ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

又、パフォーマンスですか?

2005年10月19日 | 政治関連
小泉首相が靖国神社を参拝した。首相という立場で在る以上、個人的には靖国参拝を避けた方が良いと思っている(その理由に付いては、以前「初参拝」という記事及びそのコメント欄で書かせて戴いた。)のだが、此処ではその是非を書こうと思っている訳ではない。何故この時期に行ったのかが引っ掛かっているのだ。

「念願だった郵政民営化法案が可決&成立し、来月からの外交日程を考えると、このタイミングしかなかったから。」とか、「同日から秋季例大祭が始まったから。」という理由が巷間言われているが、それよりも他の理由が在ったのではないだろうか。

定期的にパフォーマンスをして存在をアピールしているだけのファイヤー議員自身のブログにもかなり批判が集まっている様だが。)よりは未だましなのかもしれないが、同様にパフォーマンスが御得意な小泉首相。彼がサプライズな言動を為した際には、大概何か裏が在る。自分が思うに、今回のパフォーマンスは今週末に投開票される参院・神奈川補選の為ではなかったかと。

今回、自民党公認候補として出馬している川口順子元外相(肝心要な時には表に出て来なかった、単なる英語の上手いだけの人というイメージしかない。)。小泉首相の大の御気に入りの彼女は、下馬評で一歩リードしているとはいうものの、先般の自民党圧勝劇に不安を持つ有権者の”揺り返し”が無いとは言えない。そこで、仮想敵を作り上げて自らに利する状況とするという、何時もの小泉パフォーマンスで引き締めを図ったのではなかろうか。

靖国参拝によって当然起こるで在ろう中国や韓国からの反発。それに対して、「内政干渉だ!」という国民の声を喚起し、他国にも強い姿勢で臨む小泉首相&自民党を猛アピールする事で、自民党公認候補への票を上積みしようと意図したのでは?

深読みに過ぎるかもしれないが、長期的なヴィジョンや深い思慮を感じられず、その場その場の思い付きでの言動をどうしても感じてしまう小泉首相なので、そんな気がしてならない。
コメント (19)    この記事についてブログを書く
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19 コメント

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コメントありがとうございました (issie)
2005-10-19 04:07:16
本を借りてこられるとのことでありがとうございます^^女性が薦めてただけあって男性にはない視点が楽しめます。



今回の参拝の是非はおくとして、問題山積の中でこれが「行動力」かと思うと笑うしかありません。。

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Unknown (やま)
2005-10-19 16:09:01
今回の参拝は自分は神奈川補選の為というよりも、秋から冬にかけての外交日程に配慮してこの時期になったのではないかと思います。首脳会談で直接『苦言』を呈されてしまえば、その後に行きにくくなってしまいます。が、会談数ヶ月前にしかもいままでの参拝形式からすると大きく譲歩したように見える方法で参拝したのですから、国内の靖国支持派に対しても顔が立ちますし、1年に1回行くという『公約』?も果たせます。本来でしたら、終戦記念日前後に行きたかったのだと思いますが、衆院選の争点をぼかす口実を与えないための今回の参拝でなかったかなと思います。まぁ、どっちにもいい顔しいという印象です。



マスコミが騒ぐほどに国民は関心を寄せてはいないんじゃないかなと思います。
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一国の首相としての参拝 (Tempelhof)
2005-10-20 00:36:02
党利党略、個利個略は別として、

祖国に殉じた先達たちに一国の長が敬意を表すること自体は当然の事であると思いますね。

政争の道具にされかねない危惧はありますが・・・・。



私の一族には大東亜戦争で戦争指導に当たった者も、

一兵士として辛酸を舐めた者も居ります。

靖国の地には瓦解以来の多くの英霊が奉られております。

この国の歴史を観るに、

この方達の存在を消し去ることはできません。

なぜなら、

それはこの国の歴史を否定し、

民族を否定することになるからです。



先の大戦から半世紀を越えた今だからこそ、

歴史は正しく評価されるべきだと思います。

一国の首相がその国の戦没者に黙祷することを、

極当り前のものとして受け入れられない世論を悲しく思います。



路傍の石仏に自然と手を合わせるように、

さりげなく参拝してくれないかなぁ

そう思うのですね。ハイ!
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>Tempelhoh様 (giants-55)
2005-10-20 02:42:28
書き込み有難うございました。



