安全確保の為、75歳以上の場合は、体調面等を地域の法人事業者がチェックする。都市部から過疎地等へのUターンやIターンを想定している。
法人事業者は、安定的な経営を求める観点から事業所毎に原則5台以上保有する必要が在り、過疎地等では経営の負担となっていた。新規参入を促す為、出先機関が認めた地域では4台以下でも可能とする。
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「運転手不足や法人の経営難に対応し、公共交通が不便な地域の移動手段を確保する。」という目的から、「新たに過疎地等での個人タクシーの営業を認め、運転手は80歳を上限にする。」方向で話が進む事になると言う。確かに“公共交通が不便な地域で移動手段の確保”というのは重要な問題だが、地域限定にしても、「個人タクシーの運転手の年齢上限を5歳伸ばし、80歳迄とする。」というのは、少し安直な気もする。「白内障の症状は、手術によって改善される。」とはいえ、上記した様に「人間の寿命って、本来は70歳位では。」という考えからすると、運転面での安全性等の観点から「大丈夫かなあ。」と不安に感じる部分が在るので。
其処で皆様にズバリ聞きます!今回の国交省の方針をどう思いますか?
結論から先に言いますと、今回の国交省の方針、基本的に賛成です。
実はこちらのサイトにありますように、 ↓
https://doraever.jp/taxi_contents/taxi_26
法人タクシー会社では、大手では高齢者ドライバーによる事故を懸念してか、75歳以上の運転手はあまりいないようです(定年制の所もある)が、中小の会社ではかなりいるようです。
これはやはり運転手不足が原因で、運転手がいないと車は余ってても稼働出来ず、会社の死活問題になりますから。過疎地の運転手不足は特に深刻な問題ですし。
そんなわけで、「中小は本人が希望し、長年、無事故無違反の優良ドライバーなら80歳を過ぎても乗務させる会社は結構ある。大手で75歳を迎えた運転手は優良ドライバーが多いから、大手を退職したあと中小の法人タクシーに移っていく」のが実態のようです。
驚いた事に、この記事によると「東京地区(東京タクシーセンター登録)のタクシー運転手のうち、75~79歳は「2522人」(法人1712人、個人810人)、80歳以上が「442人」(法人153人、個人289人)もいる」とあります。80歳以上の運転手もかなりいるようですね。
この位の年齢になると、安全運転で無理な運転はしないでしょうから、若年齢層の荒っぽい運転のタクシーに乗るより安全かも知れませんね。
ただ、健康面での不安もありますから、定期的な健康診断、giants-55さんがおっしゃるように白内障検査などは必要だと思います。その上で、過去に違反歴もトラブルもない、優良運転手であれば、体の続く限り運転していただいて良いと思います。念の為ですが、アクセル・ブレーキ踏み間違い防止装置の設置も、国が補助金出して義務付けてもらえればなお良いと思います。
ちなみに私は毎年眼科で定期健診受けてますが、年齢は既に後期高齢者ですが、白内障は毎年まったく問題なしとお墨付きをいただいてます。
高齢者、特に過疎地に住んでおられる方々にとっては、“移動の足”が無いというのは想像以上に大変な事と思います。ですので、今回の件は判断に悩ましい所が在ったのですが・・・。
中小の法人タクシー会社では、75歳以上の運転手は結構居られるんですね。此れは意外でした。“アクセルとブレーキの踏み間違いや逆走等による高齢者の運転事故”がニュース番組で屡報じられていますが、勿論全ての高齢者がそういう事故を起こしている訳では無く、会社及び個人による徹底的な健康管理、そして機械による安全確保が十二分に行われれば、今回の方針は必ずしも否定は出来ません。
とは言え、十二分な安全確保にはどうしても費用が嵩む訳で、其の辺の事を会社や個人に全ておっ被せるのでは無く、仰る様に国も何等かの補助が必要でしょうね。
白内障では無いとの事、其れは凄いです。母もそうですが(幸いにも、手術が必要なレヴェルでは無いとの診断を受けました。)、周りの高齢者の殆どは大なり小なり白内障の症状が出ているので。