ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

兵器なのか?其れとも、防衛目的なのか?

2019年03月21日 | 時事ネタ関連

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当局が『昆虫兵器』開発? 欧州科学者懸念」(3月20日、朝日新聞

 

特殊なウイルスを仕込んだ昆虫を放ち、農作物に感染させて、遺伝子を改変する。

 

米国防高等研究計画局(DARPA)が始めたこんな研究プログラムに対し、欧州の科学者から「生物兵器開発ではないか。」と疑問視する声が上がっている。

 

DARPAは、研究プログラムを「昆虫の同盟者達」と命名農作物に病原体が広がる等して、生産が危機陥った際、大量の昆虫を介した遺伝子操作を施して、悪影響を抑える安全保障上の防衛目的の研究だと強調している。不測事態に備えて、ウイルスを媒介する昆虫の寿命を短くする等、安全対策にも万全期していると主張している。

 

科学者達は、米科学誌サイエンスに発表した論文で、ウイルス等を攻撃目的で運搬する「昆虫兵器」にも成り得ると指摘。農作物を守るには、「昆虫を使わず、農薬散布装置の使用で済む。」等と皮肉った。

 

此れに対し、DARPAは、「次世代の空中散布技術に等、出資しない。産業界等の役割だ。」と反論既存の枠を超えた、革新的な技術を追求する自らの存在意義を訴えた。

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形質転換という技術が在る。細胞外部からDNA を導入し、其の遺伝的性質を変える事、又、其の操作自体。を意味するのだが、例えば「人間に害を与える昆虫の遺伝子を操作して無害化したり、昆虫の(人間にとって)良い点を遺伝子操作で増強する。」といった事が、“利点”として挙げられる。

 

“利点”と書いたけれど、“過ぎた形質転換”は、逆に生物界にとって“悪影響”を生み出す可能性も在る。生態系を崩したり、怖ろしい“モンスター”を生み出してしまうかも知れないからだ。

 

生物兵器や気象兵器と呼ばれる物も、開発の方向性が少しでも異なれば、人間にとって有益な技術に成り得る。「兵器なのか?其れとも、防衛目的なのか?」というのも、結局は「“開発者や使用者のの高さ”によるし、又、何れだけ其の技術が悪用される可能性を排除出来るか。」によるだろう。


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2 コメント

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Unknown ()
2019-03-22 20:35:00
狂犬の叩き直しや、警察犬への活用という事はあると思いますが、これは、昆虫が好きな子供であったり、女性の敵として、ソフトターゲットを卑劣に狙う「テロリスト」の玩具とならないよう、技術移転には注意を重ねる必要がありそうです。

小型兵器であって、ナノテクの前段階の、実験段階で出て来た技術ではないでしょうか。昆虫は、小型ですが、ダイナソーのように巨大であれば、地上で最強と言われていますね。

カブトムシやクワガタは、子供に人気ですが、そうした自然を前提とした、趣味の世界まで、侵入しかねない、技術革新に人はどこまでお付き合いすれば良いのでしょうかね。マッドサイエンティストの黒い夢では済まない、と思いますが。
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>隆様 (giants-55)
2019-03-23 01:41:07
書き込み有り難う御座いました。

「地球上で、最も人類を“殺害”している生物は?」という問題の答えが「蚊」というのは、雑学関連で良く記されていたりしますね。マラリア等の病原体を媒介するという事からなのですが、「あんな小さな体なのに、物凄い危険さを有している。」と言え、悪意を持った人間によって“生物兵器化”されると・・・ぞっとしますね。
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