以前にも何度か書いた事なのですが、故人に対して畏敬の念を持つ事は大事だと思いますし、ましてや祖国の為に準じた方々を悼むのは人間として自然な事だと思っています。そして、他国に阿たり、卑屈になる必要も全く無いと思っています。



しかし、一国の首相が内外的に法律面&感情面で少なからずの問題が在る状態で靖国参拝を強行するのは、個人的には避けた方が好ましいと思うんです。首相としての立場で言動する事の影響と国益のバランスを考える必要が在ると思うんですね。



それと、靖国神社という場所の特異性も考える必要が在るのではないかと。あそこは英霊が祀られている所で、その英霊という概念の中に、戦争で亡くなった市井の人々は含まれてないと聞きます。戦地に赴いて亡くなった軍人だけが英霊で、銃後の民として国内で御国の為に”戦って”亡くなった一般人はあそこに祀られていないとなると、靖国参拝だけで済ませてしまうのは片手落ちというか、単なる遺族会へのパフォーマンスに過ぎないのでは?という気持が強くなるんです。



国会答弁を見ていても、自分の関心の在る事に付いてはツラツラと述べる小泉首相も、他の事柄(仮に関連事項で在っても。)に付いては、判で押した様な好い加減な答えになってしまう所に、どうしても総合的な深い思慮に基づいて言動しているという気がしないのも、「この人は長期的なヴィジョンや深い思慮の元に、”落とし所”を考慮した上で言動している訳ではないな。」と思えてしまい、不安を掻き立てられる所です。
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いかがでしょう。 (通りすがり。)
2005-10-20 04:57:49
 拝読しましたが、何点か気になります。

 

 最大の点は、巷間良く目にする「国益」という点です。議論の的になるのは経済面ばかりですよね。敗戦以来その経済的な国益を優先して今がある我が国ですが、様々な閉塞感に満ち溢れていませんか。国が追い求めるものが経済的な利益だけでいいのでしょうか。

 そもそも、国益を損なうと主張する方たちは中・韓が声高に叫ぶ内容を、もっともだと思ってらっしゃるのでしょうか。相手の言うことを検証せず、身内の姿勢ばかり批判するマスコミのありかたに疑問を感じないのでしょうか。



 もっと思うところはありますが、論旨からずれてしまいそうなのでこの辺で。ちなみに私は右翼でも、思想家でもない一サラリーマンです。
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こんにちわ… (super_x)
2005-10-20 12:11:12
何故、この次期の参拝だったのかは、外交日程が決まり、あまり相手にしたくない純ちゃんは、こう考えたわけです。

靖国参拝すりゃキャンセルになるなと…

でも、いつものようにやれば、国内のIQの低い、馬鹿どもが騒ぎ出すよな。

じゃぁ、純ちゃん、俺が、靖国と打ち合わせに行くわ。どうすれば、違憲判決と思っている連中を誤魔化せるかさぁ~by飯島

って、妄想してます。
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>通りすがり。様 (giants-55)
2005-10-20 20:13:46
初めまして。書き込み有難うございました。



国益という言葉が多く意味する所は、通りすがり。様が御指摘しておられる様に経済面となるのですが、他にも国防や文化交流といった面も含まれると思うんです。以前にも何度か書いたのですが、中国や韓国の主張している事柄には、納得出来る所も在りますが、疑問を感じずにはいられない所も多々在ります。内政干渉とも思える事を主張する一方で、東シナ海での天然ガス田開発を進めていたり、竹島を不法占拠したりと、身勝手極まりないなあと憤りを感じるのは事実です。又、戦争という或る意味”非日常”な世界に於いて、平常時の理屈を当て嵌めるのはどうかという思いも確かに在ります。



とは言え、戦争という世界は勝者の理屈が全て「正」となり、敗者の側にどれだけ正義が”在ったとしても”、敗者になった以上勝者の理屈を甘んじて受けざるを得ないというのが、これ迄の流れですよね。これは、日本が勝者になった時にも同じ理屈で敗者に対峙したと思います。



