ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

日本プロ野球史上で「最高の投手」

2013年04月24日 | スポーツ関連

日本初のプロ野球チーム」は、1934年12月26日に誕生した「大日本東京野球倶楽部」と言われている。現在のジャイアンツ前身だが、兎にも角にも其れから、今年で79年を迎える事になる。数多の名選手を生み出して来た日本プロ野球だけに、プロ野球好きが集まると、「史上最高の打者(乃至は投手)は誰?」、「守備が一番上手かった選手は誰?」、「史上最強のベスト・ナインは?」といった話題になり、人其れ其れに答えが違ったりするのも一興

 

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「プロ野球史上最高の投手は上原浩治だった!?」(4月21日、Sports Watch

 

通算400勝の金田正一や、通算2,987奪三振江夏豊シーズン42勝の稲尾和久等、昭和の時代にはプロ野球史に残る大投手が沢山た。其れに比べれば、今の投手は最多勝でも15~16勝で、通算100勝投手も現役では5人しか居ない。

 

此れだけ見ると、「今の投手は、昭和の投手と比較にならない程スケールが小さい。」と思ってしまい勝ちだが、今春発刊された「プロ野球なんでもランキング 『記録』と『数字』で野球を読み解く」(広尾晃イーストプレス)によると、現在大リーグ(MLB)ボストン・レッドソックス救援投手で活躍している上原浩治は、日本プロ野球史上最高の投手と言えるのだと言う。

 

では、或る数値に着目している。「奪三振数」を「与四球数」で割った数値を「SO/BB」と言うのだが、此れが高い投手は「三振を沢山取って、四球を与えない優秀な投手。」という事になり、大リーグでは非常に重要視されている数値なのだ。

 

巨人時代の上原浩治は、通算1,376奪三振、206与死球。SO/BBは6.68。此れは2位の成瀬善久千葉ロッテ)の4.88や、3位の土橋正幸(元東映)の4.61を大幅に上回る断トツの1位。公式戦開始から)76年に亘るプロ野球の歴史でも、最も精度の高い投手という事が言える。

 

大リーグでも上原は、其の精度の高さを発揮しており、昨年、MLBレギュラー・シーズンでも上原の「SO/BB」は断トツ1位だったと指摘した記事が挙がると、上原自身がツイッター上で「嬉しい記事が(#^.^#)。」と紹介した程だった。

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昨年の記事「大エース中の大エース」で、「既存の12チーム及び今は無き近鉄バファローズ」に関して、“自分(giants-55)がリアル・タイムで見て来た範疇”で、各々のチームの「大エース中の大エース」を選んでみた。大好きなジャイアンツでは「昭和の大エース」として斎藤雅樹氏を選び、次点で上原投手の名前を挙げさせて貰ったのだが、「SO/BB」という切り口では、上原投手が斎藤氏を上回るどころか、日本一の座に在るというのは「へーっ。」という感じ。

 

「何を以てして、『最高の投手』とするか?」は、色んな考えや指標が在ろうけれど、好きな野球人の1人で在る上原投手が、こういう形で評価されるのは、素直に嬉しい。


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4 コメント

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いろんな切り口が面白い (悠々遊)
2013-04-24 16:48:29
SO/BBですか・・・。なるほど、投手として自己完結型の評価ですね。
となると、打たせてアウトを取るタイプの投手は評価されにくいし。
極端に言えば、1試合全て3球三振を取っての完全試合では81球投げたことになるけれど、初球で全て打ち取れれば27球で試合を終えることが出来る・・・。
まあ不可能では有りますが・・・そういえば「巨人の星」で星飛雄馬が投げた魔球にそんなのが有ったような。

勝ち星の多さでいえば、強力打線の援護が期待できるチームの投手が有利で、逆に貧打にあえぐチームの投手は不利。その点往年の金田投手は貧打の国鉄で勝ち星を積み重ねた上、最後の仕上げに巨人で上乗せしたんだから、やはり大投手だったんですよね。
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>悠々遊様 (giants-55)
2013-04-24 20:33:46
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

自分がもしプロ野球の投手だったら、一番成し遂げてみたいのは「27球投げて、勝利投手になる。」事。「星飛雄馬の如く、バットに投球を当ててる事で各打者1球で打ち取る。」というのに、昔から憧れていました。

「投手と打者、何方が得か?」という議論は昔から在りますが、「3打席の内、2打席凡打に終わっても、1打席ヒットを放てば、超一流選手と見做される打者。」に対して、「何れだけ好投しても、味方の援護が無ければ、少なくとも勝ち投手にはなれない投手。」というのは、個人的に「損だなあ。」と感じます。マウンド上で投げ抜く姿には注目が集まるし、「御山の大将」にも成り得るという“メリット”は在りましょうが。

「400勝投手」の看板が在るカネやんは、未だ恵まれている方でしょうね。元阪急ブレーブスの梶本隆夫氏なんぞは、打線がもっと良いチームに居たら、勝ち星はもっともっと積み上げられたと思うんです。(「通算254勝255敗」と、通算200勝以上を成し遂げた投手の中では、唯一の負け越しが記録された人物。)「運も実力の内。」とは言いますが、本当にそうなのだろうか?
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Unknown (透明人間)
2013-04-24 21:31:14
本当に勝ち星は所属チームによって変わるから当てにはなりませんね
ジャイアンツのピッチャーが取られた三点と他球団のピッチャーが取られた三点では違いますからね
他球団のピッチャーなら三点取られたら負けを覚悟しますがジャイアンツのピッチャーなら三点は相手チームにハンデをやったレベルでは?
確か堀内が言った言葉で「ジャイアンツに居たから努力や練習をしなくても200勝出来た」を聞いた事が有ります
ONを筆頭にV9を達成したメンバーと共にプレーした堀内の正直な気持ちでしょうね
もしかしたら堀内がジャイアンツ以外のチームに入団したら才能+努力+練習で300勝したかもしれませんね
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>透明人間様 (giants-55)
2013-04-25 01:18:50
書き込み有難う御座いました。

「置かれた環境に浸り切ってしまい、結果として努力を怠り、才能を生かし切れない人。」が居る一方で、「恵まれた環境で無い事を“発条”にして、努力に努力を重ねる事で、物凄い結果を残す人。」も居る。清原和博氏の場合、残した実績は凄いし、ライオンズというチームの環境も決して悪くは無かった。でも、彼の高校時代の凄い能力を知っている身からすれば、「もっともっと練習をしたならば、途轍も無い成績を残せただろうなあ・・・。」という残念な思いがどうしても拭えません。

好きな投手の1人だった松岡弘氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B2%A1%E5%BC%98)。弱かった時代のスワローズを支えたエースですが、「もっと強いチームに在籍していたら、200勝なんか軽く超えていただろうなあ。」という思いが在ります。でも、「強くは無かったチームに居たからこそ、負けじ魂であそこ迄頑張れた。」という可能性も在り、此れ許りは何とも言えないですね。
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