ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

最早“歌合戦”では無い

2014年12月27日 | TV番組関連

NHK紅白歌合戦」は、今年で65回目を迎えるそうだ。「此の人は、何で今年も選ばれたのだろう?」と思ってしまう歌手が相変わらず少なく無く、出場に付いて10年前からずっと疑問を呈し続けて来た和田アキ子さんは、今年も出場を決めているし。

 

51組の出場歌手の内、“ジャニタレ”は6組、“AKB48グループ”は4組という事で、ジャニタレとAKB48グループのの紅白という感じすら在る。

 

毎年、「知らない歌手や曲許りだ。」なんぞと文句を言い乍らも、“惰性”でザッピングしてしまう紅白。一昨年の美輪明宏氏の様に、感動してしまう様な歌も在ったりするから、ついついザッピングしてしまうのだが、年々視聴時間が減っているのも事実。

 

今年「見たいな。」と思わせるのはゴールデンボンバー薬師丸ひろ子さん、中島みゆきさん、そして美輪明宏氏位。噂されている様に、“特別枠”でサザンオールスターズ中森明菜さんが出場するならば、彼等も見てみたくは在る。申し訳無いが、其の他には興味が無い。

 

「『NHK紅白歌合戦』という番組タイトル、もう変えた方が良いんじゃない?」という思いが、今年は特に強い。“歌合戦”という以上は、「紅組と白組其れ其れが“同じ組数”で歌い合い、点数を競い合う。」というのが“王道”と考えるが、今年は「紅組27組、白組24組。」となっており、“歌合戦”というコンセプトが完全崩壊したと言って良い。

 

去年の「あまちゃん特別篇」で味を占めたのだろうが、今年は「花子とアン特別篇」を紅白内で放送するのだとか。柳の下に何時も泥鰌は居ない。」というが在る様に、「去年成功したから、じゃあ今年も。」というのは余りにも安直だし、こういうのも“歌合戦”という番組タイトルからすると、違和感覚えたりする。

 

そういう番組内容自体が、駄目と言っている訳では無い。自分は好きじゃないけれど、新しい形として在りだとは思う。在りだとは思うけれど、其れならば最早“歌合戦”というのは合わない気がするので、もっと“ごった煮感”の在る番組タイトルに変えてはどうか?」と思う訳だ。まあ、どうでも良い話だけれど。


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4 コメント

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Unknown (悠々遊)
2014-12-27 12:36:39
苦言を呈するのは、まだ多少の愛着があるから、とお見受けしますが(笑)。
私はもう見る気すら起きません。紅白だけでなく、テレビの歌番組そのものが、身内の雑談で構成されているようで。
その昔、テレビの普及を「一億総白痴化」と揶揄した人物がいましたが、今まさにその感があります。
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>悠々遊様 (giants-55)
2014-12-27 13:46:42
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

悠々遊様の御指摘、正に至言です。子供の頃から親しんで来た「紅白」には、多少どころか、結構な愛着が在りますね。炬燵に入って、家族で見ていた紅白。其れは自分にとって懐かしい原風景でも在り、だからこそ今の紅白には「変わり過ぎてしまったなあ。」という残念さと共に、何処かに“裏切られた感”が在るのかもしれません。

歌番組のみならずTV番組全体が、“安直さ”や“身内弄り”で溢れています。大好きな御笑いに関しても同様で、自分がどうしても嫌なのは、タレントの家族が登場し、タレント気取りで面白く無い言動を繰り広げ、“仲間内”で「面白い!」と騒ぐ様な類いの番組。こういうのは、直ぐにチャンネルを切り替えます。
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全く見ません (Kei)
2014-12-28 22:15:35
私も、紅白歌合戦はもう20年以上も前から、まったく見なくなりました。理由は、歌合戦と言うからには、“歌のうまさ”で勝負すべきだと思うのに、いつの間にか豪華な衣装の見せ合いだとか、タレント事務所のゴリ押しで出場したジャリタレの聴くに耐えないヘタクソな歌を聴かされたり、何年もヒット曲のない歌手が同じ歌を何年か毎に変わりばんこに歌ったり…と、あまりのバカバカしさに愛想が尽きたからです。
giants-55さんは番組タイトルを変えては、とおっしゃいますが、それだとますます低俗化に歯止めが利かなくなる予感がします。公共放送のNHKなら、むしろクオリティを高める方向に進んでいただきたいものです。
2、3年前だか、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」に多くの人が感動したと聞き及びましたが、40年以上前に聴いてとっくに感動済の私にとっては、なにを今さらという気分です。それなら雪村いずみの「約束」とかペギー葉山の「夜明けのメロディー」とか、感動し聴き惚れる歌手と名曲ばかりで構成すれば、若者から中高年までみんな感動するだろうし、本当の歌合戦になるでしょう。
まあそれではジャニーさんや秋元康さんは困るでしょうが(笑)。
最近の音楽界自体が、大人がまともに聴ける歌がほとんどない状況下、せめて大晦日くらいは、心が温かくなる名曲、名唱を聴いて年を越したいとつくづく思います。そうなるまでは、紅白は金輪際絶対見ないでしょう。
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>Kei様 (giants-55)
2014-12-29 02:31:34
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

ドキュメンタリー番組やニュース番組等は論外ですが、ヴァラエティー番組に関しては、“或る程度の低俗さ”は在りだと思っています。大昔、ジャーナリストの大宅壮一氏が「TVというメディアは非常に低俗な物で在り、TV許り見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまう。」として、「一億総白痴化」という言葉を吐きましたが、此れは的を射た言葉で在ると同時に、「TV番組って、所詮そんな物。」という思いが、良くも悪くも自分の中には在るからです。唯、くどい様ですが、ドキュメンタリー番組やニュース番組等、そういった物が介在しては駄目な分野が在るけれど。

ですので、「番組名を、“実態”に合わせれば良い。」というのは、「此処迄行ってしまったのならば、一層の事、行く所迄行ってしまったら?」という、非常にアイロニカルな意味合いも在りました。

「行く所迄行った紅白」を放送するのと同時に、「真の紅白」というのを別枠で放送するのも在りかと。「感動し、聴き惚れる歌手と名曲許りで構成する。」というKei様の御考えには全く同感で、自分の場合はKei様が挙げられた他で言えば、由紀さおりさんや都はるみさん、八代亜紀さん等が見たいです…と言って、こういった人選だと、裏番組の懐メロで放送していそうですが。

最後に、今年1年御世話になりました。来年も、何卒宜しく御願い致します。良い年の瀬を御過ごし下さい。
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