中国等が主張する戦争被害には、”白髪三千丈”的な無理の在る部分も確かに在ります。でも、実際に従軍した日本人の証言(後藤田正晴氏等。)を検証すると、靖国神社が製作したビデオ等で主張する「日本兵は一人たりとも現地人を惨殺しなかった。」というのも、同様に無理が在ると思うんです。自虐史観はウンザリですが、さりとて過去の事実と真摯に向き合い、反省すべき点はきちんと”認識”した上で、前向きな友好関係をどう構築して行くか考えて行く事が大事ではないかと。



前振りが長くなり過ぎて申し訳在りませんが、中国等は日本と比べると交渉事に於いては百戦錬磨の相手です。相手の挑発に乗っかって、日本の側も挑発するというのでは、敵の術中に陥るだけではないかと。国防等、明らかに他国の干渉を受けるべきものではない件に関しては、自国の主張を毅然として行ない、干渉を突っ撥ねるのは当然。しかし、靖国参拝という小泉首相の私情の部分に負う事柄に関して、”敢えて”挑発を行う事が日本の国益(この場合の国益は経済的な部分も在りますが、それ以上に相手を無意味に刺激して余計なトラブルを背負い込むという国防的な意味合いでのデメリットを考えているのですが。)にとって意味在る事なのだろうかという事なのです。



極論すれば、日本国民全員が”自由意志”に基づいて靖国参拝した場合に、中国等がどういう言うのは明らかに内政干渉です。でも、立場が首相という人間が参拝する事は、法律的&感情面を考慮した場合、国益(意味合いは上記したのと同じです。)に適わないと思うのです。



前記しましたが百戦錬磨の相手ですので、真正面からぶつかるのではなく、首相が参拝しない事で”貸し”を作ったりという”腹芸”的なものも外交には必要ではないかと。勘違いして戴きたくないのは、戦火に倒れた方々を外交の具にし、軽んじているというではない事です。これも前に書いたのですが、”真に”戦没者を悼む気持が在れば、四六時中何処でも悼める訳ですし、借りに靖国参拝しなかったからと言って、首相の心の中の悼む気持が消滅する訳では無い筈。人の心の中迄は縛れません。刀を収めて、”実利”(経済的な意味だけではなく。)を取るというのも、一国の首相として大事なのではないでしょうか。特に相手は権謀術数が渦巻く国ですから(笑)。



小泉首相に深慮遠謀が在った上で靖国参拝をしたというので在るのかもしれませんが(恐らく無いと思いますが。)、そうなると今度は靖国神社に市井の戦没者が祀られていないという特異性が引っ掛かる所です。そこ迄私情を貫徹するので在れば、”最低限でも”「無名戦士の墓」と言える千鳥ヶ淵戦没者墓苑も同時に参拝しないと片手落ちではないかと感じもします。



何か纏まりの無い文章になってしまって申し訳在りません(^o^;;;。



これからも宜しく御願い致します。
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理解できます。 (通りすがり。)
2005-10-20 22:12:51
 理解はできるのですが・・・どうも引っかかってしまうのです。

 

 中・韓はしきりに謝罪をしろと叫んでいました。過去の総理が何度も謝罪してるのに。で、今年も小泉総理が謝罪の言葉を述べました。それを受けてのかの国のコメントは、「言葉だけではなく態度で示しなさい」というものでした。もうこの時点で対等な関係じゃないでしょ?先生と生徒の会話のようだと感じました。国交正常化の時に、名前こそいろいろだったようですが、多額の賠償金を受け取って過去を清算したんじゃなかったんですか?



 いつまでも先延ばしにせず、もうケリをつけてほしいのですよ。盛んにわが国に対して軍国化を懸念するとコメントしてますが、お前に言われたくないよ、という気分は誰もが感じているのではないでしょうか。



 振り返って日本の過去に目を向けると、私などよりもはるかに若い青年たちが「靖国で会おう」と言って、時には高揚させるために覚せい剤まで打たれながら、敵艦に突っ込んでいったという事実は変わりようがありません。そう考えると、靖国以外の慰霊場所を、などという案は、死んで行った青年の想いをまるで無視した逃げでしかないように思います。



