地上デジタル受信機能を有するテレビや録画機、カーナビ等(ワンセグは除く。)を購入すると、1台に1枚付いているB-CASカード。このカードを差し込まないと、地デジ放送は受信出来ない事になっている。テレビ等の購入者に無料貸与される形のB-CASカードだが、地デジ対応機が1台売れる度に1枚500円程のカード代を放送局が、又、電機メーカーは1枚100円を手数料として、カードの発行&管理元の「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)」なる企業に支払う事になっている。このシステムに関しては以前から「利権の匂い」をプンプンと感じていたのだが、6月2日付けの東京新聞(朝刊)に「著作権保護 B-CASカードの怪 ~地デジ『利権』の隠し球?~」という記事が載っており、益々胡散臭い思いが。
そもそもB-CASカードの目的は、著作権保護の為と言う。2003年12月に開始された地デジ放送だが、その売りは「何度録画しても画質が落ちない。」事で、「高画質なダビング品を勝手に販売され捲らると著作権が守られない。」という懸念が放送局には当初から在った。だから最初は「ダビング出来るのは1回だけ。」という縛りが、そして「それじゃあ余りに不便だ。」という声が上がった為に「ダビングは10回迄可能。」という縛りに移り変わった経緯が。「10回迄ダビング可能。」等と定めるコピー制御信号と制御を守らせる妨害信号(スクランブル)を放送局は地デジ波に乗せており、B-CASカードは制御システムを遵守するメーカーだけに発行され、妨害信号を外す役割を担っている訳だ。
カードの発行延べ枚数が約4,400万枚で、2007年度には約98億円も売上高を記録したB-CAS社。カード事業を“独占”している同社は民間企業だけれど、その筆頭株主はNHK(18.4%)で、社長は2代続けて元NHKの人間だとか。又、カード発行条件となる録画抑制企画を定めたり、各放送局がB-CAS社に支払うカード代を纏めるのは、総務省系の公益法人が複数関与しており、それ等の上層部に元官僚が多く天下っているのは言う迄も無い。
昨夏迄財務内容が公告されておらず、会社法違反との指摘も在ったB-CAS社。巨額になる集金構造がB-CAS社と公益法人の間で独占的に築かれている訳だが、この法的根拠を総務省に尋ねた所、「放送局と家電メーカーとの話し合いで決定。法的根拠は無い。」と回答したとか。要は「他者が勝手に天下り先を作ってくれただけで、我々は一切関知していない。」と言いたいのだろう。厚顔無恥さも此処迄来れば、「御立派!」と言うしかない。
「著作権保護が目的ならカードで在る必要は無い。」というB-CAS社のコメントには驚いてしまった。ETCもそうだが、我が国で何等かのシステム作りをする際、「国民の利便性やコスト・パフォーマンスの良さ」では無く、「政治家や官僚、そして一部企業にとって、如何に“美味しい”システムを作るか。」を最優先している様に感じる。国民なぞ眼中に無いシステム作りに明け暮れる国家とは、一体何なのだろうか?
そもそもB-CASカードの目的は、著作権保護の為と言う。2003年12月に開始された地デジ放送だが、その売りは「何度録画しても画質が落ちない。」事で、「高画質なダビング品を勝手に販売され捲らると著作権が守られない。」という懸念が放送局には当初から在った。だから最初は「ダビング出来るのは1回だけ。」という縛りが、そして「それじゃあ余りに不便だ。」という声が上がった為に「ダビングは10回迄可能。」という縛りに移り変わった経緯が。「10回迄ダビング可能。」等と定めるコピー制御信号と制御を守らせる妨害信号(スクランブル)を放送局は地デジ波に乗せており、B-CASカードは制御システムを遵守するメーカーだけに発行され、妨害信号を外す役割を担っている訳だ。
カードの発行延べ枚数が約4,400万枚で、2007年度には約98億円も売上高を記録したB-CAS社。カード事業を“独占”している同社は民間企業だけれど、その筆頭株主はNHK(18.4%)で、社長は2代続けて元NHKの人間だとか。又、カード発行条件となる録画抑制企画を定めたり、各放送局がB-CAS社に支払うカード代を纏めるのは、総務省系の公益法人が複数関与しており、それ等の上層部に元官僚が多く天下っているのは言う迄も無い。
昨夏迄財務内容が公告されておらず、会社法違反との指摘も在ったB-CAS社。巨額になる集金構造がB-CAS社と公益法人の間で独占的に築かれている訳だが、この法的根拠を総務省に尋ねた所、「放送局と家電メーカーとの話し合いで決定。法的根拠は無い。」と回答したとか。要は「他者が勝手に天下り先を作ってくれただけで、我々は一切関知していない。」と言いたいのだろう。厚顔無恥さも此処迄来れば、「御立派!」と言うしかない。
「著作権保護が目的ならカードで在る必要は無い。」というB-CAS社のコメントには驚いてしまった。ETCもそうだが、我が国で何等かのシステム作りをする際、「国民の利便性やコスト・パフォーマンスの良さ」では無く、「政治家や官僚、そして一部企業にとって、如何に“美味しい”システムを作るか。」を最優先している様に感じる。国民なぞ眼中に無いシステム作りに明け暮れる国家とは、一体何なのだろうか?
う~ん。
どこもシステムや法の網抜けのようなものがあるようで。x±x
必需品の間に儲けてほくそえむんですかぃ。(゜Д゜)ノ
車のETCもあやしいですわ ETC付けてない車は全額って、やれやれって感じです。
B-CASの挿入部分作る時にメーカー側のコストもかかっているでしょうし、もっと市場にやすく販売できたのではないでしょうか?
