「雨は良いですねえ・・・。」。授業中、窓辺に立った教師が雨の降る校庭を見詰め、陶然とした面持ちで言った。大昔、子供だった伯母が見た光景だ。植物の生育等に必要不可欠な雨だけれど、自分は雨が降るとげんなりしてしまう。湿気が籠もって黴が生えたり、外出するのが億劫になったりと、煩わしい事が多いから。唯、「雨」が冠された歌に、名曲が少なくなかったりする。
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「『雨』がテーマの曲で思い浮かぶ楽曲ランキング」(6月15日、gooランキング)
1位: 「レイニーブルー - 徳永英明氏」【動画】(95票)
2位: 「はじまりはいつも雨 - ASKA氏」【動画】(60票)
4位: 「晴れたらいいね - DREAMS COME TRUE」【動画】(48票)
8位: 「雨のち晴れ - Mr. Children」【動画】/「みずいろの雨 - 八神純子さん」【動画】(33票)
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前にも書いた事だけれど、自分は「日常的に音楽を聞く。」という人間では無い。子供の頃は音楽番組を結構見ていたが、大人になってからは意識して見る事が無い。なので、「『雨』がテーマの曲で思い浮かぶ楽曲」と言われても、思い浮かぶのは昔の歌許り。
そんな自分の場合、パッと思い浮かぶのは次の2曲。
で、私もパッと思い浮かぶのは、やっぱりgiants-55さんが挙げられてた2曲ですね。
音楽については好きな方で(もっとも最近の歌ではなく昔の歌ばかりですが)、今でもCDは200枚以上は持ってて、mp3プレイヤーにダビングして通勤の行き帰りに聴いています。
それで、私が選ぶ雨の歌、ベストテン作ってみました(前にはいずみたくベストテンも作らせていただきましたね)。
1位「傘がない」井上陽水
これは名曲ですね。何度聴いても心に沁みます。「都会では自殺する若者が増えている」という出だしはなかなか衝撃的ですね。
2位「雨」 ジリオラ・チンクェッティ
カンツォーネの名曲です。これも大好きな曲です。
3位「雨」 小柳ルミ子
作詞・作曲は中島みゆきさん。「そうよ だましたのは 私 心こわれたのは あなた」という詞が印象的ですね。サビの「冷たい雨、雨、雨、雨~」もいい。
4位「六月の雨」小椋佳
初期の頃の名曲です。LPの中の曲なのであまり知られてませんが、東宝映画「初めての旅」(監督・森谷司郎)の中で、全編に小椋佳の曲が流れており、その中でも特にこの曲が印象的に使われていて、これでいっぺんに小椋佳のファンになりました。
5位「雨やどり」さだまさし
コミカルな、ちょっと短編小説を読むようないい曲ですね。
6位「霧雨の歩道」加山雄三
加山雄三は私が最も尊敬する歌手で作曲家です。
7位「たどり着いたらいつも雨降り」吉田拓郎
吉田拓郎も大好きですね。
…で、気が付いたら2位以外全部シンガー・ソングライターの作品ばかりですね。ニュー・ミュージック系のシンガーは雨が好きなのでしょうか。
8位「銀色の雨」ザ・ピーナッツ、ダーク・ダックス、他
宮川泰作曲の名曲ですね。歌うと元気が出ます。
9位「悲しき雨音」カスケーズ
1960年代に大ヒットした、いわゆるオールディーズの名曲。今でも英語で歌えます。
10位「雨に濡れても」B・J・トーマス
これは有名ですね。映画「明日に向かって撃て」の主題歌。作曲はバート・バカラック。
あと演歌で、日野美歌が歌う「氷雨」なんかも好きですが、番外とさせていただきます。
雨というのは、抒情的でしっとりしたイメージがありますね。童謡、唱歌にも雨の歌が多いです。〝雨が降ります雨が降る 遊びに行きたし傘はなし〟という「雨」は北原白秋作詞の童謡の名曲。同じ北原白秋作詞の「城ヶ島の雨」は美空ひばりや森繁久弥も歌ってる、日本のスタンダード・ナンバーですね。
こうした、いつまでも後世に残る名曲を、今の時代の人も作って欲しいですね。
レコードやCDを購入する事は余り在りませんでしたが、数少ない購入品も、何年か前に断捨離で処分してしまい、今は1枚も無い状況です。
全てが全てとは言いませんけれど、最近の歌は「英単語を並べ立てているだけ。」の様な物が結構在り、詩に余情という物が感じられず、積極的に聞きたくなる物が無いのが残念。
雨に関する歌、童謡ではKei様が挙げられた2曲は心にずんと来ますね。其れこそ、余剰が感じられます。
倍賞千恵子さんと言えば「下町の太陽」の印象が強いのですが、「銀色の雨」という歌も在るのですね。
宮川泰氏と言えば、「ふりむかないで」や「ウナ・セラ・ディ東京」、「宇宙戦艦ヤマト」、「銀色の道」、「恋のバカンス」、「若いってすばらしい」等、素晴らしい曲を数多生み出した方。小林亜星氏や平尾昌晃氏、加山雄三氏等と並び、歴史に名を刻んだ天才の1人だと思っています。