 譲るべきところと譲ってはいけないところがあるとしたら、靖国は譲ってはいけないところではないでしょうか。千鳥が淵では毎年戦没者を悼む式典が開かれて、国を挙げて祈りが捧げられているのですから。



 通りすがりとは書きましたが、かねてからブックマークして拝読していました。楽しみにしてます。
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恐らく... (彩木 翔)
2005-10-20 23:39:59
天安門で行われた人民虐殺の件や、拡大する貧富の差を

なんとかしてごまかしたい一心なのが、(赤い貴族)現中国共産党幹部なのでしょう。

その為には何でも利用したい....中でも一番分かりやすいのは、大日本帝国主義に対する人民のアレルギーです。....かと言って、中国も完全に国交を断絶するまで日本を敵にまわす事はしたくないし出来ない...。

『両国の国益』を考えるならば、中国は人民の目を国外の敵に向けさせておく事で、『経済発展や社会秩序を安定』を図る....そして日本はその恩恵に与るわけで、そう考えると靖国参拝は中国政府と小泉さんとの密約によるパフォーマンスと思えなくもないです。

だって、今の世界にとって中国が内乱でクラッシュすることは最悪のシナリオでしょう?

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>通りすがり。様 (giants-55)
2005-10-21 01:34:09
ブックマークをして戴いていたとは、恐悦至極の思いです。有難うございます。



「理解は出来るのだが、どうにも引っ掛かってしまう。」という御気持は良く判ります。と言うのも、一人の日本人として、通りすがり。様が書かれておられる様に、歴代の首相や天皇が何度も謝罪を行っているのに、もうこれ以上どうしろって言うんだ!という思いは自分も在るからです。



思うのですが、「中国&韓国政府の反発」と「中国&韓国の国民の反発」というのは分けて考えるべきではないでしょうか。つまり、中国&韓国政府の反発というのは、反発という形を取る事で何等かの”見返り”を求める外交テクニックの色合いが強く、中国&韓国の国民の反発は、各々の政府による歴史教育の影響が大きい事も然る事ながら、”実際に”身内(かなり広範囲な場合も含め。)が日本によって酷い目に遭ったという事から来る、政府レベルの反発と比べると”純粋な”反発という色合いが強いのではないでしょうか。



又、翻って日本側の事を考えると、歴代首相や天皇が謝罪を行って来た一方で、政治家達の余計な一言が相次いで来た事が、相手に付け込む隙を与えている様にも思います。この一言が、「南京大虐殺に付いては、中国政府が挙げている様な”白髪三千丈”的な犠牲者数は在り得ない。」というものならいざ知らず、「南京での虐殺行為はゼロ。」といった極端過ぎるものが多かった事が問題だったと思うのです。



自分は過去に知覧特攻平和会館やひめゆり平和祈念資料館、広島平和記念資料館等、戦争に纏わる場所を幾つか廻って来ました。どの様な形で在れ、御国の為に命を失った方々の記録を前にして、何度も滂沱しました。彼等&彼女等の記録から感じられるのは、とてつもない死の恐怖と向き合い、そして愛する者達の為に亡くなっていったピュアな心でした。ですから、小泉首相が知覧特攻平和会館で涙したのも、一人の人間としては非常に良く理解出来ます。唯、小泉純一郎は一人の人間である前に、全ての日本人の命運を握った首相という立場を意識すべきだろうと自分は思うのです。戦没者の尊厳を守る事は大事な事です。でも、首相という立場で在れば、己が心の中でその尊厳を守り通しながら、日本及び日本人の為になる最良の道を選択して行く必要が在ると思うのです。



今回の靖国参拝という行動が、その意味で最良だったのか、意見は分かれる所でしょうが、一国のトップとしては日本及び日本人にとってベストと思えば、”腹芸”も非情さも時には必要と思われ、敢えて挑発めいた事をすべきではなかったのではないかという思いがどうしても残ってしまいます。



それと日本政府は、中国&韓国政府の様に感情的にならずに、ODA等の形でどれだけ両国の繁栄の為に尽くし来たか等を、”理性的に”アピールして行く事も必要かと思います。百戦錬磨の相手(これは両国民というよりも、両国政府という意味合いですが。)に、同じ土俵で相撲を取る事はないと考えています。
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