海外でも所謂「高速道路交通システム」を導入している国は在りますよね。別段詳しく知っている訳でも無く、あくまでも現地駐在員達から聞いた話でしか語れないし、それに国情の違いも当然在りましょうが、国民に出来るだけ負担の掛からないシンプルなシステムといった感じがしました。それに対して我が国の場合、「特定の組織や人を潤すシステム構築先ず在りき。」といった感じで、それも何とか目先を逸らす為に意図して複雑なシステムにしている様な気すらします。
地上デジタル放送に関して言えば、もっと安くカードを提供出来る様に思うし、そもそもtak様が指摘されている様にあのカード自体が非関税障壁という気もしています。御上は「国民の利益を最優先し、出来るだけコストの掛からないシンプルなシステムの構築。」を第一義に考えて欲しいものです。
健康関連の商品を用いた詐欺商法って在りますよね。或る日突然、近所の一角に「健康増進」を謳い文句にした店がオープン。「通常千円もする食パンが、何と50円で買えます!」等の如何にも胡散臭い広告が入り、それにつられてその店に足を運ぶ人が居る。狭い部屋に並べられた椅子、そしてその前後には販売員がこれでもかと言わんばかりの笑顔を浮かべて挟み撃ち。椅子に座っている客の中に、少なからずの“桜”が混じっているのは御約束で、販売員の掛け合いが始まる。
*********************
「この機械を使いますと、どんな難病でも治っちゃうんです。」
「えーーー、本当ですか!?」
「嘘じゃないんです。XXという有名な先生が○○という権威在る雑誌でも、この効果を発表してるんですよ。」
「そりゃあ凄い!!」
「で、この機械は通常30万円するのですが、この会場に足を運んで下さった方&今日限定で、何と10万円一寸で買えちゃうんです!」
「そんな安くなっちゃうんですか!?買わなきゃ損じゃないんですか?」
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桜が大袈裟に相槌を打ち、「私、買います!」としゃしゃり出るのも御約束。後は熱に浮かされた様に、次々と二束三文の機械を購入する。そして、その店は1ヵ月もすると跡形も無く消え去ってしまう。そんな繰り返しが、日本のあちらこちらで繰り広げられているのでしょう。
この手の詐欺商法で良く使われるのは「簡単な言葉でメリットを紹介する一方で、客が疑問を持ちそうな部分はわざと小難しい言葉で説明する。」、「限定品をアピールし、買わなきゃ損という思いにさせる。」といった手法。政治家や官僚、そして一部企業が自らの利益の為に、妙な国策を押し付ける時、得てして似た様な手法を駆使するもの。
あくまでも私見ですが、「本当に頭の良い人って、難しい事を相手に判り易い言葉で説明出来る。」と思うんです。難しい事を難しく説明するのなんか誰でも出来る。政治家や官僚は自分(giants-55)なぞと違って優秀な人が多いと思うし、「先ず国民の利益在りき。」という思いが在るので在れば、国民本位のシンプルなシステムは作れると思う。「あくまでも自らの利益在りき。」というシステム作りが念頭に在るから、その疾しさを隠す為に小難しい形式にし、尚且つ小難しい言葉でわざわざ説明するのではないか?そんな気がしています。
どんな職業で在れ、「御前等の為にして遣ってるんだ!」という上から目線の傲慢さでは無く、「相手の身になって先ずは考える。」という姿勢じゃないといけないでしょうね。
ビデオテープなら年月を経て画質が劣化しても見るだけなら見れますが、デジタルの場合、一発でデータが飛んで見ることすら出来なくなります。特に光学メディアは。
規制や利権に文句が出てるのではなく「カード方式」だから文句言われてると勘違いしてます。元手がいくらもかからない、ただのプラスチックにしか見えないカード押し売りして大もうけしてるって自覚があるんでしょうね。
カードやめて別の方式で規制かけるにしても、私はデータをナニする方法を探すでしょう。なんで多くの一般人が、海賊版を売るでもないのにそんなマネしなきゃならないのか、胸に手当てて考えてみれとしか言えません。
ま、私は地上波に録画したい番組は殆ど無くて、気になるのはスカパーのHD化による録画規制ですが・・・やっぱり現状では有る程度お金かけて自由に録画できる環境を作るしかなさそうです。地上波はともかく、金払ってまで番組見てくれる視聴者層に対して録画させないって頭おかしいわ。
画質が良いという事でブルーレイ・レコーダーを購入しましたが(液晶テレビが当選したので「それじゃあ、デジタル放送を受信出来る環境にしようか。で、どうせデジタル放送を受信出来る様にするなら、録画もより良い画質の方が良いので、清水の舞台から飛び降りた気持ちでブルーレイ・レコーダーを買おう。」というのが本当の所。)、録画したのをライブラリーとして保管したいとは思うものの、それをダビングして商売しようとは全く思わない。クロ様もそうですが、一般的にはそんな人が大多数・・・と言うか殆どに近いのではないでしょうか。
バックアップの必要性を感じる事も在りますし、“規制緩和”されたとはいえ、未だ未だ不自由さを感じますね。
クリエーターの「著作権保護」という観点は理解出来るけれど、どうもそういった御題目を前面に出し乍ら、遣っている事は「一部の組織や人間の利益に繋げているだけのシステム作り」といった感じがします。
地デジはどうもそれを感じられません。
誰かに聞いたのですが
ラジオも知らぬ間にデジタルになり
買い替えが必要なんだとか
(こちらは要確認)
放送局もデジタル化対応で大変なんだとか。
本当に誰にメリットがある
何のためにやる事業なんでしょうか??