運転免許の「更新講習」のオンライン化

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「まさか免許の『更新講習』がオンライン化！ 『ゴールド免許』以外でも対象に！ 『マジで有能。』の声も」（１０月２６日、くるまのニュース）

現在、４道府県に於て、「運転免許更新時の講習をオンラインで受講出来る取り組み」が試行されています。

此れ迄は優良運転者のみが受講対象でしたが、此の度一般運転者も受講可能となりました。

では、対象拡大に関しては、何の様な反響が寄せられているのでしょうか。

２０２２年２月１日から、北海道、千葉県、京都府、山口県の４道府県に於て、７０歳未満の優良運転者（ゴールド免許のドライヴァー）が運転免許更新時の講習を、オンラインで受けられる取り組みが試行されています。

オンライン講習の免許更新は、大まかに以下の様な流れとなっています。

「１．受講者がスマートフォン又はパソコンで専用サイトにアクセス。　２．マイナンバーカードを使ってログイン。　３．スマートフォンやパソコンで講習動画を視聴した後、アンケートに回答。　４．運転免許センターや警察署等で更新手続き。」

動画の視聴中には、チャプター毎に確認問題が出題される他、受講者の顔画像を合計３回撮影して、きちんと受講しているかを確認します。

オンライン化されるのは飽く迄運転者講習の部分のみで在り、写真撮影や視力検査、運転免許証の受け取り等は、警察施設で行わなければいけません。

其の為、当初は「結局免許センターに行く必要が在るなら、講習だけオンラインにしても意味が無いのでは？」、「余りメリットを感じない。」という意見も聞かれました。

然し、オンライン講習を実際に受けた人の意見等を纏めた「更新時講習（優良運転者講習）のオンライン化に係る調査研究報告書」によると、「オンライン講習は、対面での講習と比較して便利でしたか？」という質問に対し、全体の９６．８％が「便利だった。」、「稍便利だった。」と回答しています。

更に、「今後もオンライン講習を受講出来るとしたら、利用しますか？」との問いには、全体の９９．５％（１１万７，３６８人）もの人が「利用する。」を選択しており、受講者の満足度が高い状況が窺えます。

オンライン講習の良かった点に関しては受講者から「自分の好きな時間で受講する事が出来た。」、「育児・妊娠中・産後だった為、助かった。」等の意見も多く寄せられており、更新時講習がオンライン化するだけでも、充分な効果が在ったと言えるでしょう。

此の様に好評のオンライン講習ですが、２０２３年１０月２日から受講対象が一般運転者にも拡大され、誕生日が１０月１日以降の人等、一定の条件を満たせば、ゴールド免許で無くても受講出来る様になりました。

但し、優良運転者の場合は講習動画が３０分で在るのに対し、一般運転者講習は４０分です。

そして、一般運転者のみ動画視聴後に運転適性診断が在る他、顔画像の撮影を行う為、優良運転者よりも長い時間を要します。

オンライン講習の対象が一般運転者に拡大される事に関してＳＮＳ上では、「マジで有能。」、「内の県でも遣って欲しい。」、「一般運転者の人も受講出来るなら、遣ってみようかな。」といった好意的な声が寄せられています。

其の一方、「一般運転者に迄対象を広げちゃったら、ゴールド免許の意味無いんじゃ・・・。」等、優良運転者と余り差別化が図られていない事に疑問を持つ声も聞かれました。
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御金が無かったので、運転免許証を取得したのは社会人になって暫く経ってから。なので、取得してから３０年程になる。同年代と比べると、短い方だろう。

以降、運転免許証の更新を何度もして来たが、“ゴールド免許”の期間が殆ど。よって、一般運転者よりは更新手続きで“優遇”される事が多かったけれど、其れでも態々警察署に行って受講するのは非常に面倒だった。

更新講習のオンライン化が進むというのは魅力的で在るけれど、不満なのは「“ゴールド免許の優位性”が、益々低くなった。」という点。と言うか、抑、「ゴールド免許の優位性は、もっと高くて良いのでは？」という思いが在る。例えば「ゴールド免許の継続が一定年数以上ならば、更新手数料をもっともっと下げる。」等、「無事故＆無違反状態が長ければ、こんなにもメリットが在るんだ！」と、多くの運転者が痛感する程の優位性が在っても良いと思う。