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「東京の携帯料金、矢張り『世界最高』・・・大手3社が高いシェア維持」(7月1日、読売新聞)
総務省は30日、東京を含む世界6都市の2019年度の携帯電話料金を公表した。大容量の20ギガバイト(GB)の料金プランでは、東京が月額8,175円で最高だった。昨年10月に改正電気通信事業法が施行されたことを受け、国内携帯大手の料金は下がりつつ在るが、国際的には依然として高水準で在る事が浮き彫りになった。
調査対象は東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ(ドイツ)、ソウルの6都市で、其れ其れシェア(市場占有率)1位の事業者(東京はNTTドコモ)の価格を比べた。東京は前年度より467円値下がりしたものの、最も安いロンドン(2,700円)の3倍以上だった。
5GBでも、東京は前年度より1,312円安い6,250円だったが、ニューヨークの6,865円に次いで高かった。ロンドンやパリは2,000円を下回っており、日米の料金の高さが際立った。
日本で料金が高いのは、ドコモやKDDI(au)、ソフトバンクの大手3社が高いシェアを維持する状態が続いて来た為だ。総務省によると、海外では新規事業者の参入や、格安スマートフォン会社との激しい競争が、料金の引き下げに繋がっていると言う。
日本では昨年10月、「端末代金と通信料のセット割引を、原則として禁じる事等を定めた改正電気通信事業法。」が施行された。今年4月には楽天が携帯電話事業に本格参入し、2,980円(税抜き)で自社回線の高速通信を無制限で利用出来るプランを投入した。
こうした事が、携帯料金の一段の引き下げに繋がるかどうかが、今後の焦点となる。高市総務相は30日の閣議後記者会見で「諸外国と比べると、依然として高い水準だ。公正な競争環境の整備を通じ、低廉化の実現に取り組んで行く。」と述べた。
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今回調査対象となった6都市、各国シェア1位の事業者の携帯料金(20GBプラン)の高い順に並べてみる。
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東京:8,175円
ニューヨーク:7,990円
ソウル:6,004円
デュッセルドルフ:4,179円
パリ:3,768円
ロンドン:2,700円
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東京が群を抜いて高額なのかと思っていたら、ニューヨークとそんなに変わらないのは意外だった。又、「ソウルも、結構高いんだな。」という思いが。
以前にも書いたけれど、自分は一貫して“ガラケー派”だ。学生時代の友人にはガラケー派が結構存在していたのだけれど、気付いてみれば自分だけとなってしまった。ガラケーで使う機能は通話とメールだけといった感じで、仕事でも私生活でも使うのはパソコン。ガラケーの月額料金は最安クラスだが、其れでも使い切れないで、翌月に持ち越している状態。なので、馬鹿高い月額料金のスマホに切り替える必要性を、全く感じていないのだ。“スマホ業界の平均月額料金”がロンドン並みになれば切り替えも考え様が、今の状態では切り替える気は全くしない。