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「ファイザー副反応、100万回に10回=モデルナは基準該当無し-厚労省部会」(6月23日、時事通信)
厚生労働省は23日の専門部会で、「米ファイザー製新型コロナウイルス・ワクチンの副反応の内、強いアレルギー反応『アナフィラキシー』の報告件数が13日時点で、100万回当たり10件だった。」と明らかにした。5月30日時点の13回から減少した。
今月13日時点の接種回数は約2,324万回で、アナフィラキシーは238件だった。一方、米モデルナ製の同日時点の接種回数は約44万回で、医療機関からはアナフィラキシー疑いが4件報告されたが、国際基準に該当する症例は無かった。
ファイザー製ワクチン接種後の死者は18日迄に新たに159人報告され、計355人となった。老衰等も含まれ、接種との因果関係が認められた死者は居ない。モデルナ製の接種後の死者は1人確認され、専門家が因果関係の有無を調べている。
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「ファイザー製新型コロナウイルス・ワクチンの接種で、アナフィラキシー反応が出たのは、約2,324万回中238件。」という事は、アナフィラキシー反応が出る確率は「約0.0010%」(モデルナ製の場合、約0.0009%。)。此方の情報によると、「四つ葉のクローヴァーが出来る確率は約0.001%。」という事なので、略同じ確率という事になる。「四つ葉のクローヴァーが出来る確率と一緒。」となると、「そう少なくは無いなあ。」という感じが。
で、個人的に一番気になるのは、“ワクチン接種後の死者”に付いて。「ファイザー製新型コロナウイルス・ワクチンの接種回数は約2,324万回で、接種後に355人が亡くなっている。」という事なので、単純計算(接種回数が人によって1~2回と異なるので、厳密な計算とはならない気がするので。)では死亡率は「約0.0015%」という事になり、アナフィラキシー反応が出る確率よりも少し高い。(モデルナ製の場合、0.0002%。)
唯、元記事に記されている様に、亡くなった人の中には老衰等、接種との因果関係が不明なケースも在るとか。中には自殺者も含まれていると言われ、そうなると因果関係を明確にするのは、非常に難しいと思われる。
抑、「(政府が接種を認めた)新型コロナウイルス・ワクチンの接種は、個人の意思に任され、強制では無い。そして『接種によって健康被害が出た物。』と厚生労働大臣が認定した時は、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられる。」となっている。接種による因果関係が「在り。」と認定されれば、国による救済が在る訳だが、此の国の過去の対応を顧みると、「因果関係が認められる事って、無いに等しいのでは?」と思ってしまう。「ああだこうだ難癖を付けて、因果関係を否定する。」というのが、此の国の基本姿勢だから。