ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

電車通勤する仮面ライダー

2007年01月19日 | TV番組関連
新年を迎え、新作ドラマが次々と放送開始となっている。先だって始まった「華麗なる一族」は初回の平均視聴率が関東地区では27.7%、関西地区では30.5%という高さだったとか。山崎豊子女史の作品は大好きで、これ迄彼女の作品が映像化された際にはその殆どを見て来ている(旧作の「華麗なる一族」もリアル・タイムではないものの見ている。)のだが、個人的にキムタクのワンパターンな演技が好きでは無いので、この作品に関しても見る予定は無い。唯、この高視聴率によって山崎作品がより多くの人に読まれる様になれば嬉しいが。*1

新作ドラマといえば、仮面ライダー・シリーズの新作が今月28日から開始されるという。そして、これが何とも異色な作品になりそうなのだ。

新ライダーは「仮面ライダー電王」といい、主人公の野上良太郎を演じる佐藤健氏は平成元年生まれの17歳という事で、史上最年少の仮面ライダー(の人間体)という事になるのだそうだ。どうやら「ウルトラマンメビウス」と同様に”史上最弱の”仮面ライダーという設定の様だが、何と言っても異色なのは「仮面ライダー=バイクに乗って現れる」という”常識”が覆され、今回の仮面ライダーは電車に乗ってやって来るというのだ。時のを運行する電車「デンライナー」で時空を行き来し、未来からやって来る侵略者「イマジン」の陰謀に立ち向かうという設定。尚、同番組のプロデューサーは「全く新しい仮面ライダーを目指す。」とし、「①電車や桃太郎を使ったモチーフ(電王の仮面の部分が、割れた桃の様な形になっているのがそれなのだろうか?)。 ②身体だけでは無く、心も変わる変身。 ③時間を行き来する。」という3つの挑戦を掲げている。

よもや「電車男」の大ヒットを受けての設定変更では無いと思うが、仮面ライダーが電車”通勤”というのはどんなものだろうか。「ウルトラマンメビウス」の様に”昭和ライダー”(「仮面ライダーの大幹部達の今 Part1Part2」でも書いた様に、幼少時は仮面ライダー・シリーズに夢中になっていた。)とのリンクが在れば見たいという気持ちは起こったろうが・・・。

*1 ドラマのリメイクで言えば、花登筺(はなと・こばと)氏原作の「どてらい男(やつ)」(こんなブログを発見。あのドラマを今でも忘れられない方が他にも居られると知り、何だか嬉しい。)を是非ともリメイクして貰いたい。昭和の激動期に西郷輝彦氏演じる”モーやん”こと山下猛造が、大阪の問屋街で丁稚奉公の身から社長に上り詰める迄を描いた”ど根性物”のドラマで、様々な苦難にも負けない前向きなモーやんの姿がとても印象的だった。山善の創業者で在る山本猛夫氏をモデルにしたと言われているこのドラマ(実際にはフィクションの部分も多いらしいが。)を、当時ガキんちょだった自分は亡き父と毎週夢中になって見ていたもの。「男歩けば 勝目に当たる♪」で始まるOP曲も良かった。

先だって放送されたドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」が高い視聴率を獲得した様に、こういう時代だからこそ前向きな姿勢の大事さを痛感させる「どてらい男」のリメイクを期待する。(角川文庫から刊行された「どてらい男」[全11巻]は何度読んでも面白い。どうやら今は絶版になっている様だが、これも復刊されて多くの人が読める環境となって欲しい。)

コメント (7)    この記事についてブログを書く
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7 コメント

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ど根性というとぴょんきちを思い出します (マヌケ)
2007-01-19 12:41:31
昨年末お昼時に「あかんたれ」を再放送しているチャンネルがあり、懐かしそうに母が欠かさず見ていました。 私も子供のころ「どてらいやつ」見てました。
商売の厳しさ、苦しさに耐えて努力すれば成功するというストーリ、登場人物が人情ある人や冷たい人、まじめな人、ずるい人、ずるをして失敗してしまう甘さや正直者が最期には得をする、子供にもわかりやすいナニワのど根性話だったと思います。 あまりよく覚えていませんが、戦争にもいったりしてますよね。 ライダーカードのイカゲルゲがどうしても欲しくてライダースナックを買い続けました。 確か当時一袋20円だったでしょうか、小学校のグランドの溝にたくさんの未開封のスナックが捨てられているのを見た時にはちょっと驚きました。  
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「どてらい男・猛やんに乾杯!」 (浪漫)
2007-01-19 14:19:15
ブログにコメント、ありがとうございました。この当時の新聞やTVガイドの切り抜き記事や自分の記憶を頼りにアップ続けています。このドラマがきっかけで西郷輝彦さんのファンになったくらいの印象深いドラマでした。全181話、今、考えると凄い連続ドラマだったような気がします。昨年10月には京都・南座で西郷さん主演で30年ぶりに上演され人気を博しなした。噂では今年は大阪で秋頃には再演されるそうです。
「仮面ライダー」も好きでしたね。カルビーのライダースナックも毎日のように買ってましたね。(笑)これからもよろしくお願いします。
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>マヌケ様 (giants-55)
2007-01-19 19:10:54
書き込み有難うございました。

