小学校の頃、音楽の授業で使っていた楽器「カスタネット」。ゴムで2枚の板が留められた此の楽器、1枚は「赤色」、もう1枚は「青色」に塗られていたが、当時「赤色は女子の色、青色は男子の色。」という認識が一般的で、此の2つの色が選ばれたと言う。唯、「2枚とも赤色」とか「2枚とも青色」という風にして、其れ其れを「女子用」とか「男子用」としてしまうと、各々の人数把握等が煩雑で在る為、何方の性別でも使える様に2つの色を合わせた形にしたのだとか。
「女子の色」、又は「男子の色」と言えば、自分が子供だった頃のランドセルは、「女子用=赤色、男子用=黒色」というのが定番。記憶違いで無ければ、当時は「赤色」と「黒色」のランドセルしか売られていなかったと思う。大分前から黄色や水色、茶色、紺色等々、様々な色のランドセルが売られているのは目にしていたが・・・。
週刊文春(4月28日号)に「昔は定番中の定番 赤いランドセルの女の子は5分の1」という記事が載っており、其れによると自分が思っていた以上に「女子用のランドセル=赤色、男子用のランドセル=黒色」というのが崩れている事を知った。化学メーカーのクラレが調査した所によると、今年度の新入生が購入したランドセルの色は次の通り。
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【女子用】
ピンク色:50%
赤色:22.5%
青色:12%
其の他の色:15.5%
【男子用】
黒色:57%
青色、又は紺色:34%
其の他の色:9%
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男子用では黒色が未だ過半数を占めているが、女子用ではピンク色が断トツの1位で、赤色を選択したのは約5人に1人という結果に。又、考えが古いのかもしれないが、女子用に青色を選択したケースが12%も在ったというのは意外だった。
子供自身が好む色と、買い与える側の祖父母や父母が好む色が異なるケースも在り、最近では皆の好みを充足させるべく、ツートンカラーのランドセルの人気が上がっているのだとか。
実際の女の子が使っているのはブルー(明るめ)の色のものです。
小学生の女子の好むブランドにブルーを使っているものが多いので、水筒や自転車も、女子向けにはブルーがよく出ますね。
我が家には男児しかいないので両方黒ランドセルを使ってました。
もっとも下は紺色のランドセルを希望したのに、知り合いの値引きのきく店には黒しかなかったので(苦笑)
「青色」というので「ダークブルー」をイメージしていたのですが、実際には「ライトブルー」なんですね。記事でも書きました様に、昔は「女子=赤色」というのが定番でしたが、多様化して来ていという事なのでしょう。
色とりどりになったのも驚きですが
昔は赤と黒だけだったランドセルにも
いろんな色が出てますねえ。
「男の色、女の色」という意識からも
だいぶん自由になってきてるのでしょう。
私も基本的にはピンクのカッターシャツ
(おっとこれは関西式だ)も着ますので
ちょっとづつ、そこから開放されるのは
まあいいことだと思います。
ただトイレの表示で、奇をてらって赤黒逆にしたのがときたまにありますが、
あれだけは「男が黒、女が赤」でお願いしたいです。
(間違えがシャレになりませんので)
「隔世の感が在るなあ。」という思いは在りますが、「柵に囚われる事無く、各々が好きな色を選択出来る環境になった。」という点では自分も悪くない傾向と思います。
唯、仰る様に「トイレの男女表示上での色」は変えないで欲しいですね。実際問題、以前に「女性マークが黒色で表示されたトイレ」に謝って入りそうになった事が在りましたので。