マヌケ様も「どてらい男」を見ておられましたか。非常にシンプルなど根性物のドラマでしたが、それだけに人情の機微や前向きな生き方の重要さを痛切に感じさせられました。

「田村亮」という名前を見聞した時、自分の脳裏にパッと浮かぶのは”ロンブー”では無く、役者の田村亮氏ですし、田村亮氏といえば山下猛造の親友で在る尾坂昭吉という役名が自然にオーバーラップする程、このドラマが大好きでした。

気障で嫌味な”前戸の旦那”の沢本忠雄氏(http://reserve.resort.co.jp/reservation/CMC/c/01/xiv_smc/myresort/0201/swm.html)、何かに付けモーやんをいびる先輩外交員・竹田の高田次郎氏(http://www.sachikopro.co.jp/actor/takadajiro/takadajiro.html)、戦地でモーやんを苛め抜く坂田軍曹の故藤岡重慶氏(http://members.jcom.home.ne.jp/kzogi/fujioka.htm)等、心底憎々しく思ってしまう名ヒール役達に加えて、大村崑氏(http://www.hidashin.co.jp/image/kon.jpg)や谷幹一氏(http://blog.oricon.co.jp/roman1960/img/15/meibamen-02.jpg)、笑福亭仁鶴氏(http://www.hanjotei.jp/open/img/0918/nikaku.jpg)、故伊藤雄之助氏(http://miwako-f.hp.infoseek.co.jp/actress/kuroidicegaasuwoyobu01.jpg)、故茶川一郎氏(http://www.geocities.jp/konoejsr/pictures-sandayusama/chagawaichiro.jpg)等、これ又味の在る役者が脇を務めていたのもこのドラマにより深みを持たせていた様に思います。

ライダースナック、良く中身が捨てられていました。確かに甘ったるくて、決して美味しい代物では無かった様に記憶していますが、勿体無い話ですよね。
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花登筺(はなと・こばと)氏> (ぶりゅーわー@ソレイタだ木田)
2007-01-19 21:41:48
>花登筺(はなと・こばと)氏
思わず反応してしまいました。「どてらい男」、「あかんたれ」、そして、「細腕繁盛記」ですね。新珠美千代さん扮する加代を「きゃあよ!」と伊豆訛りで思い切り罵倒する正子に扮する富士真奈美さんが記憶に強く残っております。

>仮面ライダー電王
電車通勤ですか?うーん、ライダースナック、ライダーカードにはまっていた私からするとちょっとねえ・・といった感じですね。
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>ぶりゅーわー@ソレイタだ木田様 (giants-55)
2007-01-20 02:34:50
書き込み有難うございました。

TV草創期から1970年代後半にかけて、花登筺氏の多くの作品は一斉を風靡しましたね。ぶりゅーわー@ソレイタだ木田様が挙げられた作品はどれも記憶に残っております。富士さん演ずる正子の牛乳瓶の底の様な眼鏡(こんな表現はもう死語なんでしょうね。そう言えばロイド眼鏡なんて言い方も耳にしなくなってかなりになる様な。)や、あの独特な喋り口調は強烈なインパクトが在りました。恐らく同時期に放送されていたと思うのですが、「おくさまは18歳」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/kindan-hm/okusama.html)にも富士さんは似た様なルックスの英語教師役(渋沢詩子)で登場されていましたっけ。

花登氏に関して後年驚かされたのは、異色の野球漫画として名高い「アパッチ野球軍」の原作も担当されていたという事。マルチな才能ですね。
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花登作品。私も観ておりました♪ (まなぶ)
2007-01-21 22:53:46
giants-55さん、こんばんは!

教育の現場、現在はどんな現実が横たわっているのでしょう・・。
私は体罰よりも、いじめられた記憶の方が強く残っているのですが、
やはり独善的な教師が幅を利かせている教室も強烈な、そして陰鬱な思い出として残っています。
ある種のトラウマかも知れませんが、学校の教師も十人十色でしょうネ。
私にも愛する恩師、尊敬する先生との出会いがありました。
そんな恩師には体罰を受けることなどありませんでした。

返信が遅くなって申し訳ございません。
風見章子さん、懐かしいですネ♪
先代の松本幸四郎さんの「鬼平」で妻・久栄役でした。
上品で、折れ目正しいお婆ちゃまを演じておられましたネ。

スカパー!で「赤いシリーズ」全作の放送がスタートしました。
岸田今日子さん、草笛光子さん、渡辺美佐子さん、左幸子さん、
錚々たる女優さんたちが百恵さんのお母さん役を演じて見応え充分です。

「必殺必中仕事屋稼業」
この作品も現在スカパー!で放送中ですが、
草笛さんの色香に迷っている私なのです(笑)
はぁ、相変わらず年増女(大年増?)に弱い男なのです♪
「どてらい男」
面白かったですネ!
花登作品では、妻の星由里子さんが主演していた、

「ぬかるみの女」
大好きでした♪
憎まれ役の故真木洋子(ひろこ)さんが素敵でした。
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Unknown (HM-LINE)
2007-01-24 21:30:03
いやぁ~、仮面ライダーもついにバイクももてないほど景気悪くなったか・・・というか、電車で来るってやけに現実的ですよね。
電車っていうから朝夕の通勤ラッシュであの格好でいたらどうなるかと想像していたらおかしくなってしまいましたよ。
まぁでも時間ならわざわざ電車じゃなくてドラえもんみたいにタイムマシンを使えば話は早いと思いますがねぇ~。
日産とスズキの関係みたいに、ドラえもんのタイムマシンをOEM供給できればと考えるのは俺だけでしょうかね・・・。
最近は合理化がはやっていますから・・・(笑)。
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